ホームブログ > 動画編集の案件を紹介で得る方法|獲得経路の47.8%は人経由

動画編集の案件を紹介で得る方法|獲得経路の47.8%は人経由

公開日: 2026年9月1日 最終更新: 2026年9月12日 執筆: 山田一真(カズマル)|株式会社ブイスト代表
案件獲得の47.8%は 人からの紹介

はじめまして。この記事を書いた人です

山田一真(カズマル)動画編集スクール「ブイプロ」代表/株式会社ブイスト

  • 2019年12月、報酬500円の動画編集案件から個人で仕事を始める
  • 個人受注から法人・代理店の案件へ広げ、2022年に株式会社ブイストを設立
  • 2025年8月、同社の株式を株式会社エフ・コード(東証グロース・9211)へ譲渡。現在も福岡を拠点に運営を継続
  • 受講生から寄せられた成果報告 延べ555件・実人数380名を自社で集計し、内容を公開している

この記事を書ける理由:この記事の獲得経路データは、僕がブイプロ受講生のアンケートを自分で集計したものです。加えて僕は編集者を紹介する側・紹介される側の両方を通ってきました。信用を貸す怖さがわかるので、紹介を美談にせず副作用まで書けます。

紹介で仕事が回り出す動画編集者に共通しているのは、人脈の広さじゃないです。一緒に仕事をした相手が「自分の信用を貸してでもこの人を薦めたい」と思える状態を、意図的に作っていること。紹介は運ではなく、日々のやりとりと納品の質で設計できます。実際の獲得経路データと一緒に見ていきます。

この記事でわかること

  • 獲得経路データで見る「人経由の案件」の実際の比率と、活動期間別の推移
  • 発注者が「紹介する側」に立ったときに何をリスクだと感じているか
  • 紹介される人とされない人の違い(10項目の対比表)
  • 紹介したくなる人が実際にやっている行動リスト(受注前・制作中・納品時・納品後)
  • 紹介が生まれやすい場の一覧と、それぞれで最初にやるべきこと
  • 押し付けにならない「紹介をお願いするときの言い方」文面例3種とNG例
  • 紹介案件の負の側面(断りづらい・条件が曖昧・関係が壊れる)とその防ぎ方
  • 人脈ゼロの人が90日で最初のつながりを作る手順
  • 人脈がない人はどうする? 紹介を頼んでいい? 紹介案件の単価は?(よくある質問5問)

データで見る「案件の約半分は人経由」という事実

まず数字から入ります。株式会社ブイストが運営する動画編集スクール「ブイプロ」の受講生・卒業生への自己申告アンケートで、「取れた案件はどこ経由で取りましたか(複数選択可)」を集計した結果です。母数は主要8経路のみを対象とした延べ270件(複数回答のため回答者数とは一致しません。自由記述や未受注の回答は除外。集計は当社)。

獲得経路 件数 構成比 種別
クラウドワークス 76件 28.1% 公募
知人・友人からの紹介 56件 20.7% 人経由
その他のコミュニティ(交流会・ディレクター繋がり等) 49件 18.1% 人経由
X(Twitter)の募集投稿・DM営業 26件 9.6% 発信
ブイプロ内コミュニティ・案件募集部屋 24件 8.9% 人経由
ランサーズ 18件 6.7% 公募
企業へのメール営業 12件 4.4% 直接営業
Indeed・Wantedlyなど求人媒体 9件 3.3% 公募
合計 270件 100%

単独の経路ではクラウドワークスが1位です。ここだけ見ると公募が主戦場に思えますよね。でも種別でまとめ直すと、景色が変わります。

  • 人経由(紹介56+コミュニティ49+スクール内24)=129件(47.8%)
  • 公募(クラウドワークス76+ランサーズ18+求人媒体9)=103件(38.1%)
  • 発信・直接営業(X26+メール営業12)=38件(14.1%)

案件のほぼ半分は、募集要項に応募したのではなく「人を通じて」決まっているということです。これは限定された母集団の自己申告値であり業界平均ではありませんが、案件獲得をクラウドソーシング攻略だけで語るのは、地図の半分しか見ていないのと同じです。全体像は動画編集の案件の取り方で整理しています。

活動期間が長い人ほど「紹介」の比率が上がる

さらに、受講開始月と回答月の両方が特定できた回答だけを抜き出し、活動期間で3つに分けて集計しました。母数は182人・延べ263件(開始月が「覚えていない」等の回答は除外。集計は当社)。

