単価3万円の動画編集を1時間で終わらせるAIワークフロー|5工程のうちAIに任せる3つと人が握る2つ
単価3万円くらいの動画編集の仕事を受けている。
でも営業から納品まで含めると、1本に何十時間もかかってしまう。
この記事は、そんな動画編集者に向けて書いています。
結論から言うと、
仕事を5つの工程に分けて、AIに任せる3つと、人間が握る2つをはっきり分ける。
これが、単価を下げずに作業時間を縮めるワークフローです。
上の動画で話した内容を、工程の順番どおりに文章で整理しました。
単価3万円の仕事は、5つの工程でできている
単価が数千円の仕事なら、クラウドソーシングで応募して、納品して終わり。
そういう流れも多いと思います。
でも単価3万円くらいになると、それなりにちゃんとした仕事になります。
ざっくり分けると、こんな5工程です。
動画編集の仕事の5工程
- 1. 営業(企業のホームページやクラウドソーシングを回って、仕事を取る)
- 2. 進行管理(タスクと納期を追う)
- 3. 編集作業(カット、効果音、画像の挿入など)
- 4. 品質チェック
- 5. クライアントへの提案・納品(追加の提案をして、継続につなげる)
このうち、AIで自動化した方がいいのは「営業」「進行管理」「品質チェック」の3つ。
人間が時間を使った方がいいのは「編集」と「提案」の2つです。
料理に例えると分かりやすいかもしれません。
これまでは、野菜の皮むきも、下処理も、味付けも、盛り付けも、全部人の手でやっていました。
これからは、AIが下ごしらえをして、人間は味付けと盛り付けだけをやる。
味の決め手は、人間が担当する。
だから、むしろ人間の腕が一番輝く時代になっているんじゃないかなと思っています。
工程1と2:営業と進行管理はAIに任せる
工程1:営業
これまでの営業は、クラウドソーシングや企業のホームページ、SNSを自分の手で巡回する。
オフ会に顔を出す。営業文も手打ちする。
そんな形だったと思います。
これからは、AIがサイトを巡回して、企業のホームページを集めてくる。
メールアドレスのリストを作って、そのリストに向けた営業文を書いて、送るところまでやってくれる。
以前なら、営業リストの管理サービスや、メールの一斉送信ツールを別々に契約しないといけなかった作業です。
それがAIでできるようになっています。
工程2:進行管理
仕事が取れたら、手順や納期、タスクを管理しますよね。
案件が1つなら漏れないと思います。
でも、いろんな案件、いろんなお客さんが絡んでくると、どうしても漏れやすくなる。
これからは、Slackと連動させて、タスク表を自動で更新したり、納期のリマインドをかけたりできます。
自分はスケジュールを何も覚えていなくても、AIの側がお尻を叩いてくれる。
人間が頭を使わなくていいところは、AIに任せてしまえばいいと思っています。
工程3:編集はAIに8割、人間が2割を本気でやる
編集は、人間がやった方がいい工程です。
とはいえ、全部を手でやりなさいという話ではありません。
これまでは1本10時間の手作業が当たり前だったと思います。
これからは、編集作業そのものは1本1時間とか2時間でいい。
カットやテロップ入れは、下ごしらえの領域なので、AIがやります。
人間が時間を使うのは、そこから先です。
人間が仕上げるところ
- どう加工するか、どう演出を足すか
- テロップをどうデザインするか
- どう間を合わせるか、どんな間にするか
AIに8割任せて、残りの2割を人間が本気でやる。
そんなイメージです。
実はこのチャンネルの動画も、テロップはAIで自動化していたりします。
YouTuberさんが自分のチャンネルの編集をするくらいなら、編集も自動化できてしまうと思います。
でも単価3万円以上の仕事で、編集までAIに丸投げするのは違うなと。
機械的に間をカットするだけなら、AIでできます。
でもそこに溺れると、クオリティも価値も上がらない。
面白い動画、考えが詰まった動画は、人間が考えるべきところだと思っています。
工程4:品質チェックはAIが20分、自分は最後に1回
自分で作った動画を、自分でチェックする。
これまでは、それが普通でした。
でも人間が目で見る以上、どうしても抜けが出ます。
誤字脱字が残ったまま納品してしまう。
テロップと映像が1フレームずれたまま出してしまう。
その日のコンディションで、チェックの質が変わってしまう。
テレビ番組でも、たまに誤字を見かけますよね。
1本に大きな予算がかかっているテレビですらそうなので、チェックで完璧を目指すのは本当に難しい。
制作の業界がずっと抱えてきた課題だと思います。
こういう「絶対に間違えちゃいけないところを、調子に左右されずに抜け漏れなく見る」作業は、AIが得意です。
カットのずれ、誤字脱字、言葉のニュアンスのミス、テロップの抜けや1フレームだけの表示。
これをAIが20分ほどで探してくれる状態が作れます。
AIが自動で検証したあと、最後に自分が目視で1回だけ見る。
品質チェックは、それでいい形になってきています。
工程5:空いた時間で、人間が提案する
これまでは、単純な編集作業に追われて、お客さんへの追加の提案や、愛のあるコミュニケーションがなかなかできなかったと思います。
これからは、AIで編集の時間がどんどん空いていきます。
だから「こんな演出を足してみませんか」「こんなサムネイルを作ってみませんか」「こんな企画もやってみませんか」と、追加の提案がしやすくなる。
理由はシンプルで、時間が余るからです。
時間が余れば、営業も追加の提案も当たり前にできるようになります。
提案をAIに任せないのは、僕の個人的な価値観でもあります。
正直、AIでもできそうです。
でもお客さんは人間なので、人と人とのつながりは大事にした方がいい。
お客さんがAIになったら、また話は変わってくるんですけどね。
時間は減っても、単価は下がらない理由
実際にこのワークフローで、どれくらい変わるのか。
動画の中では、こんな目安を話しました。
ワークフローを変えた後の目安
- 営業も含めて1案件30時間かかっていたのが、8割減って6時間ほどに
- 毎月10〜20時間かかっていた営業の時間が、9割減って月1時間ほどに
- 編集作業は1本1〜2時間、品質チェックはAIで20分+目視1回
派手に盛った話ではなく、そのまま言ってこれくらいです。
それでも単価は下がりません。
大事なセンターピンの部分は、人間がやっているからです。
YouTubeで伸ばすことだけを考えるなら「単価3万円の案件を完全自動で納品できます」と言った方がウケるのかもしれません。
でも、それは言いたくなかった。
伸びない覚悟で、編集と提案の2つは人間がやった方がいいと言っています。
この記事の要点
- 仕事を「営業・進行管理・編集・品質チェック・提案」の5工程に分ける
- 営業・進行管理・品質チェックの3つはAIに任せる
- 編集はAIに下ごしらえの8割を任せて、残り2割の演出やデザインを人間が本気でやる
- 空いた時間で、人間がクライアントに追加の提案をする
AIに任せるところを増やすほど、人間が手を入れるところの価値は上がっていく。
僕自身も、そこを忘れないようにしたいと思っています。
この記事が、作業に追われて提案まで手が回らない人の、時間の使い方を見直すきっかけになったら嬉しいです。
ブイプロで、AIを使った編集の進め方をどう伴走しているかは、ブイプロの評判・口コミ|悪い評判にも運営が全部答えますにまとめています。
カズマル
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