動画編集のフィードバック実例|告知動画・LP・図解ポスト・サムネの直しどころ4つ
自分が作った動画や画像、どこを直せばいいか分かっていますか?
この記事は、動画編集や制作物のフィードバックを受けても
「結局どこが悪いのか」がつかめずにいる人に向けて書いています。
上の動画は、ブイプロのクリエイティブ研修会の様子です。
実際に作られた告知動画・LP・図解ポスト・サムネイルを、山田一真がその場で添削しました。
作った人の名前は伏せて、直しどころだけを文章で整理します。
先に結論を言うと、
編集の腕より先に「誰に・何を・どう届けるか」で結果が決まっていた、という話です。
ただ動画を見るんじゃなくて、作り手の目線で見る。
これがすごく勉強になると思います。
直しどころ1:告知動画は「入り口」と「企画」で決まる
1つ目は、公式LINEで個別相談への参加を呼びかける告知動画でした。
目的は、個別相談に来てもらうこと。
1,000人に送って4件のアポを取りたい、という狙いです。
動画の冒頭は、「映画を見たくなって配信サービスを調べたら…」という日常の話から始まっていました。
ここで最初に指摘したのが、入り口からミスっているということです。
急に身の回りの話をされても、見る側は聞いていられないんですよね。
参考にしたという僕の過去の動画は、最初の一言で「経営者として絶対にしてはいけない判断をした」と結論を先に差し出していました。
「ん?」と思わせてから、話に入っていく。
その順番を真似しないと、同じ話の形でも効きません。
もう1つ大きかったのが、動画の長さです。
毎日いろんなLINEが届く中で、6分13秒は重たい。
そして一番の問題は、企画そのものでした。
「無料体験会をやります」だけでは魅力が伝わらないから、6分の動画を作らざるを得なかった。
それが答えなんですよね。
本人がいちばん気づいているのに、企画を変えないまま出してしまったのがもったいないところでした。
告知動画の直しどころ
- 冒頭で結論を差し出し、「ん?」と思わせる
- 参考にするなら、数字が出ているものから取る
- LINEの文面だけで魅力が伝わる企画にする
- 名前を聞いただけで中身が分かる会にする
編集そのものは、まったく問題なかったです。
クリエイティブは普通に良かった。
それでも、企画が弱いと話にならない。
僕はよく回転寿司にたとえます。
見る人のLINEには、SNSマーケティング、撮影、YouTube運用…いろんなアカウントが並んでいて、それぞれが企画を打ってくる。
その中に「無料体験会」というお皿を流しても、取る人は少ないですよね。
自分は回転寿司のお皿を作っている側なんだ、という自覚がいる。
その人にしかできない企画、たとえば「テロップデザイン勉強会」や「作業を減らす2デイセミナー」のように、名前で中身が分かるものを考えた方がいいと話しました。
直しどころ2:LPは「盛る」より「数字と実写」で具体的に
2つ目は、その申し込み先のLPです。
流れ自体は、内容→参加してほしい人→特典→締切→申し込み方法と、オーソドックスでした。
気になったところを順に挙げます。
まず、フリー素材の画像。
フリー素材だと、その人の人柄が出てこないので、どうしても遠く感じてしまいます。
見た目の面でも、正直ダサい。
顔写真など実写を入れて、事前に素材をたくさん撮っておくといいと思います。
次に、言葉の盛りすぎ。
「大人気」「青天井」のような言葉は、根拠がないと違和感になります。
青天井なわけないですよね。
曖昧な言葉も多かったです。
ふわっと「すごい営業方法」のように書くより、何を使って、1日何件営業して、どんな案件を取る方法なのか。
数字を入れて、聞いた瞬間に中身が分かる書き方にした方が伝わります。
LPの直しどころ
- フリー素材より、本人の顔写真や実写
- 「大人気」「青天井」などの過剰な表現は外す
- 曖昧な言葉は、数字と手順に置き換える
- 「参加してほしい人」より「こんな方におすすめ」
- 参加したあとにどう変わるか、アフターまで書く
- 特典は1つに絞って尖らせる
「参加してほしい人」という見出しも、こちらが下手に出てしまっている。
「こんな方におすすめ」の方がいいですね。
そして特典が多すぎました。
マグロもある、イカもある、卵もある、ラーメンもうどんもある、というお店より、
「北海道から仕入れた本マグロの大トロがあります」と言った方が具体的ですよね。
1つに絞ると、当てはまらない人は対象外になります。
でも、そこは削っていいんです。
入り口は絞らないと意味がないので。