活動期間 回答者/延べ件数 知人・友人からの紹介 コミュニティ(外部) スクール内コミュニティ 人経由の合計
6ヶ月未満 42人/57件 10件(17.5%) 16件 0件 26件(45.6%)
6ヶ月〜1年未満 63人/87件 13件(14.9%) 15件 6件 34件(39.1%)
1年以上 77人/119件 31件(26.1%) 18件 16件 65件(54.6%)

読み取れることは3つあります。

  1. 紹介の比率は1年を超えたあたりから上がる。17.5%→14.9%と横ばいだったものが、1年以上で26.1%になります。紹介は「納品→評価→時間」の順に積み上がるので、最初の半年に来なくても異常ではありません。
  2. 初期に効いているのは「紹介」ではなく「コミュニティ」。6ヶ月未満の層では外部コミュニティ経由が16件で、紹介の10件を上回ります。実績で紹介される段階になくても、人がいる場所に入れば案件情報には触れられるということです。
  3. スクール内コミュニティ経由は6ヶ月未満で0件。同じ場にいても最初の数ヶ月は声がかからない。正直な数字だと思います。

なぜ発注者は「紹介」という面倒なことをするのか

紹介される側の話の前に、紹介する側の心理から入ります。ここを外すと、やることが全部ずれます。

紹介は、紹介する人にとって完全にリスク行為です。紹介した編集者が納期を落とせば、紹介した本人の信用が削れます。うまくいっても紹介者に直接の報酬はありません。リスクだけがある行為を、それでも人がやる理由は3つです。

  • 相手(発注者側)を助けたいから。「いい編集者いない?」に即答できる名前を持つことは、聞いてきた相手への価値提供です。紹介の主役はあなたではなく紹介者と発注者の関係です。
  • 自分の判断が正しいと確認したいから。あなたが結果を出すことは、紹介者の見る目の正しさの証明になります。
  • 失敗する確率が低いと確信できているから。技術の高さより「事故らない」という確信が優先されます。

動画編集スクール「ブイプロ」を運営している山田一真です。僕がクライアントワークの結論として言い続けているのは、この一行です。「常に相手目線。どうすれば相手が1秒でも儲けられるか、楽できるか。信頼されれば手放したくない人になり、仕事が途切れず、単価交渉が通り、紹介が生まれる」。

見てほしいのは順番です。紹介は一番最後に来ます。手放したくない人になる→仕事が途切れなくなる→単価が通る→そのあとに紹介が生まれる。紹介を先に取りに行く発想そのものが、この順番を逆走しています。

紹介される人と、されない人の違い

発注する側・ディレクター側から見て、差が一番出る10項目です。技術力の項目が1つしかないところ、見てください。

場面 紹介される人 紹介されない人
最初の依頼への態度 条件が良くなくても一度は受け、期待を超えて返す 単価で足切りする/受けても手を抜く
返信 3分以内に一次返信。即答できないときは「◯時までに回答します」 半日〜1日後にまとめて返信する
進捗 聞かれる前に毎日1行の報告(「返信不要」付き) 納品日まで音信不通になる
納期 前倒しで出す。守るのはプラスマイナスゼロという認識 ぎりぎり、たまに遅れる。連絡も直前
修正 「ご確認ありがとうございます、◯日までに直します」と明るく返す 謝罪と言い訳が長い/不満が文面ににじむ
指示の解釈 大雑把な指示には1〜2分の試作で認識合わせをする 自己判断で進めて、後で全部やり直す
相手の手間 認識のズレを埋める作業を自分側で引き取る 「どうしますか?」と相手に考えさせる
技術 現場の要求水準を超える練習を現場の外でやっている 現場で練習し、相手の指摘で覚えようとする
納品後 データを保管し、改善点を自分から言語化して伝える 納品したら終わり。次の依頼まで接点ゼロ
ふだんの姿勢 見返りを求めずに情報・作例・手助けを渡している 「何かもらえるか」を基準に動く

並んでいるのは、ほぼ全部が「相手の手間をどれだけ減らしたか」という一本の軸に還元できます。発注者は楽をしたくてお金を払って外注しているんです。編集者を指導したいわけじゃない。

紹介したくなる人がやっている行動リスト

ここが本題です。時系列で分解します。上から順に潰していくと紹介が発生する確率が上がります。

受注前(1件目の扱いを間違えない)

