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AI動画編集の年表2022-2026|現場で何がどう変わったか

公開日: 2026年9月1日 最終更新: 2026年9月12日 執筆: 山田一真(カズマル)|株式会社ブイスト代表
AI動画編集の年表 2022→2026

はじめまして。この記事を書いた人です

山田一真(カズマル)動画編集スクール「ブイプロ」代表/株式会社ブイスト

  • 2019年12月、報酬500円の動画編集案件から個人で仕事を始める
  • 個人受注から法人・代理店の案件へ広げ、2022年に株式会社ブイストを設立
  • 2025年8月、同社の株式を株式会社エフ・コード(東証グロース・9211)へ譲渡。現在も福岡を拠点に運営を継続
  • 受講生から寄せられた成果報告 延べ555件・実人数380名を自社で集計し、内容を公開している

この記事を書ける理由:2019年から動画編集の現場にいて、各年に自分が何を言っていたかが発信として全部残っています。2024年の「AI元年」宣言も、2026年の自己批判も僕自身の言葉です。この年表は集めた資料ではなく、実際に通ってきた道として書きました。

結論から書きます。2022年から2026年までの4年間で、AI×動画編集の世界で本当に変わったのは技術じゃありません。変わったのは編集者に求められる役割です。作業の速さで評価される時代が終わって、何を残して何を削るかを判断する思考にお金が払われる時代になりました。技術の進化は、その役割の変化を加速させた燃料にすぎません。

動画編集の現場に2019年から立ち続けてきた立場で、この4年に何がどう変わったのかを年ごとに並べていきます。ツールの流行り廃りではなく、「評価のされ方がどう動いたか」を軸に読んでください。

この記事でわかること

  • 2022年から2026年まで、年ごとに何が変わったのかの全体像
  • 「動画があればOK」→「派手ならOK」→「成果が出るならOK」という価値基準の3段階
  • AIがすでにできること/まだ人が担っていることの線引き
  • 単価の考え方と、編集者の役割がどう移動したか
  • 工程別に見た「AIに渡した仕事」と「人が持ち続けた仕事」
  • 今から始めるのは遅いのか、次に消える作業は何かへの答え

まず全体像:4年間の変化を1枚にまとめる

細かい話に入る前に、年表を1枚の表にしておきます。以降の各章は、この表の解説だと思ってください。ここで扱わないのは、特定ツールのリリース日やバージョンといった細かい日付です。年表として意味があるのは「現場の実感がいつ切り替わったか」のほうなので。

時期 技術の側で起きたこと 編集者への影響
2022年ごろ AIはまだ編集実務の中心ではない。動いていたのは供給側(編集者の数) 同じポートフォリオの編集者が並び、価格競争が進む
2023年ごろ 生成AIが一般語になり、文字起こしや文章整形が身近になる 「AIツールに逃げる」動きへの警戒が生まれる
2024年ごろ 文字起こし・素材生成・図解・BGM生成が実務フローに組み込まれ始める 「AI元年」の認識。上と下の二極化が明確になる
2025年ごろ AIを使うことが前提の作業環境へ。自作プラグインやスキル運用まで到達 使えないと同じ土俵に立てない、という認識に変わる
2026年 「AIで全部終わる」という語り口への揺り戻しが起きる 自動化できる範囲と、単価の源泉になる判断領域が切り分けられる

前提:年表の下に流れている「3つの世代」

年表を技術だけで読むと、本質を外します。技術の下では、もっとゆっくりした地殻変動が起きていました。求められる動画の基準が、3段階で変わってきたという話です。

第1世代(2018〜2019年ごろ):動画があればOK

当時はYouTuberもインフルエンサーも自分で編集するのが当たり前で、「編集は自分じゃなきゃできない」という感覚が残っていました。そこに代行が現れて、「他の人に任せてもカットやテロップを入れてくれるなら楽じゃないか」となった。つまり動画が存在するだけで価値があった時代です。僕が動画編集を始めたのも、この世代でした。

