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動画編集の営業文(応募文)の書き方|クラウドソーシングで選ばれる例文と添削4つ

公開日: 2026年10月5日 最終更新: 2026年10月9日 執筆: 山田一真(カズマル)|株式会社ブイスト代表

クラウドソーシングで動画編集の案件に応募しているのに、なかなか選ばれない。
この記事は、そんな人に向けて「選ばれる営業文(応募文)」の書き方をまとめたものです。

きっかけは、ブイプロ生から「営業文を書いてみたので添削してほしい」と相談をもらったことでした。
見た感じ、かなり良くできそうだったので、添削の様子を動画にしました。
上の動画の内容を、文章で整理します。

企業に直接営業する前に、クラウドソーシングで実績を作る

「クラウドソーシングは単価が低いからやめた方がいい」という発信、よく見かけます。
それに流されて、実力が足りないまま企業に直接営業して、うまくいかない人をたくさん見てきました。

物事にはフェーズがあります。
ほとんどの人は、まずクラウドソーシングでちゃんと実績を作った方がいいと思っています。

それに、数年前は単価が下がる一方でしたが、動画を撮った当時はクラウドソーシングでも、ちゃんと探せば単価の高い仕事が結構ありました。
実際に1本1万円のショート動画編集の募集もありました。
見ていない人が多いだけなんですよね。

今回添削の題材にしたのも、その案件です。
地理や政治経済を題材にしたショート動画の編集で、1本1万円から。
なのに、応募していたのは2人だけでした。

理由はたぶん、参考動画のクオリティが高く見えるからです。
実際にはそこまで難しくないんですが、初心者からは難しそうに見えるんだと思います。
納期は1〜3日以内、応募方法は「以下をコピペして書いてね」という形でした。

ほとんどの人が送ってしまう営業文

よくあるのは、募集要項の項目をコピーして、こんなふうに埋めるパターンです。

よくある営業文(要約)

  • 初めまして。本案件に興味があり、応募させていただきました
  • ◯◯と申します。動画編集の経験は1年ほどです
  • 地理や政治経済の動画は編集したことがありませんが、ビジネス系の動画の実績があります
  • ポートフォリオは現在作成中です
  • 経験はまだ浅いですが、迅速なレスポンスと納期厳守を心がけています
  • ご検討よろしくお願いします

ほとんどの人が、こういう文章を送ります。
でもこれは、発注する側の気持ちがまったく入っていない文章です。
どこを直すか、上から順に見ていきます。

添削1:「興味があり」は弱い。自信を伝える

「初めまして」はそのままで大丈夫です。
問題はその次の「本案件に興味があり」。

発注者は、興味があるレベルの人に仕事を任せたいとは思いません。
「ちょっとやってみたい」なのか「本気でやりたい」なのか、興味にもいろいろありますよね。
「興味があります」だけでは弱いんです。

僕ならこう書き換えます。

「本案件にぜひとも従事させていただきたいと思い、応募させていただきます」
もう少し攻めるなら
「本案件について、弊社でご協力できると思いましたので応募させていただきます」

最初の一文で、自信を伝えるイメージです。

添削2:自己紹介では「この人に頼んで大丈夫か」に答える

自己紹介は、けっこう広い問いです。
この問いで発注者が知りたいのは、どれくらい経験があって、どれくらい自信があって、この人に発注して大丈夫か、です。

「経験は1年ほどです」は、事実なのでそのままでいいと思います。
でも「地理や政治経済の動画は編集したことがありませんが」は、わざわざ書かなくていいんです。

代わりに
「これまで◯◯の動画を複数制作させていただき、本案件にも問題なく取り組めると思っております」
と書きたいところです。

なぜ動画編集をやっているのかも書けるといいです。
たとえば「将来的に映像制作会社を立ち上げ、企業様に価値提供したいと考えており、その通過点としてクラウドワーカーをやらせていただいています」。
こういう一文があると、ちゃんとした人なんだなと思ってもらいやすくなります。
もちろん、嘘は書かないことが前提です。