  • 最初に来た「割に合わない依頼」にノーと言わない。コミュニティやディレクター経由の案件には、たいてい格がつけられています。1件目は試験で、ここで期待を超えると2件目に本命が回ってきます。ブイプロ講師の千国さんも、最初は割に合わない案件から関係が始まり、現在は継続的な取引関係です。
  • 受ける前に、断る基準を決めておく。「ノーと言わない」は無条件ではありません。買い叩きの常態化を避けるため、受ける本数と期限(例:3件まで、2ヶ月まで)を先に決めます。
  • 条件は口頭で流さず、文字で確認する。尺・本数・修正回数・納期・支払日・支払方法。紹介案件ほど、ここが曖昧になります。

制作中(相手の不安を消す)

  • マニュアルは編集の前・中・後の3回読む。「まあいっか」で出したものは、ほぼ確実に修正指示になって返ってきます。
  • 指示が大雑把なら、1〜2分の再現を作って先に見せる。認識のズレを埋める作業をクライアントにやらせた時点で負けです。
  • 即レスは3分以内。無理なら一次返信だけ入れる。「確認して◯時までにお返事します」の一言があるかないかで、相手の不安の総量が変わります。事務連絡はスタンプで返す(「承知しました」の連打は相手の通知を消費します)。
  • 質問はクローズドクエスチョン+自分の意見を添える。「AとBどちらにしますか。私はテンポの面でAが良いと考えています」。丸投げの質問は相手の仕事を増やします。
  • 毎日1行の進捗報告を送る(末尾に「返信不要です」)。発注者は、あなたが思っている以上に不安です。動いている実感を渡すだけで信頼が積み上がります。
  • 結論ファーストで答える。「いつ提出できますか」には日時だけ返す。日程調整は候補を3つ出して往復を減らします。

納品時(ここで差がつく)

  • 納期は前倒しで出す。守るのはプラスマイナスゼロ、早いのが差別化です。僕が編集者として最初に継続をもらえた案件でやっていたのも、超即レスと、納期の1日前に出すことでした。
  • 書き出し前と後に最低2回見直す。1回目は普通に再生(視覚+聴覚)、2回目は音を消して視覚だけ。使う感覚を変えると、別の抜けが見つかります。
  • 命名ルールを統一し、共有リンクは時間指定付きで送る。「4分12秒のここです」と一発で飛べる形に。細かい積み重ねが「この人は丁寧だ」の印象を作ります。
  • 修正指示には明るく返す。ディレクター側も「修正を出しすぎて気まずい」と思っています。そこに気持ちのいい返しが来ると、技術が多少及ばなくても、この人に頼みたくなるんですよね。

納品後(紹介はここから生まれる)

  • 納品後もギブのスピードを落とさない。関連事例、参考になりそうなチャンネル、次に効きそうな改善案。仕事が終わった後に届く情報は印象に残ります。
  • 改善点を自分から言語化して伝える。「今回こういうミスがありました。次回はこうします」を受注側から言う。これができる外注先は、本当に少ないです。
  • データは納品後1年以上保管する。「あの動画の素材まだありますか」への即答が、次の依頼の入り口になります。
  • 周辺業務を巻き取る。サムネイル、切り抜き、投稿作業、台本整理。巻き取るほど相手の運用に根が張り、乗り換えコストが上がります(→動画編集で継続案件をつくる方法)。
  • 同じ相手に何度も提案する。恋愛の告白は1回ですが、仕事は何度提案してもかまいません。続けていると、相手から「何ヶ月かけてこれをやりましょう」と持ちかけられる瞬間が来ます。

紹介が生まれる場の一覧

紹介は空中では発生しません。必ず「場」があります。

起点になる相手 最初にやること 声がかかるまでの目安 注意点
ディレクターのチーム 案件を持つディレクター 1件目を期待超えで返す/稼働可能時間を明示する 1〜3ヶ月 下請けに固定されると単価が上がりにくい
スクール・オンラインコミュニティ 運営・講師・同期 日報と成果物を毎日投稿して存在を可視化する 半年〜1年 編集者が多すぎる場では相対評価で埋もれる
編集者同士の横のつながり 手が回らない編集者 得意ジャンルを一言で言えるようにしておく 3〜6ヶ月 相手の受注価格から中抜きが入る場合がある
既存クライアントの社内・取引先 担当者・その上長 納品物の成果を数字で共有/周辺業務を巻き取る 2件目の納品以降 1社依存が進む。並行して新規開拓を続ける
ビジネス交流会・商工会議所 地元の経営者・士業 名刺と営業資料を持参し「10人と話すまで帰らない」 即日〜1ヶ月 動画の必要性から説明が要る
前職・友人・家族の職場 身近な非動画業界の人 「動画編集をやっている」と作例つきで伝えておく 不定(半年〜) 友人価格になりやすい。条件の文書化が必須