第2世代(2020〜2023年ごろ):派手ならOK

次に来たのは装飾の時代です。テロップがなんとなくいい感じで、右上左上にも情報があって、見た感じでグッとくればいい。「AEが使えれば単価が上がる」「広告動画なら単価が高い」という認識が広がったのも、この世代です。心当たりのある方、多いんじゃないでしょうか。

第3世代(2024年〜):成果が出るならOK

そして今は、成果が出る動画にお金が払われる時代になりました。求められる動画が変わったということは、高単価の基準も変わったということです。第2世代の考え方のまま2025年以降に突入した人は、置いていかれています。誤解してほしくないのは、AEや派手な演出がダメだという話じゃない、という点。ダメなのは「派手にすれば単価が上がる」という因果の思い込みのほうです。この世代交代の詳細は動画編集3.0で別途整理しています。

2022年 — AIの前に、市場の構造が先に動いていた

AI×動画編集の年表を2022年から始めるのは、この年がAIの年だったからではありません。むしろ逆です。AIが来る前に、すでに市場が変質していたことを確認するためです。

2019年ごろにビジネス系YouTubeの流行とともに動画編集が副業として広がり、2021年ごろにはスクールが急増して民主化しました。企業のYouTube参入も重なって、仕事は本当に増えていた。ただ、同時に供給も爆発的に増えたんですよね。クラウドソーシングで「動画編集」と検索すれば膨大な数がヒットして、案件の椅子を完全に取り合う状態になっていた。

問題は、増え方の質でした。初心者を「初級者」(カット・テロップ・ソフト操作ができる)で止める教育が多かったので、市場には同じレベルで同じポートフォリオの編集者が溢れました。まったく同じラーメン屋が店名だけ違って10軒並んでいたら、人は安い店に入ります。この安売りバトルを続けた結果が、当時の相場です。1本200円という案件は、AIが原因で生まれたわけじゃありません。

この年に僕自身がやっていたのは、企業へのYouTubeコンサルティングでした。運用代行ではなく、データを見て設計する側の仕事です。今振り返ると、「作業ではなく判断を売る」という後の答えは、AIが来る前からすでに市場に用意されていたということになります。

2023年 — 生成AIが話題になり、まず生まれたのは「警戒」だった

生成AIが一般語になったこの時期、動画編集の界隈で最初に起きたのは歓迎ではなく警戒でした。当時、僕が繰り返し言っていたのはこういう内容です。

「すぐ稼げそうなスキルに逃げるな。AIツールは毎週新しいものが出て、数ヶ月で使えなくなる。誰でも使えるから0→1層が集まって価格競争になる。Premiereのスキルは延長線上に積み上がる」

この警戒は、後から見ても外していなかったと思っています。実際、この4年間で名前が消えたツールは数え切れません。一方で、波形を見てカットを判断する感覚や、テロップの改行位置を決める判断は、ツールが変わっても持ち越せました。積み上がるものと、積み上がらないものがある。2023年に確認されたのは、この一点です。

ただ、この年の警戒は翌年に自己修正されることになります。「積み上がらないから触らなくていい」ではなく、「積み上がらないものは道具として使い倒せばいい」に変わったからです。

2024年 — 「AI元年」宣言と、二極化の明確化

2024年、僕は自分の発信でこう言い切りました。「去年が元年と言われるが、僕は今年が元年だと思っている。動画編集事業にAIはめちゃくちゃ乗り込んでくる。AIがやれること以外の仕事をやらないと本当にやばい」

この年、AIは初めて「話題」から「工程」になりました。具体的には、文字起こしと整形を経てテロップデータ化しPremiereに流し込むフロー、素材動画の生成、図解の生成、オリジナルBGMの生成といったものが、実務の中に入り込んできた。試しに触るものではなく、納品物の一部を作るものになったということです。

同時に、市況の言葉も変わりました。この年以降の市場を、僕は「二極化」と規定しています。下位の単価は下がり続け、上位層の単価は上がる。失墜するのは、いわゆる単純作業労働者です。えー・あー消し、そのまま文字起こし、なんとなくBGM、配布テンプレのドラッグ&ドロップ、言われたことをやるだけ。自分の力で何かを生み出せない人の単価は上がりにくいという構造が、この年にはっきり見えました。

