動画編集の営業がうまくいかない人へ|求人サイトの応募数・条件が合わない時の提案・穴場募集の探し方
「プロフィールが良くないから、うまくいかないんでしょうか」
先日、ブイプロを卒業した受講生の相談に乗りました。
求人サイトで企業に応募しているけれど、なかなか仕事につながらない。
原因はプロフィールなのか、という相談です。
話を聞いてみると、
応募したのは10件ほど。
そのうち3社と面談まで進んでいました。
……いや、すごくないですか?
この記事は、動画編集の営業がうまくいかないと感じている人に向けて書いています。
上の動画で、その相談会で話した内容を、営業の考え方を中心に整理しました。
先に結論を言うと、
うまくいかない原因は、プロフィールより「数」と「食い下がり方」のことが多いです。
10件で判断するのは、まだ早い
10件応募して3社と面談。
切り取ると、プロフィールに問題があるとは僕には思えませんでした。
というより、データが少なすぎて判断できないんです。
ラーメン屋さんを3日間出してみて、
「お客さんが少なかったんですけど、味が悪いんですかね?」と聞かれても、
いや、まだ3日やん、ってなりますよね。
それと同じ感覚です。
動画制作で人生を良くしたい。単価を上げたい。
お客さんの魅力を伝えたい。
そう思って始めた人の行動量として、10件は少ないなと。
ちなみに3社のうち1社は、映像の専門知識を問うテストで落ちていました。
これは実力が足りなかったので仕方ない。
採用されていたら相当苦労したはずなので、失注でよかったと思っています。
気になったのは、残りの2社です。
「出社が条件です」で、すぐに引かない
残りの2社は、出社が条件でした。
副業なので出社はできない。
だから「難しいですね」で終わっていたんです。
ここで一言、こう言えたかどうか。
「こういう思いで、こういうことができて、こういうお手伝いがしたいです。
たとえば夜20時から23時まで稼働できるので、
業務委託でのサポートを検討していただけないでしょうか」
もちろん、それでも「出社なので」と断られるのが8割だと思います。
でも2割くらいは「業務委託で手伝ってもらえることがないか考えます」になる。
相手の条件を聞いて、すぐ「じゃあ大丈夫です」と引くのは早い。
食らいついて提案する。営業って、ここが大事な気がします。
募集要項とぴったり合わなくても、応募していい
相談の中で、こんな質問もありました。
「企画や台本ができる人を募集しているところに、
編集しかできない自分が応募していいんでしょうか」
ギャップは、もちろん生まれます。
でも、悪いことでしょうか。
僕の会社でも、今も求人サイトからエントリーの少ない募集に応募しています。
台本や企画を募集しているところには、
「未経験でよければそこも思いきりやらせていただきたい。得意なのは映像制作なので、まずはその業務で」
と正直に伝えています。
採用担当の仕事は、来た応募をさばくことです。
「台本の人を募集してるのに来るんじゃねえよ」と言ってくる人は、まずいません。
本当に困っていたら「動画編集者は来ないでください」と書くはずですから。
大事なのは、ギャップを埋める努力をすることです。
面談の日までにできる、ギャップの埋め方
- 自分の映像制作の魅力が伝わる自主制作を増やしておく
- 相手の会社のホームページに載っている動画を、事前に再現して作っておく
- 「ここはできないけれど、こういうことをやりたい」という資料を2〜3枚用意しておく
この姿勢を見て「この人に任せたい」と思ってくれる人がいるなら、
挑まない理由はないと思っています。
穴場は「エントリー0件」の新着募集
数をやるなら、当たりやすいところから当たった方がいい。
相談会では、画面を見せながらこんな探し方を紹介しました。
キーワードに「映像制作」と入れる。
雇用形態や地域は、何も絞らない。
そして新着順に並べる。
インターンやエンジニアの募集のように、明らかに違うものは飛ばしながら、
下へ見ていきます。
新着を見ていくと、エントリーが0件の募集が結構あるんです。
これ、募集している会社は困っています。
お金を払って募集を出しているのに、応募が0人なので。
0人の募集は、チャンスです。
相手が求めるものに100%合うことはなくても、
業務委託でこういう形でやりたい、という熱のある資料を持っていけば、振り向いてもらえる可能性は十分あると思います。
スマートに営業するのは、まだ先でいい
相手に迷惑をかけないように、ギャップを一切つくらずに。
申し訳なさも感じずに、スイスイ進める。
そういう営業ができるフェーズは、まだ先です。
実績がたまって、フリーランスとして安定して、
お客さんが5社、6社といる。
そうなってから「この面接は引いておこう」と、かっこよく判断すればいい。
今は、そこじゃないですよね。
もちろん、絞って絞ってスマートにやるのもありです。
ただ、結果が出るのが遅くなるだけ。
気持ちの安定を取るのか、リスクを取って成長する自分を取るのか。
どちらを選ぶかだと思います。
ひとつだけ付け加えると、
誰にでも「どんどん行け」と言うわけではありません。
マナーや日本語、コミュニケーションに不安がある状態で数を打つと、相手に迷惑がかかります。
今回の受講生は、丁寧にやり取りができて、相手のことを考えられる人でした。
募集要項に合うかを気にして、応募数を削るくらい優しい人なんです。
だからこそ、足りないのは実力ではなく勇気だけだな、と感じました。
怖さは「成長痛」。少しずつ数を増やす
「今、ちょっと怖いでしょ?」と聞くと、「はい」と返ってきました。
その怖さは、合っているんです。
今のまま生きていたら、想像どおりの明日が来ます。
だから怖くない。
でも「よし、やるぞ」と動いたら、何が起こるか分からない。だから怖い。
小学校を卒業して、明日から中学校が始まる前の日。
ワクワクもするけど、怖かったですよね。
子どものころは、そういうイベントが勝手にやってきます。
でも大人になると、自分で作らないと起きない。
放っておくと、怖さを避けて平穏な世界にとどまってしまいます。
適切な恐怖は、持たないといけない。
断られることも、もちろんあります。それも痛みです。
でも、それを乗り越えて営業を続けていると、
たくさんのお客さんとやり取りしている自分の方が、安全地帯になってくる。
そうなると、前の自分に戻る方が怖くなるんです。
安全地帯がずれた証拠ですね。
いきなり全力で行く必要はありません。
相談会では、こう提案しました。
少しずつ数を増やす目安
- 明日から1日4件だけ応募する
- 1週間で20〜30件
- 1か月で100件
この記事の要点
- 10件の応募でプロフィールの良し悪しは判断できない。まず数
- 「出社が条件」でも、業務委託での関わり方を提案してみる
- 募集要項とぴったり合わなくても、正直に伝えて応募していい
- ギャップは、自主制作・相手の動画の再現・提案資料で埋める
- 求人サイトは新着のエントリー0件の募集が穴場
- 怖さは成長痛。1日4件から少しずつ
僕にできるのは、代わりに営業することではなく、
「合ってるよ」と背中を押すことだけです。
それは記事を読んでくれているあなたに対しても、同じだと思っています。
ブイプロの運営の考え方は、こちらのページで本人が答えています。
僕自身も、怖さから逃げずに動き続けたいなと。
「条件が合わないから」とあきらめてしまう動画編集者が、少しでも減ったら嬉しいです。
カズマル
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P.S. 7年前の疲弊する前に欲しかった…