聞いてみると、このLPは2時間ほどで作ったものでした。
本気じゃないけど、出せば結果が出るかもしれない。
そう思っているときは、結果が出ないと思った方がいい気がします。
止める、スケジュールを調整する、外注する。
そういう判断も含めて、制作だと思っています。
来てくれる人は、大事な時間を使うわけですから。
無料がいちばん高い、ということは忘れたくないなと。
直しどころ3:図解ポストは「なぜこの手順なのか」を書く
3つ目は、X用に作った「音量調整の時短術」の図解です。
結果としてはよく伸びて、ブックマークもたくさん付いていました。
画像で操作を分かりやすく伝えているのも、すごく良かった。
それでも、直せるところはあります。
僕が最初に思ったのは、
「そもそも、波形を一括でマイナス6デシベルに下げるんじゃダメなの?」
という疑問でした。
聞いてみると、それだと場面ごとにばらつきが出たり、ノイズの出方がバラバラになったりする。
だったら、それを書いてほしいんですよね。
「適正音量に調整できます」だけだと、初心者は「一括で下げればいいじゃん」と思ってしまう。
本当はもっと面倒なんだけど、これで一括で終わる、というニュアンスが入って、初めて時短に見えます。
図解ポストの直しどころ
- 「普通はこうやるけど、それだとダメな理由」を入れる
- 機能名だけでなく、何をする手順なのかを書く
- 同じ情報を2回並べず、「1分で分かる」など別の情報に
- 画像の中に「いいね・ブックマークで保存」などの一言を入れる
機能名をそのまま見出しにすると、アルファベットを見た瞬間に「ん?」となる初心者も多いです。
「平均の音量を引き上げる」「不要なノイズを減らす」のように、やることを書いた方が伝わります。
文章は読まれていないことも多いので、画像の中に一言入れておく。
これも地味に効きます。
直しどころ4:サムネは「前提」と「驚き」を見せる
最後は、前回の研修会で添削したサムネイルが、どう直ったかの共有でした。
最初の案は、正直だいぶ変でした。
黒い背景が切り抜かれないまま置かれた画像に、ダジャレの文言。
文言は僕が指定したので、僕がダサいんですけど。
直した版は、だいぶ良くなっていました。
それでも、まだ直せるところがあります。
このサムネで見せたいのは、「ビジネス系の編集の中に、急に謎のイラストが入っている」というおかしさ。
周りの文言が多いと、その画像が見えなくなってしまう。
そして、初心者は「何が悪いのか」の前提を知りません。
だから「この画像を入れてはいけません」のように、ダメだという前提を文字で見せる。
見る人の予想を裏切るような驚きが伝わると、クリックされやすくなると思います。
それと、文字サイズ。
無意識に漢字を大きくしてしまいがちなので、見え方は一度引いて確認したいところです。
作ったものだけでなく「考えた過程」も価値になる
研修会の最後に、皆さんにも伝えたいことを話しました。
サムネイルの提案営業をするとき、普通は出来上がったものだけを見せますよね。
でも完成品だけを見せると、「これくらいなら1時間くらいかな」と思われて、単価が上がりにくい。
どれだけ考えて、何パターン作って、どんなNGを越えて納品しているのか。
たとえば「1本納品するまでに30パターン考えています」と伝える。
いろんなNGを越えて納品していること自体が、価値になると思っています。
この記事の要点
- 告知動画は、冒頭で結論を差し出す。そもそも企画が強いかを先に疑う
- LPは盛らずに、数字・実写・アフターで具体的にする。特典は1つに絞る
- 図解ポストは「普通のやり方ではダメな理由」まで書く
- サムネは、見せたい画像を埋もれさせず、ダメだという前提を文字で見せる
- 提案するときは、完成品だけでなく考えた過程も伝える
添削していて思ったのは、編集の技術そのものはみんなちゃんとある、ということでした。
差が出るのは、その手前の企画と、見る人の目線に立てているかどうか。
あなたが最近作ったものは、見る人の目線で一度見直してみましたか?
僕自身も、偉そうに言いながら自分のサムネでダサい文言を指定していたので、人のことは言えません。
作り手の目線で見直す癖を、一緒に付けていけたらと思っています。
運営としての考え方は、ブイプロの評判・口コミ|悪い評判にも運営が全部答えますにまとめています。
見る人に届くものを作れる人が、少しでも増えたら嬉しいです。
カズマル
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P.S. 7年前の疲弊する前に欲しかった…
