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副業に本気になれない人へ|本気とは何かを定義し直す12の問い

公開日: 2026年9月1日 最終更新: 2026年9月12日 執筆: 山田一真(カズマル)|株式会社ブイスト代表
「本気」を 定義し直す12の問い

はじめまして。この記事を書いた人です

山田一真(カズマル)動画編集スクール「ブイプロ」代表/株式会社ブイスト

  • 2019年12月、報酬500円の動画編集案件から個人で仕事を始める
  • 個人受注から法人・代理店の案件へ広げ、2022年に株式会社ブイストを設立
  • 2025年8月、同社の株式を株式会社エフ・コード(東証グロース・9211)へ譲渡。現在も福岡を拠点に運営を継続
  • 受講生から寄せられた成果報告 延べ555件・実人数380名を自社で集計し、内容を公開している

この記事を書ける理由:ブイストの理念「大人を本気にさせるきっかけを」の本気を、こう定義したのは僕です。独学で何をすべきかも分からなかったところから始め、いまはビジョンコーチングで受講生の目標設定に毎回立ち会っています。

「副業に本気になれない」「動画編集を始めたのに、モチベーションが続かない」。この種の相談は、動画編集スクール ブイプロ(運営:株式会社ブイスト)にも繰り返し届きます。

相談してくる人の多くは、届いた時点ですでに自分を責めています。本気になれない自分は甘い、意志が弱い、覚悟が足りない——と。この記事は、その自己評価をいったん脇に置いて、「本気」という言葉の定義そのものを点検し直すためのものです。定義が違えば、同じ状況に対する診断も処方もまるごと変わるので。

この記事でわかること

  • 「本気=長時間頑張ること」という一般的な理解が、なぜ行き止まりになりやすいのか
  • 僕が「本気」をどう定義しているか、その原典の全文
  • 他人の正解を追っている状態と、自分で決めた状態を見分ける対比表
  • 「自分は何に対して本気なのか」を確認するための質問リスト
  • 受講生アンケートの実データが示す、悩みの内訳(469件)と達成までの期間の分布(340件)
  • 本気かどうかを、人の優劣や人格の評価に使ってはいけない理由
  • 動画編集に本気になれないとき、どう扱えばいいのか

「本気=長時間頑張ること」という理解が行き止まりになる理由

多くの人が「本気」という言葉から思い浮かべるのは、歯を食いしばって長時間作業している姿だと思います。睡眠時間を削る、休日を全部あてる、他の楽しみを断つ。この理解を採用すると、本気度は投入時間の量で測られることになります。

この定義には、実務上の欠点が三つあります。

第一に、測り方が他人と比べる形にしかなりません。「あの人は1日6時間やっている、自分は1時間しかできていない」という比較が、そのまま自己評価になる。生活条件(勤務時間・家族構成・体力)が違う相手との比較なので、結論はほぼ常に「自分は本気ではない」に落ち着きます。

第二に、投入時間は生活の変化に弱い数字です。繁忙期に入る、家族の事情が変わる、体調を崩す——そのたびに「本気ではなくなった」ことになってしまう。実際には状況が変わっただけなのに、自分の内面の問題として処理されます。

第三に、そしてこれがいちばん厄介なんですが、時間の量は「何のためにやっているか」を一切問いません。誰かの目標をそのまま借りてきて、自分では欲しいと思っていないゴールに向かって長時間走っている人も、この定義では「本気」に分類されます。でも、そこで燃え尽きた人に「もっと本気を出せ」と言っても、状況は一ミリも動かない。量の問題じゃないからです。

原典の定義:本気とは「自分の幸福に自分で責任を持つこと」

株式会社ブイストの企業理念は「大人を本気にさせるきっかけを」です。この「本気」が何を指すのかについて、僕(山田一真)は次のように話してきました。

「本気って、熱血おおうおりゃみたいなことじゃなくて、自分の幸福に自分で責任を持つことだと思ってて。1回しかない人生、自分の体をちゃんと使って、自分の幸福の最大化にちゃんと走れることがすごく大事」

注目してほしいのは、冒頭で熱血を明確に否定していることです。声を張ることでも、限界まで自分を追い込むことでもない。定義の中心にあるのは「幸福」と「責任」の二語で、どちらも作業量とは関係がありません。

この定義に立つと、本気かどうかを判定する問いは「どれだけやったか」ではなく、次の二つに変わります。

  • 自分の幸福が何なのかを、自分の言葉で定義できているか
  • その定義を、他人ではなく自分の判断として引き受けているか

別の場面では「大人の本気を作る」という言い方もしています。「子供はカブトムシを追いかける瞬間、カブトムシのことしか見てないから本気。大人になるほど賢くなって本気になりにくい」。ここでも本気は努力量ではなく、対象への集中と、その対象を自分で選んでいる状態として語られています。

