動画編集スクール「ブイプロ」を作った理由|発注者と編集者の両方が困っていた現場から
ブイプロって、どんな考えで作ったスクールなのか。
この記事は、それを知りたい人に向けて書いています。
ブイプロは、僕たち株式会社ブイストが運営するスクールで、動画編集を基礎から教えています。
上の動画では、ブイプロの中身を「ファクトブック」という形でまとめて公開した話をしました。
料金やサポート期間のような細かい条件は、時期によって変わります。
なのでこの記事では、なぜ作ったのか、何を大事にしているのかという、変わらない部分を中心に書きます。
動画の中の数字や仕組みに触れるところは、動画公開当時の話として読んでください。
「事実をまとめて出す」と決めた理由
きっかけは、ある大手のオンラインスクールが公開していたファクトブックでした。
見たら、すごかったんですよ。
どんな思いでやっているのか。どんな実績があるのか。どんなカリキュラムなのか。
全部、事実として書いてありました。
これあったらいいな、と思いました。
これを見て受講を決めた人もいるだろうなと。
あと、正直に言うと、もうひとつ理由があります。
僕は見た目が若いし、いかにも重厚感のある経営者、という感じではありません。
「本当に大丈夫?」と思われるのは、ある意味当然だと思っています。
でも、「信頼してください」とお願いするだけでは、意味がないですよね。
だから、言葉でお願いする代わりに、事実を全部並べることにしました。
発注者も編集者も困っていて、スクールだけが儲かっていた
ブイプロを作った理由は、ここに尽きます。
動画でも、どこにも話したことがなかったと言ったところです。
動画編集者の声を聞くと、こんな話がたくさん出てきました。
動画編集者側の声
- 時給に直すと驚くほど安い状況から抜け出せない
- いざ1人でやろうとすると手が止まって、実力不足を感じる
- 案件のハードルが高すぎる
- 受講料を払って卒業したのに、結果が出ていない
一方で、発注する側の声も、マイナスなんです。
発注者側の声
- 詳しいマニュアルを渡しても、指示どおりに編集してもらえない
- 発注したのに、途中で連絡が取れなくなった
- やり取りに手間がかかりすぎて、自分で編集した方が早い
要するに、発注者は「優秀な編集者がいない」と困っていて、編集者は低単価で疲れている。
どっちも困っているのに、スクールだけが儲かっている。
これはあかんな、と思いながら過ごしていました。
当時の僕は、動画編集者として「こんな案件が取れた」「今こんな案件を頑張っている」と、普通にSNSでつぶやいていただけでした。
そうしたら、フォロワーさんから声をいただくことが増えたんです。
「現場で本当に活躍できる編集者を育てましょうよ」
「スクールをやった方がいいんじゃないですか」
最初は「スクールならもうたくさんあるし、そこを受けたらいいじゃん」と断っていました。
でも、発注者も編集者も疲れている状況が、やっぱり嫌だった。
それで始めたのが、ブイプロです。
「教材を見てポートフォリオを作った」だけでは現場に出られない
僕自身、いろんな動画編集の教材で勉強してきました。
でも、僕みたいに才能もセンスもあるわけじゃない人間だと、
教材を見てポートフォリオを作りました、だけでは現場で活躍できないんですよ。
映像制作の会社をやっている今、発注する側から見てもそう感じます。
テロップが入れられます、くらいだと、安い仕事なら任せられる。
でも、それ以上の仕事を任せるとなると、ちょっと怪しい。
なのでブイプロは、基礎から、現場で求められる実務、仕事を取る営業まで、一続きで学べることを大事にしています。
営業も、クラウドソーシングの営業文の書き方だけではありません。
企業にちゃんと提案して仕事を取るところまで扱っています。
これは、僕が新卒で映像制作の会社に入って、法人営業をやっていた経験から来ています。
企業の人とどう話すか、提案資料をどう作るか。
クラウドソーシングだけなら出てこない話も、教えたいと思っていました。
サポートの期間を長めに取っているのも、僕の原体験からです。
短い期間で軽く頑張って最初の1件を取ることは、見かけ上はできます。
でも、それで現場に出て疲れてしまうくらいなら、じっくり実力をつけてから出た方がよかったなと。
自分が受講していたとき、そう思っていたんですよね。
見た目より、中身にお金を回すという考え方
動画では、なるべく受講しやすい金額にするための仕組みも話しました。
ここは「パクられてもいい、それで動画編集スクールが良くなるなら」と思って、裏側まで話しています。
動画公開当時に話していた仕組み
- 豪華なオフィスは借りず、撮影のときだけ会議室を借りる
- テレビCMや大きな広告ではなく、YouTubeやSNSでの発信に力を入れる
- 受講生を支えるサポーターは、ブイプロの卒業生にお願いする
オフィスも広告も、かけた分はどこかで回収しないといけません。
世の中の商品は、ぜんぶそうですよね。
そこを削れば、受講する人の負担を抑えられるし、余った分を勉強会やイベントに回せます。
サポーターを卒業生にお願いしているのも、同じ考えです。
ブイプロの中身をすでに知っている人なので、一から研修し直す必要がありません。
それでいて、受講生には、代表の僕・講師・伴走するサポーターの3人がつく形にしていました。
もちろん、デメリットもあります。
本も出していないし、テレビにも出ていないし、立派なオフィスもない。
外から見ると「本当に大丈夫?」と見えてしまう。
それを飲み込んでも、お金に余裕がない人でも、動画編集をきっかけに人生を変えられるようにしたい。
僕自身が昔そうだったので、ここは譲りたくないところです。
約束できるのは「誠実にやる」「逃げない」こと
たくさんの受講生と向き合っていると、正直、細かい不手際も起きます。
質問への返信が遅れてしまった、とか。
そういうとき、遅れたら本当にごめんなさいと謝って、次から遅れないように対策を打つ。
カリキュラムに直すところがあれば、直す。
動画で約束したのは、誠実にやること、そして逃げないことです。
動画編集が大好きだし、リスペクトしているので。
大学生でお金がなかったころ、動画編集があったおかげで今の僕がいます。
動画編集をやってよかったと思える人を、1人でも増やしたい。
ブイプロは、その思いから続けています。
この記事の要点
- ブイプロは、発注者も編集者も困っている状況を変えたくて始めた
- 「信頼して」とお願いする代わりに、事実をファクトブックにまとめて公開した
- 基礎・実務・法人営業まで一続きで学べることを大事にしている
- 見た目にかけるお金を抑えて、中身と受講しやすさに回す考え方
- 約束できるのは、誠実にやることと逃げないこと
今の料金やサポートの内容、受講した人の声は、時期によって変わるので、公式の情報で確かめてもらえたらと思います。
運営として悪い声にもどう答えているかは、ブイプロの評判・口コミ|悪い評判にも運営が全部答えますにまとめています。
こうして書き出してみると、始めたころの気持ちを思い出します。
あのとき嫌だと思った景色を、ちゃんと変えていけるように。
僕自身もそこを忘れずにいたいし、この記事がブイプロを知るきっかけになったら嬉しいです。
カズマル
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P.S. 7年前の疲弊する前に欲しかった…
