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動画編集のワークフロー17工程|受注から納品までの流れを公開

公開日: 2026年9月1日 最終更新: 2026年9月12日 執筆: 山田一真(カズマル)|株式会社ブイスト代表
受注から納品までの 17工程

はじめまして。この記事を書いた人です

山田一真(カズマル)動画編集スクール「ブイプロ」代表/株式会社ブイスト

  • 2019年12月、報酬500円の動画編集案件から個人で仕事を始める
  • 個人受注から法人・代理店の案件へ広げ、2022年に株式会社ブイストを設立
  • 2025年8月、同社の株式を株式会社エフ・コード(東証グロース・9211)へ譲渡。現在も福岡を拠点に運営を継続
  • 受講生から寄せられた成果報告 延べ555件・実人数380名を自社で集計し、内容を公開している

この記事を書ける理由:この17工程は、僕自身が受注から納品まで回してきた手順と、ブイプロで現役の受講生に共有しているフローをそのまま並べたものです。発注する側にも回った経験から、指示書とチェックの落とし穴まで書いています。

動画編集のワークフローって、要するに「作業の順番」のことです。カット・テロップ・BGM・演出を行ったり来たりしながら進めると、同じ動画でも制作時間は倍近く変わります。逆に、工程の順番を決めて1つずつ完結させるだけで、新しいスキルを1個も覚えないまま時間は減る。ここでは、1本の動画を受注してから納品するまでの全工程を、時系列で最初から最後まで出します。

動画編集スクール「ブイプロ」を運営する株式会社ブイスト代表・山田一真です。ブイプロには今も現場で案件を回している受講生が多数いて、その実務から見えてきた「時間が減る順番」と「時間が増える順番」を、工程表・フォルダ構成・命名規則・チェックリストまで含めて全部出します。ブックマークして、次の案件のときに上から順に開いてもらう前提で書いています。

この記事でわかること

  • 受注から納品までの全工程(17ステップ)と、それぞれの所要時間の目安
  • どの工程がAIで短縮でき、どの工程は人間が手を入れるべきか
  • 編集本番の「正しい順番」と、なぜ行ったり来たりが最大のロスなのか
  • ジャンル別(長尺・ショート・リール・広告など)に変わるフローの差分
  • フォルダ構成・ファイル命名規則・バックアップの具体ルール
  • 書き出し前後のチェックポイントと、修正対応の型
  • 「1本何時間?」「素材が届かない」「修正が来た」への回答

結論:ワークフローの改善とは「順番の設計」である

制作時間が長い人と短い人の差は、ソフトの操作速度じゃありません。差がつくのは「同じ場所を何回通ったか」です。

たとえばテロップを入れながらカットを直し、カットを直したせいでテロップの尺がずれ、そのついでにSEを置き、また戻ってテロップの位置を直す。この進め方、一見「まとめて進めている」ように見えて、実際には同じ区間を4回も5回も再生し直しているんですよね。再生し直した回数だけ、時間が消えます。

僕がブイプロで共有している時短の考え方は2軸あります。1つはテクニック的要素(効果音を音量調整済み・命名済みでストックしておく等の、準備で消せる作業)。もう1つは積み上げ系(「この発言は赤」という判断が慣れとして即出るようになること)。前者は今日から真似できます。この記事はほぼ前者の話です。

【保存版】受注から納品までの全工程一覧表

まず全体像です。10分前後のYouTube長尺を1本、初回取引のクライアントから受けた場合を想定しています。所要時間はあくまで目安で、ジャンル・指示書の細かさ・自分の習熟度で上下します。

# フェーズ 工程 所要時間の目安 AI活用 この工程のゴール
1 受注 条件確認・納期合意 15分 納期・尺・修正回数・納品形式の合意
2 受注 素材受領・中身の確認 15〜30分 欠損・音声不良の早期発見
3 準備 マニュアル・指示書の読解 20分 クライアント別ルールの言語化
4 準備 フォルダ作成・プロジェクト複製 10分 雛形からの立ち上げ完了
5 準備 素材の読み込み・整列 15分 タイムラインに並べ終わる
6 編集 全素材への共通処理(画角・カラー) 15分 後工程で触らない状態にする
7 編集 音量調整・ノイズ処理 10〜20分 カットの判断ができる音にする
8 編集 カット 60〜120分 尺が確定する
9 編集 クリップの色分け(演出の設計) 10分 × どこに何を入れるかの地図
10 編集 テロップ入れ 60〜180分 全文テロップ/強調の反映
11 編集 BGM・SE 30分 音の抜き差し完了
12 編集 演出・図解・画像挿入 60〜120分 視聴者の「?」を消す
13 確認 書き出し前チェック(2形式) 20分 誤字・尺・統一性の担保
14 確認 書き出し(レンダリング) 15〜40分 納品用ファイルの生成
15 確認 書き出し後チェック 20分 書き出し事故の検出
16 納品 アップロード・納品連絡 15分 処理完了済みリンクの共有
17 納品後 修正対応・データ保管 30〜90分 修正漏れゼロ・保管完了