そして大事なのが、幸福の内容に序列をつけないという姿勢です。「平日クーラーの下でゴロゴロ漫画を読むだけの1日を週1で作る、も立派な理想。じゃあそのために何をすればいいか考えればいい」。月100万円を目指す人と、週1日の完全な休みを目指す人のあいだに、本気度の上下はありません。

他人の正解を追う状態と、自分で決めた状態

「本気になれない」と感じている人の多くは、本気の総量が足りないんじゃなくて、本気を向ける先が自分のものになっていないだけです。ブイプロのビジョンコーチングでは、この点を「他人の目標をパクるな」という言葉で扱っています。

「まるまる大社長が100億稼いでるから僕も、はそれ他人の100億。本当の本音は別のところにある」「AIで稼げたと聞けばAIへ、SNS運用で30万と見ればSNSへ。操り人形の糸をつけられて踊らされて生きることになる。1回しかない人生、自分でハンドルを握って自分の踊りを踊る方が絶対いい」。

両者の違いは、意識すれば日常の判断のなかで見分けられます。

場面 他人の正解を追っている状態 自分で決めた状態
目標の出どころ 「あの人が月◯万円だから、自分もそこを目指す」 「自分がこうなりたい。その手段として、この金額が要る」
良し悪しの判定 先生や周囲に「いい目標ですね」と言われるか その理想を手に入れた自分を想像してワクワクするか
手段の選び方 稼げると聞いた方へ移る(動画編集→AI→SNS運用…) 決めた理想から逆算して、手段を選び直す
停滞したときの反応 「この方法が悪かった」と、次の方法を探しに行く 「どこで止まったか」を見て、手順のほうを直す
休むとき サボりとして自分を責め、罪悪感で作業効率が落ちる 回復も計画のうちとして、あらかじめ枠に入れておく
続ける理由 途中でやめると恥ずかしいから、宣言してしまったから まだ手に入れたいものが手に入っていないから
やめるとき 言い訳を探し、失敗として記憶する 本気の対象を別に移す判断として、明示的に決める
他人の成果を見たとき 自分のリアルと相手のハイライトを比べて落ち込む 参考になる部分だけ抜き出し、昨日の自分と比べる

右の列に近い状態を「本気」と呼ぶ、というのが原典の定義です。左の列にいる人は本気度が低いのではなく、そもそも自分の幸福を自分で定義する工程を飛ばしているだけ。工程を飛ばした人に「もっと頑張れ」と言うのは、地図を持たない人に「もっと速く歩け」と言うのと同じことになります。

動画編集に本気になれないのは、正常な反応です

ここははっきり書いておきます。動画編集に本気になれないことは、異常でも欠陥でもありません。むしろ、自分の幸福に責任を持つという定義に照らせば、本気の対象が動画編集ではない、という結論はごく自然に出てきます。

動画編集は、あくまで手段のひとつです。時間の自由が欲しい、収入の柱を増やしたい、作ることそのものが好きだ——そういう目的に対する手段として選ばれます。目的と手段の相性が悪ければ、意欲が続かないのは当たり前の反応です。それは意志の弱さではなく、マッチングの結果を身体が先に教えてくれている状態と考えたほうが正確だと思います。

だからこの記事は、「本気になれない人はやめるべきだ」とは言いません。言えるのは次のことだけです。

  • 本気の対象は、動画編集以外にあってよい。家族との時間でも、本業でも、趣味でも、健康でも構わない
  • 本気の対象が今は見つかっていない、という状態も、それ自体はごく普通のことです
  • 本気であるかどうかは、その人の価値や人格とは無関係です。人を採点するための言葉として使うべきものではありません
  • 手段としての動画編集を続けるか休むかやめるかは、続ける・休む・やめるの判断基準を別途整理したうえで、条件を見て決めるほうが健全です

「本気じゃないから結果が出ない」という因果づけも、この記事は採りません。後半のデータで見るとおり、成果が出るまでの期間は同じ環境で学んだ人のあいだでも大きくばらついていて、その差を本気度という一語で説明することはできないからです。

続かないのは意志ではなく、変数の問題として扱う

「モチベーションが続かない」という悩みを、ブイプロでは意志の問題ではなく変数の問題として扱います。挫折を精神の弱さに帰さず、行動の周囲にある不確定要素の数で説明する考え方です。