一番見落とされるのが最下段です。動画編集をやっていることを周囲が知らなければ、紹介のしようがありません。人脈がないと感じている人の多くは、つながりがないのではなく「何ができる人か」が周囲に伝わっていないだけです。

紹介をお願いするときの言い方

「紹介してください」は言っていいのか。結論は条件付きでよいです。条件は2つあります。

  1. 相手と一度仕事をして、その納品が終わっていること。実績のない状態でのお願いは、相手に信用の白紙委任を求めることになります。
  2. 相手が断りやすい形になっていること。紹介はリスク行為です。断る余地のない頼み方は、相手を追い込みます。

そのうえで、実際に使える文面を3種類挙げます。

文面例1:納品後、継続の目処が立ったタイミングで

「◯◯さん、今回もありがとうございました。今の稼働だと月にあと2本ほど受けられる余裕があります。もし周りで編集者を探している方がいらっしゃれば、頭の片隅に置いていただけると嬉しいです。もちろん、無理に探していただく必要はまったくありません。」

ポイントは「空き枠を数字で伝える」ことと、「無理に探す必要はない」と逃げ道を作ることです。紹介してほしいと言うのではなく、紹介できる状態にあることを伝えるだけに留めます。

文面例2:相手が忙しそうなとき(受け皿として名乗り出る)

「最近お忙しそうですね。もし手が回らない案件が出てきたときは、遠慮なく振ってください。◯◯系の10分尺なら中3日、ショートなら翌日で出せます。断っていただいても全然大丈夫です。」

紹介のお願いというより「困ったときの選択肢に入れておいてください」という提案です。相手の負担を減らす形なので、心理的ハードルが最も低くなります。対応できる尺・ジャンル・納期を具体的に書いてください。

文面例3:コミュニティ内で(不特定多数に向けて)

「◯月は◯本まで受けられます。得意は◯◯系の長尺(テロップ・図解・BGM選定まで)で、直近は◯◯のチャンネルを担当しています。作例はこちらです(リンク)。合いそうな案件があればお声がけください。」

個人に頼むのではなく、掲示板や雑談チャンネルに「空き枠と得意領域」を定期的に置いておく形です。誰も追い詰めずに、情報だけを流せます。

やってはいけない頼み方

  • 「紹介料をお支払いします」と持ちかける。紹介は相手が自分の信用を貸す行為です。金銭の見返りを提示すると相手の判断を買う形になり、関係の質が変わります。相手側が制度として設けている場合を除き、こちらから持ちかけるべきではありません。
  • 初対面・未取引でいきなり頼む。相手はあなたの納品を見ていません。判断材料がないまま信用を貸せと言われている状態です。
  • 「誰でもいいので紹介してください」と丸投げする。探す作業と選ぶ判断を、両方押し付けています。ジャンル・尺・稼働量を先に絞ってください。
  • 複数人に同時に強く頼む/断られた後に食い下がる。紹介者同士がつながっている業界です。1回で引いてください。

直接的な営業を並行して回したい場合は、動画編集の営業方法37選に実際に受注につながった手法をまとめています。紹介は待ちの経路なので、必ず能動的な営業と併走させてください。

紹介案件の注意点(正直に書きます)

紹介を良いことずくめのように書く記事は多いですが、実務では確実に副作用が出ます。先に知っておけば、大半は防げます。

起きやすい問題 具体的に何が起きるか 事前の防ぎ方
断りづらい 条件が合わなくても、紹介者の顔を潰せずに受けてしまう 受ける前に紹介者へ「合わなければお断りする可能性があります」と伝えておく
条件が曖昧なまま始まる 「知り合いだから」で見積書もなく着手し、修正回数が無限になる 公募案件と同じ書式で、尺・本数・修正回数・納期・支払日をテキストで確認する
友人価格になる 身近な相手ほど値引き前提にされ、低い金額が固定される 通常料金を提示し、値引くなら理由と期限を明示して1回限りにする
中抜きが見えない 編集者からの又請けで、元請け価格が分からないまま単価が決まる 相場を把握する。作業範囲が増えたら都度見積もりを出し直す
関係が壊れると全部失う トラブル時に、案件だけでなく紹介者との人間関係まで失う 紹介者に定期的に状況を共有し、問題は小さいうちに報告する
1人に依存する 紹介元の事業が縮小した瞬間に、仕事がまとめて消える 紹介が回り出しても、公募・直接営業を月に数件は動かし続ける
紹介者の信用を消費する 納期遅れ1回で、紹介者が今後あなたを薦められなくなる 紹介案件は自分の案件より優先度を上げて扱う