◎=大幅に短縮できる/○=部分的に使える/△=補助にとどまる/×=人間が判断すべき

合計するとおおむね7〜13時間のレンジに収まります。ここで見てほしいのは、17工程のうち実際に「編集ソフトを触っている時間」は7工程しかないことです。残りの10工程は確認・準備・連絡。時間が減らない人は、たいていこの10工程を無設計でやっています。

フェーズ1:受注直後(Day 0)でやること

素材を受け取ったら、まず2回返信する

ブイプロで初回案件の型として教えているのは、次の二段返信です。

  1. 素材が届いた瞬間に「確認します」と即返信する
  2. 10分後に「問題ありません。◯日◯時に納品します」と、中身を見たうえで再度返信する

1回目は「受け取った」という事実の共有、2回目は「中身を見た」という証明です。この10分の間に必ずやるのが、素材が全部揃っているか・音が割れていないか・尺がおおよそ聞いていた通りか、の3点確認。ここで見つかる欠損は、編集を6時間進めてから見つかる欠損より、はるかに安く済みます。

マニュアルは「編集前・編集中・編集後」の3回読む

指示書を最初に1回読んだだけで作業に入ると、必ず読み落としが出ます。編集前に全体を、編集中に該当工程の項目を、編集後にチェックリストとしてもう一度。そして受けた指摘は自分用のセルフマニュアルに転記していく。クライアントが増えるほど、この「自分の資産」の有無で差がつきます。

ちなみにこれ、発注する側に回っても同じでした。以前、まったく指示書が読めない編集者に出くわしたことがあります。正直「はぁ?」という怒りも湧きました。でも指示書のどこが悪いのか考えてアップデートしたら、途端に修正がほぼ無くなったんです。読めない編集者も悪いけど、結局は僕が悪かった。指示書は、読む側だけの問題じゃないんですよね。

納期は「守って0点」と考える

納期は守ってようやくプラスマイナスゼロ、遅れればマイナス、前倒しで初めてプラスになります。だからこそ、納期を切る時点で自分の全工程表(上の表)を見て、逆算で日程を置いてください。工程表を持たずに「3日でやります」と答えるのが、修正地獄の入口です。

フェーズ2:準備 — フォルダ構成と命名規則

ここが、多くの人が飛ばして後で泣く工程です。フォルダとファイル名は、「半年後の自分」と「引き継ぐ誰か」への手紙だと思ってください。

フォルダ構成の基本形

階層 フォルダ名の例 入れるもの 注意点
第1階層 01_クライアント名 そのクライアントの全案件 クライアント別ルール表もここに置く
第2階層 20260901_案件名 1本ぶんの全データ 頭を日付にすると自動で時系列に並ぶ
第3階層 01_素材 受領した動画・音声・画像 受領物は原則そのまま。加工版は別フォルダへ
第3階層 02_プロジェクト 編集ソフトのプロジェクトファイル 自動保存フォルダの保存先もここに向ける
第3階層 03_書き出し レンダリング済みの動画 提出したものだけ残し、失敗版は都度整理
第3階層 04_指示書 マニュアル・修正指示リスト 修正指示は受け取るたびに追記して1本化
第3階層 05_サムネ サムネイル用の素材と完成データ サムネ別案件でも同じ構造で揃える