たとえに使うのが「5歳児にふわとろオムライスを作らせる」という状況です。手取り足取り教えても、グズる・飽きる・別のことをやり出す・体調を崩す——これらが変数にあたります。大人でも同じことが起きます。飽きる、言われた通りにやらない、我流を混ぜる。

だから処方は、気合いを入れ直すことではなく、変数を減らす設計になります。

  1. 教わる内容を、正しいものひとつに一本化する(独学が難しい理由も、根性ではなく道具や手順の変数が増えるためと説明されます)
  2. 行動がグズらない環境を先に用意する
  3. 情報源を1つに絞る
  4. 誘惑(ゲーム・SNS・動画配信)を物理的に断つ
  5. 予定を乱す人間関係も変数として認識しておく

ひとつ目については、僕自身がいちばん最初に書き残していたことでもあります。動画編集を始めた最初の日、「独学じゃなくて誰かにこうやったらいいよって言ってもらわないと、いつまでたっても効率化とは気付かない。自分で調べるにしても、その調べようとする内容は自分で思いつく範囲のものだから」と投稿していました。根性の話ではなく、探す手間という変数の話です。

作業についても「感情で作業しちゃダメ。感情が落ちてる日に作業しなくなるから。毎日60点を出し続ける。0点の日を作らない」という基準を置いています。100点の日を狙わず、0点の日を作らない。これはモチベーションに依存しない設計そのものです。続く人と続かない人の差については、続けられる人と辞める人の違いでより詳しく整理しています。

自分は何に対して本気なのかを確認する質問リスト

ここからは実作業です。紙とペンを用意してください(スマホやタブレットではなく、紙を推奨します)。所要時間の目安は30分から1時間。答えは誰にも提出しません。人に見せる前提だと本音が出にくくなるので、ブイプロのビジョンコーチングでもワークシートは回収しない運用にしています。

判定の基準は「ドラえもん条件」です。何でも叶えてくれるドラえもんが横にいるとしたら、本当は何が欲しいのか。年齢だから、性別だから、地方に住んでいるからと、人は勝手に自分の理想に蓋をする癖がついています。その蓋を外した状態で答えます。

# 自分に問う質問 この質問で確認していること
1 制約が一切ないとしたら、平日の1日をどう過ごしたいか 幸福の中身が具体的な生活の像になっているか
2 その理想を手に入れた自分を想像して、いまワクワクするか 他人の目標を借りていないか
3 その目標を最初に知ったのは、誰の口や投稿からだったか 出どころが自分の内側か外側か
4 金額目標があるなら、その金額は何に使うのか。内訳を書けるか 数字が生活に接続しているか
5 その理想は、収入がまったく増えなくても価値があるか 手段と目的が入れ替わっていないか
6 今の生活で、いちばん減らしたいものは何か 逃げたい対象を言語化できているか
7 誰にも知られないとしたら、その目標をまだ追いたいか 承認欲求だけで走っていないか
8 直近1ヶ月で、時間を忘れて取り組めたことは何か すでに本気が向いている先の痕跡
9 その対象は、動画編集でなければ達成できないか 手段の唯一性を検証する
10 1年後に何も変わっていなかったとして、いちばん惜しいのは何か 優先順位の実体
11 今日から自分の判断だけで変えられることは何か 責任を持てる範囲の特定
12 それを「いつ」やるか。日付と時刻まで書けるか 意図が予定に変換されているか

12問すべてに答えが出なくても構いません。空欄が多いこと自体が情報です。ビジョンコーチングの現場でも、最初は理想が何も書けない人が珍しくありません。理想に蓋をしてきた期間が長いほど、書けるようになるまでには練習が要ります。書けなかった自分を責める必要はまったくないです。

データで確認する|悩み469件と、達成までの期間340件

悩みの内訳|469件・回答者262名

本気度という一語で片づけられがちな停滞が、実際には何によって起きているのか。ブイプロ受講生から集めた悩みの記述469件(回答者262名)を分類すると、次の分布になります。1人が複数の悩みを挙げているため、件数の合計は回答者数を上回ります。割合は469件に対する比率で、小数第1位を四捨五入しています。

悩みの分類 件数 割合
スキル習得(操作・技術が身につかない) 82件 17%
自信(自分にできるか不安) 80件 17%
停滞(進みが止まっている感覚) 79件 17%
収入・単価 43件 9%
時間(確保できない) 41件 9%
営業への不安 40件 9%
上記以外 104件 22%
合計 469件 100%

上位6分類の合計は365件で、全体の78%にあたります。ここで見ておきたいのは、1位から3位までがスキル習得82件・自信80件・停滞79件と、ほぼ横並びで並んでいることです。技術的な課題と、内面の課題と、進捗の課題が、同じ規模で存在しています。