とくに「条件が曖昧なまま始まる」は、紹介案件で最も多いトラブルです。知り合い経由だからこそ、公募案件より丁寧に文字で残してください。それは相手を疑う行為ではなく、紹介してくれた人の顔を守る行為です。

紹介案件の単価は実際どうなのか

「紹介は安く買い叩かれる」「紹介のほうが高い」の両方の説を見かけるので、手元のデータで確認しました。アンケートの単価回答(自由記述)から数値を抽出し、500円未満と100万円超を外れ値として除外した312件の集計です(長尺・ショート・サムネイルなど案件種別が混在。集計は当社)。

経路 件数 単価の中央値 上位25%のライン
知人・友人からの紹介を含む 48件 20,000円 30,000円
人経由(紹介・コミュニティ)を含む 86件 20,000円 30,000円
クラウドソーシングを含む 60件 10,000円 22,000円
全体 312件 15,000円 30,000円

この母集団に限れば、紹介経由の単価中央値は公募経由の2倍でした。ただし紹介が来る人は、すでに納品実績と評価がある人です。この差は「紹介という経路が高い」のではなく「紹介が来る段階まで到達した人が高い」と読むのが正確で、経路を変えれば単価が上がるという話ではありません。自己申告値であり、特定の単価や収入を保証するものでもありません。

一方で、身近な友人・家族からの依頼に限れば値引き前提にされやすいのも事実です。同じ「紹介」でも、仕事の文脈で来る紹介と、人間関係の文脈で来る依頼はまったく別物として扱ってください。

人脈ゼロから始める90日の設計

「そもそも紹介してくれる人がいない」状態から、何をどの順で積むか。

期間 やること この期間のゴール
1〜30日 狙うジャンルを1つに決め、作例を2本仕上げる。プロフィールを「何ができる人か」が一目で分かる形に整える 人に見せられる材料がある
31〜60日 編集者が集まる場に1〜2つ入る(多すぎる場は避ける)。毎日、学びか作例を投稿する 「毎日いる人」と認識されている
61〜90日 公募・直接営業で1件目を受注。期待を超えて納品し、納品後も接点を切らさない 「一緒に仕事をした人」が1人いる
91日以降 1件目の相手に空き枠を伝える。並行して公募・営業を継続する 紹介が発生しうる土台ができた

90日間で「紹介をもらう」ことは目標に置かないでください。紹介の比率が明確に上がるのは1年以降でした。僕はセミナーでも言っているんですが、実力を上げないまま「オフ会に行ってみようかな、コミュニティに入ってみようかな」と考えている状態は、発注者が求めているものとずれています。場に入ることは手段であって、そこで見せられるものがなければ何も起きません。

よくある質問

Q1. 人脈がまったくありません。何から始めればいいですか?

人脈を作りに行くのではなく、「人に見せられる作例を1本仕上げる」ことから始めてください。紹介はあなたの仕事を見た人からしか発生しません。作例ができたら編集者が集まるコミュニティに1〜2つ入り、毎日の学びと成果物を投稿します。活動6ヶ月未満の層で最も件数が多かった人経由の入口は外部コミュニティ(延べ57件中16件)でした。順番は「作る→見せる→場に入る」です。

Q2. 紹介をお願いするのは図々しいでしょうか?

一度仕事をした相手であれば図々しくはありません。ただし「紹介してください」ではなく「空き枠があります」という伝え方にしてください。相手に探す作業を課さず、断る余地を残すことが条件です(文面例1・2が使えます)。取引実績のない相手に頼むのは避けてください。相手は判断材料がないまま信用を貸すことになります。

Q3. 紹介案件の単価は公募より高いのですか?