ファイル命名規則

命名で大事なのは、美しさではなく「ソートしたときに正しく並ぶこと」と「開かなくても中身が分かること」の2点だけです。

対象 フォーマット この形にする理由
プロジェクト 案件名_v連番 第12回インタビュー_v03 v01/v02…と桁を揃えると順番が崩れない
書き出し(提出用) 日付_案件名_提出回数 20260901_第12回インタビュー_初稿 クライアント側のDLフォルダでも迷子にならない
修正版 日付_案件名_修正1 20260903_第12回インタビュー_修正1 「最新」「最終」「本当に最終」を作らない
SE・BGM 用途_雰囲気_秒数 転換_ポジ_2s 用途から引けるとストックが検索可能になる
サムネ 案件名_案番号 第12回_案A 複数案提出をそのまま比較してもらえる

効果音はあらかじめ音量を調整した状態(目安として−15dB前後)で書き出し、用途名をつけて保存しておくのが定番です。こうしておくと、案件中はドラッグ&ドロップするだけで、音量調整の工程が丸ごと消えます。

マスターファイル(雛形プロジェクト)を持つ

案件のたびにゼロからプロジェクトを作るのは、もうやめたほうがいいです。BGM/SE・エフェクト素材・テキストスタイル・画像を、あらかじめビン分けした雛形プロジェクトを1つ作り、案件ごとに複製して使う。それだけで準備工程が15分から3分になります。ブイプロではこれを「マスターファイル思想」と呼んでいます。

バックアップは3か所を目安に

  • 作業ドライブ:編集中のプロジェクトと素材(速度重視)
  • 外付けドライブ:1日の作業終わりに案件フォルダごとコピー
  • クラウド:提出済みの書き出しデータと指示書(容量の軽いものだけでも可)

加えて、納品後も1年以上はデータを保管しておくのが礼儀です。「去年のあの動画の素材ありますか?」に即答できる編集者は、それだけで次の相談が来ます。

フェーズ3:編集本番 — 工程は1つずつ完結させる

ここがこの記事の核心です。ブイプロで共有している編集の順番はこうです。

  1. 全素材への共通処理(画角・カラー・基本補正)を先に済ませる
  2. 音の調整(音量・ノイズ)
  3. 波形を見ながら、ショートカットのみでカット
  4. クリップの色分け(ここに図解、ここに強調、と地図を作る)
  5. テロップ
  6. BGM・SE
  7. 細かい演出

ルールはひとつだけ、「1工程ずつ完結させてから次に行く」。カットの途中でテロップを入れない。テロップの途中でSEを置かない。

この順番になっている理由ははっきりしています。共通処理を最後に回すと全クリップに再適用が必要になり、音を整える前にカットすると切る位置の判断がぶれ、カットが確定する前にテロップを入れると尺の変更が全部やり直しになる。後工程ほど「前工程の確定」に依存しているので、依存の順に並べるしかないんです。

カットは「波形を見ながらショートカットのみ」が鉄則です。マウスに手を伸ばした回数だけ、時間が増えます。工程ごとの具体的な短縮テクニックは、AI動画編集の5工程でさらに詳しく扱っています。

フェーズ4:品質チェック — 書き出し前と後で2回

見直しは「書き出し前」と「書き出し後」で最低2回、しかも感覚を変えてやります。

  • 1回目:普通に再生する(視覚+聴覚)
  • 2回目:音を消して再生する(視覚のみ)

使う感覚を変えると、まったく別の気づきが出てきます。音を消すとテロップの位置ズレと誤字が浮かび上がり、目を閉じて聞くとカットのつなぎ目のノイズが浮かび上がる。同じ動画なのに、見え方が変わるんですよね。

タイミング 観点 具体的なチェック項目
書き出し前 文字 誤字脱字/同音異義語の変換ミス/固有名詞・人名の表記
書き出し前 テロップ 位置が全編で統一されているか/指示書外のデザインを使っていないか
書き出し前 SEが大きすぎないか/カットのつなぎ目でクリックノイズが出ていないか
書き出し前 構成 OP・EDの付け忘れ/指定の挿入物(バナー・図解)の抜け
書き出し前 統一性 フォント・色・余白のトンマナ崩れ(企業案件では特に厳格)
書き出し後 事故 映像の一部が真っ黒/音が片チャンネルだけ/尺が指定と違う
書き出し後 再生環境 スマホでも文字が読めるか/字幕が画面下部UIに被っていないか
納品直前 形式 指定された納品形式・解像度・ファイル名になっているか
納品直前 リンク 処理中のリンクを送っていないか(アップ直後は再生できない)