そして、収入・単価は43件(9%)にとどまります。「稼げないから続かない」という単純な構図では、この分布は説明できません。むしろ自信80件・停滞79件という数字は、行き先が定まっていない状態でスキルだけを積んでいるときに出やすい訴えと重なります。時間41件(9%)も、優先順位が決まっていれば配分の問題として扱えます。

つまりこのデータは、多くの人にとって最初に必要なのが「もっと本気を出す」ことではなく、本気を向ける先を決める工程であることを示唆しています。

達成までの期間|340件の分布

次に、目標達成までにかかった期間の集計です。有効回答は340件。割合は340件に対する比率で、小数第1位を四捨五入しています。

達成までの期間 件数 割合
3ヶ月以内 77件 23%
4〜6ヶ月 81件 24%
7〜12ヶ月 100件 29%
1年超 82件 24%
合計 340件 100%

この分布から読み取れることは明快です。4つの区分に、ほぼ均等に散らばっています。3ヶ月以内が77件(23%)である一方、1年超も82件(24%)あって、両者の件数はほとんど変わりません。最も多い7〜12ヶ月でも100件(29%)で、過半数には届きません。

ここから言えるのは、期間の長短を「本気度の差」として説明することはできないということです。同じカリキュラム、同じサポート体制のもとでも、生活条件・開始時のスキル・投下できる時間・案件との巡り合わせによって、到達までの期間は大きくばらつきます。1年超かかった82件の人たちを「本気ではなかった」と評価するのは、データの読み方として誤りです。

なお、これらの数値は自己申告のアンケート集計であり、将来の成果や収入を保証するものではありません。同じ期間で同じ結果になることを示すものでもありません。

幸福には形がいくつもある|6つの軸で分解する

「自分の幸福」と言われても、多くの人は収入の金額しか思い浮かびません。ビジョンコーチングでは「お金の目標1つにしがちだが、幸福の軸・ゴールの軸を何個か持て」として、6つの軸に分解します。

自分に向ける問い 動画編集との関係
どう死ぬか 人生の最後に、何を満たしていたら納得できるか 他の5軸の優先順位を決める土台になる
家族からどう見られたいか 身近な人に、どんな存在として認識されたいか 働く時間帯・場所の条件が決まる
仕事 どんな役割で、誰に何を提供していたいか 編集者・ディレクター・組織化など進路の選択
趣味 お金と時間があるなら、何に使いたいか 必要な可処分所得と可処分時間が算出できる
健康 どんな状態の身体で日々を過ごしたいか 1日の作業量の上限を現実的に設定できる
社会貢献 自分がいたことで、何がプラスになっていたいか 受け身の作業から、意味づけのある仕事に変わる

6軸を書き出したうえで、それぞれに必要な金額を算出し、長期目標と現在地のあいだにある空白を短期目標として置きます。この工程を経ると、収入の金額は目的ではなく6軸を成立させるための必要条件という位置に戻ります。

「稼いだ金額だけでなく複数の視点で受講生を応援すること。これが僕の全動画編集者幸福化計画」という言い方も、同じ考え方から出てきています。金額の大小に優劣をつけない、という姿勢がここに出ています。

本気を確認したあとに置く、最初のドミノ

行き先が決まったら、次は現在地とのあいだを埋める作業です。ここで使うのがドミノ理論。遠くに置いたドミノは倒れません。「ここ倒したらこれ倒れる? 倒れない。遠すぎるから。間が開かないようにちっちゃく置く」。

手順は4つです。

  1. 今日までにやれたことを書く。現在地の測定です。多くの人は「自分なんて」と思っているので過小に書きます。事実だけを並べてください
  2. いつまでにどうなりたいかを書く。金額だけでなく、そのとき送っている生活、必要なものまで具体化します。リアルに想像できないものは、本当には欲しくなりません
  3. 間のドミノを細かく置く。間隔が開いていたら、さらに分割します
  4. 「いつやるか」を必ず書く。日付が入らないToDoは、実行されないまま残ります

この置き方の詳細は、ドミノ理論の目標設定|紙とペンでやる手順で解説しています。

そして、確信が湧いてから動くのではなく、順序は逆です。「確信は降ってくるものでも湧いてくるものでもなく、行動で作るもの」。補助輪の自転車と同じで、走ってみたから「いけるかも」が生まれる。何もしていない状態で確信が得られないのは、当たり前のことです。