添削3:実績に「参考動画の再現」を添える

実績・ポートフォリオの共有を求められているなら、貼るのは大事です。
でも、いちばん効くのはそれにプラスして、こう書くことです。

「本案件の参考動画である◯◯チャンネルの動画を、30秒のみではありますが、昨日から本日にかけて再現しましたので添付いたします。
本案件の納期は1〜3日ほどとのことですが、この再現にかかったのは累計4時間ほどでしたので、発注いただいた後も問題なく進行できる見通しです」

今回の参考動画は16分くらいの動画で、それをショートにすればいいだけなので、そこまで難しくないと思います。
そもそも再現できる実力がないなら、まだ営業するフェーズではない、という話になります。

ここで大事なのは、先に相手にリスクを負わせないことです。

「実績とポートフォリオを貼ったので、本当にできるか分からないけど発注してください」ではなく、
「こちらが先に骨を折ってイメージ動画を作ったので、なるべくリスクを減らして発注してください」。

発注が決まっていないのに、相手の負担を減らす行動ができている。
それが伝われば、実績が少なくても採用される可能性はかなり高くなると思います。

添削4:自己PRは「気持ち」と「理由」の2つを書く

「経験はまだ浅いですが」は書かなくていいです。
「迅速なレスポンスと納期厳守を心がけています」「挑戦してみたいと思っています」も、弱すぎます。

自己PRには、2つ入れたいです。

自己PRに入れる2つ

  • 感情の面:なぜこの仕事をやりたいのか(志望動機)
  • 論理の面:なぜこの仕事を自分に任せるべきなのか(発注する理由)

感情の面の書き方

嘘はダメですが、たとえばこんな書き方があります。

「参考動画のチャンネルは編集のクオリティが高いと思い、いつも拝見していました。
いつか映像制作会社を立ち上げたいと考えているので、その制作に携われることは自分にとっても大きな経験になると思っています」

単価に触れるのもありだと思います。
ショート動画の募集を見ると、1本5万円のものもあれば2,000円のものもあります。
その中で1万円という金額は、しっかりしたクオリティを求めているということ。
「単価が低くても数をこなしてほしい」というお客様もいる中で、責任のある仕事を求めてくださっていると感じた。
自分も、責任感を持ってクリエイティブを発揮できる仕事をしたくて動画編集を始めたので、ぜひやらせてほしい。
こんな流れです。

論理の面の書き方

こちらは、なぜ自分がこの仕事に足る人間なのかを伝えます。

「参考動画のイメージを再現させていただき、4時間で30秒分を問題なく仕上げられました。
素材集めから一貫して担当しても、3日以内にスムーズに納品できると思います。
今後はもっと多くの本数に対応できるよう、編集技術も磨いていくつもりです」

再現にかかったスピードを根拠に、発注後も問題ないことを伝えるイメージです。

ただし、長く書きすぎるのはダメです。
無駄な言葉をそぎ落として、短く添えるのが大事だと思います。

選ばれる営業文は、相手の負担を先に減らしている

この記事の要点

  • 企業に直接営業する前に、まずクラウドソーシングで実績を作る。探せば単価の高い募集もある
  • 「興味があり」ではなく「ぜひ従事したい」「弊社でご協力できる」と自信を伝える
  • 自己紹介では、できないことを書かず「問題なく取り組める」根拠を書く
  • 参考動画を短く再現して添付し、かかった時間から納期に間に合うことを示す
  • 自己PRは、感情(なぜやりたいか)と論理(なぜ自分に任せるべきか)の2つを短く

営業文は、テクニックより姿勢が出るものだと思っています。
相手にリスクを負わせず、こちらが先に骨を折る。
それができている営業文は、驚くほど少ないです。

相手の負担を、先に減らせているか。
営業文を書くときは、ここだけは忘れないでいたいなと。
自戒も込めて、まとめてみました。

営業でつまずいたときに運営としてどう伴走しているかは、ブイプロの評判・口コミ|悪い評判にも運営が全部答えますにまとめています。

この記事が、次の1通を書き直すきっかけになったら嬉しいです。

カズマル

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