ここで大事なのは、単価が下がった原因をAIだけに押しつけないことです。要因は少なくとも3つあります。①AIの台頭、②スクール増加で初心者のクオリティが底上げされ「誰でもできること」の範囲が広がったこと、③そもそもの供給過多。AIは3つのうちの1つでしかありません。

2025年 — 「使えるか」から「使えて当たり前」へ

2025年は、AIに対する言葉遣いが決定的に変わった年でした。当時の僕の発言はこうです。

「AIなんてまだ実務に使えない、そんな時代はとっくの昔に終わりました」「AIを使えない編集者は、スマホがあるのにガラケーを使っているようなもの。同じ土俵にすら立てていない」

この年、僕たちはスクール内にAI×動画編集の専門部門を立ち上げました。カリキュラムでは、テロップ入れ・画像生成・図解・BGM/SE生成・ロゴ生成までが一通り自動化の対象になりました。手応えとして残った言葉が「AIはすでに80点は出せる」です。編集歴1ヶ月の人が手で作るテロップより、AIを1時間学んだ人が出すテロップのほうが上、という状態が現実に起きました。

最先端では、Premiereからデータを書き出してAIに渡し、無音部分を前後数フレーム残して自動カットさせ、テロップまで戻す、という運用も回り始めました。ここで得られた知見が示唆的です。「調教できないツールは成長しない」。設定を書き換えられる仕組みなら、部下が間違えたときにマニュアルを直すように育てられる。逆にブラックボックスのツールは、痒いところに手が届かないまま止まります。

同時に見えた「便利ツールの罠」

ただし2025年には、逆方向の現実もはっきりしました。みんなが同じものを使えば、それは当たり前になるということです。

プリセットやテンプレを受け取って編集が速くなり、クオリティも上がった。それで単価は上がったでしょうか。ほとんどの人の答えはノーのはずです。発注する側もそれを知っています。「プリセットでできるなら、このクオリティは当たり前だよね」「自社でそれを使えばいいから、わざわざ編集者に依頼しなくていいや」となる。便利になるほど、あなたに依頼する理由は薄くなる。これはAIツールにも、そのまま当てはまる構造です。

2026年 — 揺り戻し。「AIで楽して稼げる」への自己批判

そして2026年、僕は自社のAI発信を公開の場で自己批判しました。事業部長から直接、こう言われたのがきっかけです。

「最近、AIとりあえず出しとけばええんじゃね、を感じる」「AI使ってワンクリックで全部終わりました、みたいな。言葉を選ばずに言うと、情弱の人を狩るようなポストが増えた」

身に覚えがありました。そして実害もデータで出ていた。インプレッションは伸びるのに売上がついてこない。「1秒で動画が作れると聞いてきました」という人が来て、入会をお断りする数が増える。バズと事業が乖離していたということです。

この揺り戻しを経て、2026年時点での見解はこう定まりました。

「AIは100%の作業のうち60%くらいは自動でいける。でもそのまま出すとクオリティ的にダメ。カットは間が微妙、テロップは微妙。単価1〜5万円の案件で大事なところは、AIではできない」

60%という数字が示しているのは、AIの限界ではなく境界線の位置です。残りの40%が何であるかを言語化できる人と、できない人の差が、そのまま単価差になっている。全自動化がなぜ成立しないのかはAI全自動編集の神話で詳しく分解しています。

単価と役割は、こう移動した

4年間の変化を「役割」の軸で並べ直すと、次のようになります。単価の記述は、僕が現場と発信の中で実際に見聞きしてきた水準への言及であり、特定の収入を保証するものではありません

時期 評価軸 編集者の役割 語られていた単価の傾向
第1世代(2018〜2019年ごろ) 動画があればOK 作業の代行者 参入初期は、簡単な編集でも比較的高い水準が語られた時期があった
第2世代(2020〜2023年ごろ) 派手ならOK 装飾の担当者 AEや広告動画なら高い、という認識。一方で供給増により、1本数百円という案件も生まれた
第3世代(2024年〜) 成果が出るならOK 伝わる編集の設計者 下位帯は下がり、上位帯は上がる二極化。AIで代替しにくい領域として単価1〜5万円帯が語られる