行動しはじめた直後に不安や恐怖が出ることについても、扱い方があります。「今のまま生きれば想像できる明日が来るから怖くない。やるぞとなると何が起こるか分からないから怖い」。この恐怖は、現状の壁に触れているサインとして読みます。処方は漸進的で、いきなり全開にする必要はありません。

よくある質問

本気になれないのは、向いていないということですか

いいえ、そう結論づける必要はありません。本気になれない状態には、少なくとも三つの異なる原因があります。行き先(自分の幸福の定義)が決まっていない場合、行き先は決まっているが手段が合っていない場合、そして単純に生活の変数が多すぎて手がつかない場合です。原因によって対応は変わります。「向いていない」という一語で片づける前に、この記事の質問リストで切り分けてみてください。

「本気になれば稼げる」ということですか

いいえ、そうした因果関係は主張していません。この記事で紹介した達成期間の分布(340件)が示すとおり、成果までの期間は同じ環境でも大きくばらつきます。本気度と収入を直接結ぶ因果は、データからは確認できません。本気の定義は、成果を約束するためのものではなく、自分の行き先を自分で決めるための考え方です。

目標が「月100万円」ではなく「週1日ゆっくり休みたい」でもいいのですか

はい。原典でも「平日クーラーの下でゴロゴロ漫画を読むだけの1日を週1で作る、も立派な理想」と言っています。幸福の内容に優劣はつけません。むしろ重要なのは、その理想を具体的な生活の像として書けているかどうかです。像が具体的であるほど、必要な条件を逆算しやすくなります。

他人の目標を借りているかどうかは、どう見分けますか

判定基準は「その理想を手に入れた自分を想像してワクワクするか」です。誰かに「いい目標ですね」と言われるかどうかではありません。もうひとつの目安として、その目標を最初に知ったきっかけを思い出してみてください。SNSで見た誰かの数字がそのまま自分の目標になっている場合は、一度分解し直す価値があります。

いったん動画編集を離れて、また戻ってきてもいいですか

問題ありません。本気の対象は生活状況とともに変わります。離れる・休む・戻るは、いずれも判断であって失敗ではありません。戻るときは、以前と同じ手順をなぞるのではなく、この記事の質問リストで行き先を引き直すところから始めると、同じ場所で止まりにくくなります。

「もっと本気を出せ」と人に言うのは有効ですか

おすすめしません。本気の定義が「自分の幸福に自分で責任を持つこと」である以上、他人が外から量を要求しても定義は満たされません。周囲ができるのは、相手が自分の幸福を言語化する手助けと、変数を減らす環境の提供です。ブイプロが質問対応やマンツーマン、コミュニティを用意しているのも、同じ理由からです。

まとめ

この記事の要点を整理します。

  • 本気を「長時間頑張ること」と定義すると、他人との比較と生活条件に振り回され、行き止まりになります
  • 原典の定義は「本気とは、自分の幸福に自分で責任を持つこと」。熱血ではなく、幸福の定義と、それを自分で引き受ける姿勢を指します
  • 他人の正解を追っている状態と、自分で決めた状態は、目標の出どころ・判定基準・停滞時の反応などで見分けられます
  • 動画編集に本気になれないのは正常です。本気の対象が別にあってよく、本気かどうかは人格の評価に使うものではありません
  • 悩み469件では、スキル習得82件・自信80件・停滞79件がほぼ横並び。収入・単価は43件にとどまります
  • 達成期間340件は4区分にほぼ均等に分散しており、期間の差を本気度で説明することはできません
  • 行き先を決めたら、ドミノを小さく置き、日付を入れる。確信は行動の後から作られます

まず取りかかるなら、この記事の12問の質問リストです。紙に書き、誰にも見せず、答えられなかった欄はそのまま残しておいてください。

ブイプロは、株式会社ブイストが運営する動画編集スクールです。技術のカリキュラムに加えて、この記事で扱った目標設定のワーク(ビジョンコーチング)や、変数を減らすための質問対応・マンツーマン・コミュニティを組み合わせて提供しています。カリキュラムの内容や進め方について詳しく知りたい方は、無料の説明・相談の場をご用意しています。

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免責事項
本記事は情報提供を目的としたものであり、特定の成果・収入・案件獲得を保証するものではありません。記載した数値は、株式会社ブイストが受講生から取得したアンケートの自己申告に基づく集計値であり、母数と集計時点が異なる項目を含みます。個々の結果は、開始時のスキル・投下時間・生活状況・市場環境などにより異なります。また本記事の内容は、心身の不調に対する医療的助言ではありません。強い不調や気分の落ち込みが続く場合は、無理に行動量を増やそうとせず、医療機関や公的な相談窓口にご相談ください。

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