最後の項目、本当に多い事故です。アップロード直後の動画は処理が終わっておらず、相手が開いても見られません。提出前に一度深呼吸して、処理完了を確認してから送る。それだけで防げます。品質チェックの自動化についてはAIによる品質チェックでも掘り下げています。

フェーズ5:納品と進捗共有

納品は「完成品を投げる」行為じゃありません。途中経過を渡し続けた結果として完成品がある、という設計にします。

ブイプロで教えている進捗共有の刻みは、冒頭30秒 → 2割 → 半分 → 完成です。冒頭30秒の時点でトンマナが違えば、そこで直せば30秒ぶんのやり直しで済む。完成してから違うと言われたら、10時間ぶんのやり直しです。どっちがいいですか。「進捗どうですか?」と相手に言わせた時点で、手間のかかる編集者というレッテルが貼られると思っておいてください。

提出時の連絡には、次を必ず入れます。

  • 秒数付きのURL(見てほしい箇所に直接飛べる形)
  • 確認してほしい箇所の明示(「3:42の図解の表現が意図に合っているかご確認ください」)
  • 返信不要の進捗連絡には、その旨を明記(相手の手間をゼロに近づける)

フェーズ6:修正対応

修正指示が来たら、まず即レスします。「ご確認ありがとうございます!◯日までに修正します!」と、期日を数字で切って返す。「以後気をつけます」「なるべく早く」は、具体的な次のアクションになっていないので不十分です。

そして修正は全件を表(Excelやスプレッドシート)に転記して、1件ずつ潰す。チャットの文面のまま作業すると、必ず取りこぼします。修正漏れは一発アウトだと思ってください。修正指示が10個来て9個直すのは、0個直すのと信頼の落ち方があまり変わりません。

また、修正が終わったら自分から改善を言語化して伝えるのが効きます。「今回テロップ位置の指摘をいただいたので、次回から書き出し前チェックに位置の統一確認を追加します」。この一言が、単発の案件を継続に変えます。

ジャンル別:フローはどこが変わるか

ここまでは長尺を前提にしてきましたが、案件のジャンルによって工程の重心は変わります。ブイプロ受講生の成果報告アンケート(回答485名・複数選択可)における案件種類の分布は次の通りで、実務で扱われる主要ジャンルはほぼこの範囲に収まります。

案件の種類 件数(延べ) 尺の目安 工程の重心 軽くなる工程 重くなる工程
YouTube長尺 287 8〜20分 カットとテロップ —(基準) 図解・章立て・分量そのもの
YouTubeショート 181 〜60秒 冒頭1秒と縦位置 章立て・長い導入 縦リフレーム・全文テロップ密度
Instagramリール 129 15〜60秒 無音視聴の前提設計 BGMの作り込み UI被りを避ける安全マージン確認
TikTok 103 15〜60秒 テンポと間 丁寧な導入 音源の扱いに関する媒体ルール確認
サムネイル制作 79 静止画 案出しと検証 動画工程のほぼ全て 複数案提出・差し替え対応
広告動画 77 15〜60秒 訴求と表現の適合 演出の作り込み 媒体の広告規定に沿った表現チェック
ディレクション・運用代行 65 進行管理と品質チェック 自分の実作業 発注・フィードバック・巻き取り準備

ショートやリールが多い場合、1本あたりの工程は減りますが本数が増えるため、フォルダ・命名の設計と雛形プロジェクトの効き方が、長尺よりさらに大きくなります。ここを整えずに本数だけ増やすと、管理コストで詰みます。時間配分そのものの考え方は動画編集の時間管理を参照してください。

AIをどの工程に入れるか — 境界線の引き方

動画編集者の仕事は、大きく営業・進行管理・編集・品質チェック・提案の5工程に分けられます。このうちAIとの相性がいいのは営業・進行管理・品質チェックの3つ。人間が手を入れるべきなのは編集(演出)と提案の2つです。

理由はシンプルで、前者は「決まった手順を漏れなく回す」仕事、後者は「相手がどう感じるかを想像する」仕事だからです。進行管理をどれだけ丁寧にやっても、それ自体は動画の面白さを1mmも上げません。だから自動化する。一方、このシーンを見た視聴者の頭に「?」が浮かぶかどうかの判断は、いまのところ人間のほうが速くて正確です。

