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60代で動画編集の副業を始めるには|年齢の壁との向き合い方と、長く働いた経験の活かし方

公開日: 2026年10月2日 最終更新: 2026年10月9日 執筆: 山田一真(カズマル)|株式会社ブイスト代表

60代から動画編集の副業を始めるのは、もう遅いんじゃないか。
そう迷っている人に向けて書いています。

先に僕の考えを言うと、年齢を理由にあきらめなくていいと思っています。

上の動画は、ブイプロで学んでいる60代の受講生さんにお話を聞いたインタビューです。
定年を前に「この先なにをやろう」と1年考えて、動画編集にたどり着いた方です。

この記事では、その話を聞いて僕が感じたことと、
年齢を重ねてから動画編集を始める人に伝えたい進め方を整理します。

年齢の壁は、たしかにある

最初に、きれいごとは言わないでおきます。

若い人が新しいことに追いつくのと、
60代の人が新しいことに追いつくのとでは、
言葉にしにくい壁があると僕は思っています。

動画編集の世界は、カタカナや英語、略した言葉だらけです。
打ち合わせで、みんなが早口でそういう言葉を使う。
「何て言ったんだろう」と、まず調べるところから始まる。

インタビューでも、
「若い人より、工程が1つ多い感じです」と話してくれました。

案件に応募するときも、壁はあります。
応募の条件に年齢の欄があれば、書かないわけにいかない。
年齢を書く必要がない案件の方が通りやすい、という実感も話していました。

だから、「年齢なんて関係ない」とは言いません。
壁はある。
そのうえで、どう進むかの話です。

若い人についていけない、で止まる人が多い

僕がスクールを運営していて、よく見るなと思うことがあります。

若い人の言葉や、動画編集の用語がふと出てきたときに、
「もう分からないから、いいわ」と止まってしまう人が、すごく多いんです。

若い人のセンスは自分には無理だ、と最初から線を引いてしまう。
気持ちは分かります。
でも、そこで止まると、本当にそこで終わってしまう。

インタビューした受講生さんは、逆でした。

分からない言葉が出てきたら、その場でスマホにメモする。
あとで調べて、意味が分かったら、自分もその言葉を使って会話に混ざってみる。

「工程は増えるけど、それも勉強になる」と受け止めているんです。
これ、僕はすごくかっこいいなと思いました。

分からないことに出会ったときの進め方

  • 分からない言葉は、その場でスマホにメモする
  • あとで必ず調べる。人に聞けないなら、まず検索
  • 意味が分かったら、自分も恥ずかしがらずに使ってみる
  • 「若い人のことは分からない」と線を引かない

年齢を隠すのをやめたら、気持ちが変わった

インタビューで、もう1つ印象に残った話があります。

受講生さんは最初、年齢を聞かれるのがすごく嫌だったそうです。
「え、60から始めたの?」と言われるのが嫌で、聞かれてもごまかしていた。

でも、ある日、友達が「すごいね」と言ってくれた。
そこから少しずつ「自分ってすごいのかも」と思えるようになって、
最近は自分から年齢を言うようにしている、と話してくれました。

年齢は、隠すものではなくて、むしろ伝えた方がいいのかもしれない。
この気持ちの切り替えは、すごく大きいなと思いました。

仕事も、最初からうまくいったわけではありません。
ポートフォリオを作って営業を始めても、はじめは全然取れなかった。
それでも続けていたら、ある時から急にポンポンと決まり始めたそうです。
クラウドワークスのプロフィールを見た人から、声がかかったこともあったと。

最初は仕事を選んでいられない。
だから、まずは動き続ける。
これも年齢に関係なく、大事なことだと思います。

長く働いてきた経験は、そのまま武器になる

同じ年代で動画編集に挑戦している人へのアドバイスを聞いたとき、
受講生さんが話してくれたことがあります。

長年、会社で働いてきた経験は、若い人にはまだ無いもの。
営業や人とのやり取りの力は、むしろ自分たちの方が上だと思っている。
だから、そこを武器にしてほしい、と。

僕も本当にそうだと思います。

動画編集の仕事は、編集の腕だけで決まるわけではありません。
お客さんとのやり取り、約束を守ること、相手の話をちゃんと聞くこと。
長く働いてきた人が当たり前にやってきたことが、そのまま信頼につながります。

受講生さんも、年齢を書かずに、まず1回Zoomで話して、
人柄を知ってもらったうえで仕事をもらう、というスタンスで動いていました。
文字の応募だけで判断されるより、話してもらえた方が強い。
これは年齢に関係なく使える考え方だなと思います。

技術は、年齢で見られない

もう1つ、僕がインタビューで改めて思ったことがあります。

技術は、年齢と関係ないということです。

60代の人が作った動画と、20代の人が作った動画。
納品された動画を見て、作った人の年齢で仲間外れにする人はいませんよね。

受講生さんは、ブイプロでテロップのデザインを1から作ることを学んで、
「テロップってこうやって光らせるんだ」と、すごく楽しかったと話してくれました。
それを案件で使えるようになったことが大きくて、やっぱり技術が必要だと感じた、と。

学んで、作品を作って、それを見せて営業する。
この順番は、何歳から始めても同じです。

年齢を重ねてから動画編集を始める人の進め方

  • まずはスクールでも独学でも、とにかく学ぶ場に入ってみる
  • テロップのデザインなど、案件で見られる技術を身につける
  • 作ったものをポートフォリオにまとめて、営業を始める
  • 応募の文面だけでなく、話して人柄を知ってもらう機会を作る
  • 長く働いてきた経験(やり取り・約束を守る力)を武器にする

受講生さんの言葉で、印象に残ったものがあります。
パソコンをやりたいと思ったらパソコン教室に行ってみる。
動画編集をやりたいと思ったら、何でもいいからスクールに入ってみる。
「そこからですね」と。

「もう◯歳だから」と、自分で終わりを決めなくていい

税金は増えて、物価は上がって、
ずっと同じ会社で雇ってもらえる時代でもなくなってきました。

そんな中で、自分の手にスキルがある人の方が、選ばれやすいと僕は思っています。
インタビューでも、履歴書に動画編集ができると書いたことで声がかかった、という話がありました。

動画編集じゃなくてもいいんです。
言われたことだけをやってきた、で終わらずに、
個人として何か頑張った経験がある人の方が、豊かに生きられる時代なんじゃないかなと。

60歳になったから終わり。
もう年だから終わり。
そうやって、自分で点を打たなくていいと思うんです。

これからの人生の方が、いろんな経験を踏まえて、
もっと濃いものになっていくかもしれない。

この記事の要点

  • 年齢の壁はたしかにある。でも、あきらめる理由にはならない
  • 分からない言葉はメモして調べ、自分も使って会話に混ざる
  • 長く働いてきた経験、やり取りの力は、そのまま武器になる
  • 納品された動画は、作った人の年齢で判断されない
  • 学ぶ→作る→見せて営業する、の順番は何歳から始めても同じ

僕自身、こういう方とスクールを通して出会えたことが、すごく嬉しかったです。
スクールをやっていなかったら、きっと出会えていませんでした。

年齢を理由に一歩目をためらっている人にとって、
この記事が「やってみようかな」と思えるきっかけになったら嬉しいです。

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