ここで見落とされがちなのが、市場構造のもう1つの変化です。クライアントの目利き力が上がりました。 今、動画編集に単価3万円や5万円を払える人は、儲かっている人です。儲かっている人は、動画を使ったマーケティングができている人です。そういう人は「キラキラしているか」で動画を判断しません。「この編集、シンプルだけど、めちゃくちゃ伝わるな」に気づける。発注側の解像度が上がったこと。これが第2世代の価値観を過去にした最大の要因だと思っています。

工程で見る「AIに渡した仕事」と「人が持ち続けた仕事」

年表の帰結として、僕は動画編集の仕事を5工程に分けて考えるようになりました。料理に例えるとわかりやすい。AIが下ごしらえをして、人間が味付けと盛り付けをする。 味の決め手を人間が担当するから、腕がある人がより評価される構造になります。

  1. 営業 ── 自動化する。巡回と一次選定、下書きまで任せて、送るかどうかだけ決める
  2. 進行管理 ── 自動化する。スプレッドシートを手で整えても売上は増えない
  3. 品質チェック ── 自動化する。誤字脱字やフレームずれは、体調に左右される人間より機械のほうが確実
  4. 編集(演出) ── 人間が持つ。下処理はAIに渡すが、どの間を残すかは人が決める
  5. クライアントへの提案 ── 人間が持つ。自動化できるが、やらないほうがいい領域

この5工程のうち、上の3つをどれだけ手放せるか、下の2つをどれだけ伸ばせるか。いま効いている分かれ目は、そこです。

工程 AIがすでにできること まだ人が担っていること
カット 無音を検出して一括で切る どの「間」を残すか。案件ごとに基準を決めること
テロップ 文字起こし→整形→一括流し込み 強調の設計、色に意味を持たせる判断、改行位置
画像・図解 文言から画像や図解を生成する その絵で本当に伝わるかの判断、目的との整合
BGM・SE コンセプトに合わせて生成する どこに置くか、そして置かない判断
営業・進行管理・品質チェック 巡回、下書き、更新、チェックの自動化 受けるかどうかの意思決定
提案 案を量産する 相手の事情に合わせて選び抜くこと

無音カットひとつ取っても、境界線は明確です。ビジネス系なら0.3秒以上の無音を切る、エンタメ系なら複数人が話すので短い無音は残す、というように案件ごとのチューニングが必要になる。全自動で出したものをそのまま納品するのは、依頼をいただいている以上やるべきじゃない。最後は人間が見て、ここは間を残そう、ここは詰めよう、と判断する。その脳みそを空けておくために、まず機械的な無音を消しておくんです。

案件の種類はどう広がったか(受講生データ)

役割の変化は、受ける案件の広がりにも表れています。当社の受講生から寄せられた成果報告555件のうち、案件の種類が記入されていた485件を集計した結果です(複数選択のため、延べの選択数)。

案件の種類 選択数(延べ)
YouTube長尺動画 287
YouTubeショート 181
Instagramリール 129
TikTok 103
サムネイル制作 79
広告動画 77
ディレクション・運用代行 65
企業PR動画 48
セミナー・ウェビナー動画 45
LP用動画 15
その他 155

YouTube長尺が最多である一方、ショート・リール・TikTokを合わせた短尺の合計が長尺を上回っています。さらにサムネイル制作、ディレクション・運用代行、企業PR、セミナー動画といった「編集そのものではない仕事」が一定の厚みを持っている点は見逃せません。AIが編集作業を圧縮した結果、周辺工程まで引き受ける人が増えた、という読み方ができます。
※この集計は自己申告に基づく延べ選択数であり、成果や収入を保証するものではありません。

次に何が来るか、いま僕が考えていること

ここは断定を避けます。この4年を振り返って一番学んだのは、予測を外した人より、予測に賭けすぎた人のほうが痛い目を見たということだからです。そのうえで、いま考えていることを3つだけ書きます。

1つ目。特定ツールへの一点賭けは避けたほうがいいと考えています。 ツールは入れ替わりますが、プロンプトの設計、指示を構造化して残す習慣、ターミナルへの抵抗のなさといった共通概念は残ります。難しそうでやりたくないけれど、やったら確実に力がつくもの。そっちを先に取っておくほうが、結果的に速いと思っています。