アンケート集計(有効312件)では、紹介経由を含む回答の単価中央値が20,000円、クラウドソーシング経由を含む回答が10,000円でした。ただしこれは経路の差というより、紹介が来る段階まで到達した人のスキルと実績の差と読むべき数字です。経路を変えれば単価が上がるわけではありません。友人・知人からの個人的な依頼に限っては、逆に値引きを前提にされやすい傾向があります。特定の単価を保証するものではありません。

Q4. 紹介された案件を断ってもいいですか?

断って問題ありません。ただし断り方と速さが重要です。ジャンル・稼働量・納期のどれが合わないのかを具体的に伝え、可能なら「この条件なら受けられます」という代案を添えて当日中に返してください。紹介者にとって最悪なのは受けた後に事故ることで、無理に受けて納期を落とすほうが信用を損ないます。

Q5. 紹介だけで案件が回るようになりますか?

回っている人はいますが、紹介だけに寄せることはおすすめしません。紹介は相手の事業の調子に完全に依存する経路だからです。紹介元のチャンネルが終われば仕事がまとめて消えます。集計でも、活動1年以上の層ですら人経由は54.6%で、残り半分は公募・発信・直接営業からでした。紹介が回り始めた後も、公募と直接営業は月に数件でも動かし続けてください。

まとめ

紹介で仕事が回り出す人の共通点は、人脈の広さでも社交性でもありません。紹介する側のリスクを理解して、そのリスクを限りなくゼロに近づける仕事をしていること。3分以内の一次返信、毎日1行の進捗報告、前倒しの納品、修正への明るい返し、納品後も切れない接点。ひとつずつは地味です。でも積み上がると「紹介しても事故らない人」という評価になって、はじめて他人が自分の信用を貸してくれます。

データが示したのは、案件の47.8%が人経由であること、その比率が活動1年を超えたあたりから上がることでした。紹介は、待っていれば来るものでも、頼めば手に入るものでもありません。目の前の1件を期待より少し良く返し続けた結果として、後から発生するものです。まずは今の案件で、相手の手間を1つ減らすところから始めてください。

一人で回すのが難しいと感じたら、案件の獲得から納品後のやりとりまでを型として学べる環境を使うのも手です。ブイプロのカリキュラムや無料の学習コンテンツはこちらから確認できます

※本記事に掲載した数値は、株式会社ブイストが運営する動画編集スクール「ブイプロ」の受講生・卒業生を対象とした自己申告アンケートの集計値にもとづくものです。母数は各箇所に明記しています。掲載内容は、特定の収入・単価・案件獲得を保証・約束するものではありません。成果は個人のスキル・稼働時間・市場環境によって大きく異なります。契約・報酬に関する記述は一般的な考え方の説明であり、個別の事案については専門家にご確認ください。

🎁特別なお知らせ🎁

僕は母の重い病気を救いたいと思い、動画編集を始めました。

編集の基礎スキルしかないまま現場に出て、運良く仕事が取れたものの、納期までに編集ができず、クライアントに迷惑をかけて疲弊しました。

クライアントにも迷惑をかけて、ブラックリスト入りしたこともあります。

僕と同じ経験をする人を減らして、現場で重宝される動画編集者を増やしたいと思い、現場で本当に役立つ発信を日々行なっています。

現場で重宝される動画編集者を増やすプロジェクトの一つとして、累計1600人が受け取った「AI×動画編集 全自動化パック」をプレゼントします。

AI×動画編集 全自動化パック 特典①〜⑤

このパックには5つの特典が付属しています!

特典①「動画編集フルオートメーション講座」
編集速度2倍・クオリティ3倍・単価5倍を実現する方法を体系的に解説した動画講座。AIを正しく使うための編集スキルからAI自動化の実務フローまで全部入り。

特典②「カット・テロップ自動化ツール」
作業時間80%削減。今カットとテロップに使っている時間の大半が消えます。その時間を演出やクオリティアップに回せたら納品物がどう変わるか、想像してみてください。

特典③「アニメーション自動生成AI」
Premiereのプリセットでは絶対に作れなかったレベルのテロップアニメーションが、プロンプトを打つだけで出てくる。

特典④「高品質図解自動生成AI」
プロンプト1行でプロのデザイナーが作ったような図解が出てくる。編集時間を1/5に。

特典⑤「デザイン生成プロンプト」
サムネ・テロップベース・右上テロップ、実際にクライアントワークで使っているプロンプトをそのまま渡します。

受け取り方法は、以下のリンクからLINE登録を行なうと、配布されます。

P.S. 7年前の疲弊する前に欲しかった…

▼LINE登録はこちら(AI×動画編集 全自動化パックを受け取る)