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Photoshopのベベルとエンボスで光る立体文字を作る方法|塗り0%・クリッピングマスク・光彩内側の使い方

公開日: 2026年10月4日 最終更新: 2026年10月9日 執筆: 山田一真(カズマル)|株式会社ブイスト代表

Photoshopで、告知画像やサムネイルの文字をもっと「ゴツゴツ・キラキラ」させたい人へ。

こういう光る立体文字は、実務ですごく喜ばれるデザインです。
ただ、作り方を見ると、思った以上に細かい。

上の動画では、僕のXの固定ポストに使っている告知画像などを、作ったデザイナーと一緒に1レイヤーずつ分解しました。
僕自身、聞きながら「細かすぎて頭痛くなってきた」と言っています。

この記事では、その中身を手順として整理します。
Photoshopを開きながら読んでもらえたら嬉しいです。

1つの文字に、レイヤーを6枚重ねている

最初に分解したのは、「無料入門講座」という金と青に光る文字です。

この文字だけで、レイヤーが6枚ありました。
上から1枚ずつ外していくと、こうなっています。

光る文字の土台になるレイヤーの中身

  • 太いフォントの文字に、グラデーションオーバーレイ(両端が青、真ん中が白)
  • シャドウ(内側)で、文字の際をうっすら光らせる
  • ドロップシャドウで、文字を少し浮かせる
  • クリッピングマスクで、星くずのような素材を文字の形に切り抜く

グラデーションは、角度を変えると縦方向にもかけられます。
上が青、真ん中が白、下が青、という形です。

シャドウ(内側)は、距離を0にして、文字の際から内側に向かって均等にぼかします。
描画モードは「覆い焼きカラー」。
一番光るモードなので、キラキラ系を作りたいときは、まず覆い焼きカラーを試すといいと思います。
逆に暗くしたいなら、焼き込みカラーです。

ドロップシャドウは、文字の裏にうっすら暗いぼかしを入れるだけ。
あるだけで、文字が少し浮いて立体感が出ます。

クリッピングマスクで、素材を文字の形に流し込む

次に、ほこりが飛び散ったような素材を文字の上に乗せます。
素材サイトで「ダスト」と調べて探したそうです。

そのままだと、ただの黒い画像が上に乗るだけ。
そこで、素材のレイヤーを右クリックして「クリッピングマスクを作成」を選びます。

すると、素材が、すぐ下にある文字の形に切り抜かれます。

ここで不思議なのが、素材の黒い部分が消えて、白い粒だけが残ること。
これは、文字のグラデーションオーバーレイの描画モードを「リニアライト」にしているからです。

文字、素材、グラデーションの3層で考えると分かりやすいです。
通常のモードだとグラデーションで塗りつぶされて、ザラザラ感が消えてしまう。
いろいろ試して、リニアライトが一番ザラザラがきれいに見えたそうです。

本題:塗り0%の文字にベベルとエンボスをかけて「光だけ」乗せる

ここまでだと、まだ立体感が足りません。
そこで、同じ文字をもう1枚複製して、上に乗せます。

ポイントは、その文字の「塗り」を0%にすることです。

塗りを0%にすると、文字そのものは透明になります。
でも形は残っているので、そこにかけたベベルとエンボスの効果だけは見える。
つまり、照明の効果だけを乗せられるわけです。

ベベルとエンボスの調整ポイント

  • 深さを大きくする:坂が急になり、立体感が強くなる
  • サイズを大きくする:坂になっている範囲が広がる
  • 光源の角度を動かす:太陽の位置が変わり、光る場所が変わる
  • ハイライトの色:灰色、青など、光の色を決める
  • 不透明度を下げる:100%だと真っ白になるので、少し照らされているくらいに

真ん中が山のてっぺんで、端に向かって坂になっているイメージです。
そこに太陽の光を当てて、白く光るところが立体感になります。

あとは、これの繰り返し。
光源の角度を変えた「塗り0%の文字」を何枚か重ねて、上から、左から、右下から照らす。
光の色を灰色や青に変えてバランスを取ると、全方向から照らされた光る文字ができあがります。

応用:ザラザラのオレンジ文字と、光彩内側・サテン

2つ目に分解したのは、オレンジ色のザラザラしたテロップです。

ザラザラ文字のレイヤースタイル

  • ベベルとエンボスで、上側だけを白く光らせる(影の側は0%)
  • ドロップシャドウで、右斜め下に影を落とす
  • シャドウ(内側)のサイズを大きくし、ノイズを上げて全体をザラザラにする
  • 黄色とオレンジのグラデーションを、覆い焼きで重ねる

シャドウ(内側)は、本来は文字の内側の縁だけに影をつける機能です。
サイズを思いきり大きくすると、内側全体が塗られた状態になる。
そこでノイズを上げると、ザラザラの質感が作れます。

一番ずるいのが、光彩(内側)の使い方です。
文字の縁と中身の間に、1本だけ線が入っているような見た目。
これは境界線では作れません。

光彩(内側)の「輪郭」を、山が1本半あるような形に変える。
すると、縁から少し内側に入ったところにだけ色が出ます。
そのままだと強すぎるので、不透明度を下げてうっすら見せます。

最後に「サテン」をかけます。
距離とサイズを上げると、文字全体にいい感じのモヤモヤが出て、さらに立体的に見えます。

3つ目に見た「プレゼント」の文字は、えげつない立体感でした。
紫のドロップシャドウをつけた文字に、金属の素材をクリッピングマスクで重ねる。
その上に、ベベルとエンボスをかけた文字を乗せて照らす。
さらにシルクの素材を重ねています。

ここでのポイントは、ベベルとエンボスを「境界線ごと」かけていること。
境界線にも光が当たるので、縁まで立体的に見えます。
文字はグループにまとめて、グループ全体にドロップシャドウをかけていました。

金属やシルクの素材をクリッピングマスクで重ねると、文字の質感ごと変えられます。
素材はFreepikなどで「シルク」「金属」と調べると見つかります。
参考にするデザインは、Pinterestで探すと、こういうピカピカ系がたくさん出てくるそうです。

まずは自分の名前で1つ作ってみる

言葉で読むと、正直かなり複雑だと思います。
でも、手を動かすと一気に分かります。

星や金属、シルクの素材をダウンロードして、自分の名前を書く。
クリッピングマスクをかけて、塗り0%の文字にベベルとエンボスで光を当ててみる。
できたものを、Xのヘッダーや名刺に使ってみるのもいいと思います。

ブイプロの運営について、気になることがある人はこちらにまとめています。
ブイプロの評判・口コミ|悪い評判にも運営が全部答えます

操作を覚えるだけでなく、「なぜここを光らせたのか」まで考えながら作ると、デザインの引き出しが増えていく気がします。
この記事が、Photoshopを開くきっかけになったら嬉しいです。

カズマル

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