2つ目。AIは編集者の敵ではなく、顧客を育てている側面があると見ています。 AI編集は自社発信を量産したいゾーン、編集者はお金を払ってでもいい動画にしたいゾーンで、そもそも競技が違う。むしろAIをきっかけに動画発信を始めた人が、刺さった動画をお金をかけて作り直したくなる。実際、そういう流れは起き始めています。

3つ目。手間のかかることが、参入障壁になる可能性が高いと考えています。 効率の悪いこと、めんどくさいこと、ちまちまやらないと作れないクオリティ。そこに賭けることが、AIで適当に済ませようとする層を寄せつけない壁になる。これは願望も混じった見立てですが、少なくとも僕はそちらに賭けています。この先の話はAI時代の動画編集の未来にまとめました。

この4年間の変化を踏まえて、いま自分がどの位置にいるのかを整理したい方は、AI×動画編集セミナーで現在地の確認から一緒にやっています。

よくある質問

Q1. 今から動画編集を始めるのは遅いですか?

「動画があればOK」で通用した時代を狙うなら遅いです。ただし第3世代の評価軸、つまり成果が出る動画を作れる人はずっと足りていません。編集者は7年前からずっと足りず、優秀な人はすぐに埋まります。遅いかどうかは、参入時期ではなくどのレベルを目指すかで決まります。逆に言えば、初級者で止まる前提なら今から始めるのはおすすめしません。

Q2. 次に消える作業は何ですか?

断定はできませんが、傾向としては「正解が1つに決まる作業」から順に機械へ移っています。無音カット、そのままの文字起こし、誤字脱字チェック、進行管理の更新。これらはすでに移動しました。一方で「どちらでもいいが、この案件ではこちらを選ぶ」という判断を伴う作業は、まだ人の側に残っています。消えるかどうかを見分けたいときは、その作業に自分の判断が入っているかを問うのが実用的です。

Q3. AI以前に学んだ編集技術は無駄になりましたか?

なっていません。むしろ逆で、価値が上がった部分があります。AIは80点までは出しますが、その80点を見て「ここが足りない」と言えるのは、手で作った経験がある人だけです。AIが出したカットの間が微妙だと気づけるかどうかは、自分でカットを打ってきた蓄積に依存します。無駄になったのは技術そのものではなく、「派手にすれば単価が上がる」という因果の思い込みのほうです。

Q4. AIツールはたくさん覚えたほうがいいですか?

数を追う必要はないと考えています。他人が作った自動化を受け取るだけでは、AIを学んだことになりません。順番としては、①自分の業務を洗い出す、②どのツールが使えるか考える、③行動する、です。覚えるべきはツール名ではなく、自分の業務のどこに穴があるかです。そして繰り返しになりますが、みんなが同じツールを使えばその結果は当たり前になります。差はツールではなく、チューニングに出ます。

Q5. この4年で一番大きな転換点はどこでしたか?

技術的には2024年から2025年、AIが「話題」から「工程」になったタイミングです。ただし本質的な転換点は、それより前のクライアントの目利き力が上がった瞬間だと考えています。発注側が「伝わる動画」を見分けられるようになったから、派手さでは値段がつかなくなった。AIはその流れを速めましたが、方向を決めたのは発注側の変化です。

まとめ

2022年から2026年までの4年間を年表にして見えてくるのは、技術の進化史ではなく役割の移動史です。動画があればよかった時代、派手ならよかった時代を経て、成果が出るかどうかで評価される時代になりました。AIは作業の60%程度を引き受け、その分だけ残り40%の判断を露わにしました。

作業はAIに、思考は人間に。思考にお金が払われる。この4年の年表が示しているのは、結局その一行だと思っています。

※本記事は情報提供を目的としたものであり、特定の収入や成果を保証するものではありません。記載した単価水準は現場および発信の中で語られてきた傾向への言及であり、市況やツールの仕様は今後も変化します。最新の状況とあわせてご判断ください。
執筆:山田一真(株式会社ブイスト)

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