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動画編集で修正が多い初心者へ|発注者の時間を奪わないための4つのチェック

公開日: 2026年10月2日 最終更新: 2026年10月9日 執筆: 山田一真(カズマル)|株式会社ブイスト代表

動画編集スクールを卒業して、案件も取れた。
なのに、納品するたびに修正指示が山ほど返ってくる。

この記事は、そんな動画編集者に向けて書いています。

先に言っておくと、修正が多い原因は特別な技術が足りないからではありません。
ほとんどが、視聴者と発注者への「配慮」が抜けているだけです。

上の動画で話した内容を、文章で整理しました。

修正が多いと、発注者の時間を奪ってしまう

僕の会社では、編集のマンツーマン研修で、実務を再現した模擬案件をたくさん出しています。

スクールを卒業した人にも受けてもらうんですが、最初はこんな修正が並びます。

実際によく入る修正指示

  • SEが小さい。画像表示のときのSEが強すぎる
  • テロップが小さい
  • 白背景テロップの表示と、喋り出しが数フレームずれている
  • タイトルコールは1行にまとめてほしい
  • 並列の内容のテロップなのに、表示のSEの種類がバラバラ

スクールを卒業しました、と言っているのに、この状態。
これは正直、もったいないなと思います。

どれも、ひとつひとつは地味です。
でも、これが積み重なると、具体的なフィードバックに埋もれてしまう。

ここで考えてほしいのが、発注者がなぜお金を払っているのか、です。

お客様は、お金を払う代わりに、自分の時間を浮かせてほしいから発注しています。
なのに修正が多いと、お金を払わせたうえに、確認と指示の時間まで奪ってしまう。

単価が上がっていく人は、ディレクターのチェックを通過できるクオリティを、自分で納品できる人です。
修正指示の少なさ、つまり編集の精度が、そのまま信頼になります。

じゃあ、具体的に何を見ればいいのか。
指摘が多い順に、4つ話します。

1つ目:クリップの先端を揃える

修正指示の中で、いちばん多いのがこれです。

正直、地味です。
こんな話をしても動画は伸びないと分かっています。
それでも、みなさんが一番引っかかるところなので、あえて1つ目に持ってきました。

テロップの表示や、画像の表示。
これがフレーム単位でずれるだけで、動画の質はガクッと落ちます。

見ている人にとって、その数フレームの差は、小さなストレスになります。
一瞬、チラッとするんです。

動画では、わざとクリップの先端を揃えていない悪い例を流しています。
見てもらうと「あれ、なんか変だな」という感覚がつかめると思います。

お金をもらっているのに「なんか違和感あるな」という状態で納品してしまっている人、よく見ます。

まずは、この違和感を自分で感じられるようになること。
プロの動画編集者としてのスタートは、ここだと思っています。

2つ目:カットは「捨てるシーンを選ぶ」こと

僕の動画も、元の素材はめちゃくちゃ長いです。
それがギュッと短くなっているのは、カットがちゃんとできているからです。

ただ、カットというと、無音の部分や言い間違い、「えー」「あー」を切る作業だと思われがちです。
それだけだと、足りません。

本当の意味でのカットは、動画を良くするために、シーンを主体的に取捨選択できる状態のことです。

どのシーンを抜き出せば、面白くなるのか。
どのシーンを捨てれば、面白くなるのか。

「このシーンはこの場面には合わないから切っていいな」
「後半に持っていった方が魅力が上がるから、後ろに回そう」

こういう判断を、1人のクリエイターとして自分でできているか。
これがすごく大切です。

動画の中では、わざとテンポの悪い編集もやってみました。
同じ話でも、間延びした瞬間に見る気がなくなるのが分かると思います。
視聴者がテンポよく見られるかどうかは、ここで決まります。

あなたは、言われた部分を切るだけで終わっていませんか?

3つ目:強調テロップこそ要約する

たとえば、話し手が「早寝早起き朝ご飯は、生命活動において大事なので意識しましょう」と言ったとします。

ここに強調テロップを出すとき。
喋っていることを、そのまま全部文字にして出している人がいます。

これは、良くないです。
強調テロップこそ、要約してください。

「早寝早起き朝ご飯は大切」くらいに短くした方が、表示されたときにパッと読めますよね。

ラジオや音楽を流しながら、片手間で、発言をそのまま文字起こしして納品していないか。
これ、見る人が見れば分かります。

ここまで話したことは、何も特別な技術じゃありません。
視聴者への配慮ができているかどうか。
それだけで、動画の効果は天と地ほど変わります。

4つ目:音量は基準に合わせたうえで、自分の耳で聞く

音声、SE、BGM。
それぞれの音量が基準の範囲に収まっているか。
これは大前提です。

でも、基準に合わせるだけではダメなんです。

見ている人は「この音声は-6dBから0dBに収まっているから見やすいな」とは思いません。

同じデシベルでも、BGMやSEの種類によって、耳に聞こえてくる圧は全然違います。
基準どおりに入れたのに、なんか音が大きいな、ということは普通に起きます。

そうなるのは、最終的に自分の耳で聞いていないからです。

パソコンで聞いたとき。
YouTubeに公開したとき。
スマートフォンで再生したとき。

いろいろな環境で確認して、視聴者に配慮した作品に仕上げて納品してほしいなと思います。

納品前に、自分に聞いてみること

  • テロップや画像が、喋り出しとずれてチラついていないか
  • このシーンは、本当にこの位置にあるのがいちばん面白いか
  • 強調テロップを、発言そのままの長い文で出していないか
  • パソコンだけでなく、スマホでも音を聞いて確かめたか

この記事の要点

  • 修正が多いと、お金を払った発注者の時間まで奪ってしまう
  • テロップや画像のクリップの先端を揃え、数フレームのずれに違和感を持てるようになる
  • カットは不要な部分を切るだけでなく、シーンを主体的に取捨選択して構成を作ること
  • 強調テロップは発言をそのまま書かず、要約する
  • 音量は基準に合わせたうえで、パソコン・YouTube・スマホで自分の耳で確かめる

単価の高い仕事を続けている人は、こういう細かいことをちゃんと意識しています。

自戒も込めて書きました。
同じところでつまずいて、発注者に「もう頼まないな」と思われてしまう人が少しでも減ったら嬉しいです。

研修や運営への疑問には、ブイプロの評判・口コミ|悪い評判にも運営が全部答えますで答えています。

カズマル

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