ただし、期待値は正しく持ってください。ブイプロの2026年時点の見解はこうです。

「AIは作業の6割くらいは自動でいける。でもそのまま出すとクオリティ的にダメ。カットは間が微妙、テロップも微妙。大事なところはAIでできない」

「全自動でできます」という文言を見かけたら、いったん疑ってください。現実的なのは半自動化です。AIに下ごしらえをさせて、味付けと盛り付けを人間がやる。この分担が、いまのところ最も時間対効果が高い形です。

導入の順番としては、①自分の業務を工程に分解して洗い出す → ②どの工程にどのツールが使えるか考える → ③実際に試す。他人が作った自動化をそのまま受け取るだけでは、応用が効きません。この記事の工程表は、そのまま①の洗い出しシートとして使えます。

まとめ:今日から変えられる3つ

  1. 順番を固定する:共通処理 → 音 → カット → 色分け → テロップ → BGM/SE → 演出。1工程ずつ完結させる
  2. 準備を資産化する:雛形プロジェクト・音量調整済みSE・フォルダ構成・命名規則を1回だけ作る
  3. 確認を2形式×2回にする:書き出し前後で、音あり再生と音なし再生

この3つは、スキルの上達を待たずに今日から実行できます。そして効果が出るのは、次の1本目からです。

ブイプロでは、こうした実務フローの型と、AIをどこまで組み込むかの具体的な運用を、現役で案件を回しているメンバーと一緒に共有しています。自分のワークフローを一度点検してみたい方は、こちらをご覧ください。
ブイプロの詳細を見る

よくある質問

Q1. 動画1本の編集に、実際どのくらい時間がかかりますか?

10分前後のYouTube長尺で、確認や連絡も含めておおむね7〜13時間が一つの目安です。ただしこれは指示書の細かさ、演出の量、素材の状態で大きく変動します。重要なのは平均値を知ることではなく、自分の工程ごとの実測値を持つことです。まずは1本、上の全工程表の各行にストップウォッチで実時間を書き込んでみてください。自分がどの工程で時間を落としているかが、その1本で分かります。

Q2. 素材が期日になっても届きません。どうすればいいですか?

まず、納期を切った時点で「素材の受領期限」も一緒に合意しておくのが根本の対策です。そのうえで届かない場合は、催促ではなく状況共有の形で連絡します。「素材の到着が◯日◯時を過ぎますと、現在お約束している◯日の納期が難しくなります。差し支えなければ到着の見込みだけ教えていただけますか」。相手を責めず、事実と影響と選択肢を並べる。この間に、届いている分の共通処理や雛形の準備を進めておけば、後ろ倒しの影響を最小化できます。

Q3. 修正指示が大量に来てしまいました。どう対処すべきですか?

手順は3つです。①即レスで期日を切る(「◯日までに修正します」)。②全件を表に転記して1件ずつ潰す。チャットのまま作業すると必ず漏れます。③修正の原因を1行で言語化して次回のチェック項目に足す。量が多いこと自体は問題ではなく、同じ指摘を2回受けることが問題です。なお、修正指示が想定を大きく超えて続く場合は、そもそも初稿前の擦り合わせ(冒頭30秒の共有)が抜けていた可能性が高いので、次案件ではそこを先に入れてください。

Q4. フォルダ構成や命名は、クライアントの指定と自分のルール、どちらを優先しますか?

納品するファイルはクライアント指定を絶対優先自分の作業フォルダの中は自分のルール、という切り分けが実務的です。納品形式やファイル名は相手の運用に組み込まれているため、そこを自己流にすると相手の手間が増えます。逆に、自分の作業領域まで案件ごとにバラバラの構造にすると、複数案件を並行したときに自分が事故ります。境界は「相手が触るかどうか」で引いてください。

Q5. AIは、どの工程から入れるのが失敗しにくいですか?

文字起こしとテロップ入れ、そして書き出し・チェックまわりから入るのが失敗しにくいです。理由は、成果物の良し悪しが自分で即座に判断でき、間違っていてもすぐ直せるからです。逆に、カットの「間」の判断や演出の設計から入れると、出てきたものが良いのか悪いのか判断できず、結果的に直す時間のほうが長くなりがちです。作業はAIに、判断は人間に。この境界を守っている限り、AIの導入で品質が落ちることはあまりありません。

※本記事で紹介したデータは受講生の自己申告アンケートに基づくものであり、成果を保証するものではありません。

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P.S. 7年前の疲弊する前に欲しかった…

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