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動画編集の練習方法は完コピが最短|上達が速い人の4手順

公開日: 2026年9月1日 最終更新: 2026年9月12日 執筆: 山田一真(カズマル)|株式会社ブイスト代表
練習は完コピが最短。 上達が速い人の4手順

はじめまして。この記事を書いた人です

山田一真(カズマル)動画編集スクール「ブイプロ」代表/株式会社ブイスト

  • 2019年12月、報酬500円の動画編集案件から個人で仕事を始める
  • 個人受注から法人・代理店の案件へ広げ、2022年に株式会社ブイストを設立
  • 2025年8月、同社の株式を株式会社エフ・コード(東証グロース・9211)へ譲渡。現在も福岡を拠点に運営を継続
  • 受講生から寄せられた成果報告 延べ555件・実人数380名を自社で集計し、内容を公開している

この記事を書ける理由:1本5万円の案件を受けたとき、参考動画を40〜50回見てスクショまで撮り、見本に寄せきってから納品しました。完コピは僕が最初に手応えを得た練習法で、今はその基準で受講生の差分を毎日見ています。

動画編集の練習方法を調べると、「まずは好きな動画を真似してみましょう」という言葉に必ず行き当たります。ところが、同じ「真似する」をやっているはずなのに、3ヶ月で見違えるほど伸びる人と、半年たっても自己流の域を出ない人にきれいに分かれます。動画編集スクール ブイプロを運営する株式会社ブイストの代表・山田一真です。この差は一言で説明できます。差がつくのは真似したかどうかではなく、「なんとなく似せた」で止まったか、「1ミリもずらさない」まで詰めたかです。

この記事では、僕が言い続けている「完コピ練習法」を、対象の選び方から分解、再現、差分検証までの手順に分けて、今日から回せる週次のメニューまで落とし込みます。あわせて、完コピで一番見落とされる著作権の注意点も扱います。

この記事でわかること

  • 「なんとなく真似る」と「完コピ」の違いが、上達速度にどう効いてくるのか
  • 完コピの合格基準——どこまでずれていなければ「完コピ」と呼べるのか
  • 対象を選ぶ→分解する→再現する→差分を検証する、という4手順の具体的なやり方
  • スクリーンショットのトレースを何枚から始めるか、どのくらいの量で形になるのか
  • 平日1時間・週末3時間を前提にした、そのまま使える週次の練習メニュー
  • 完コピした動画をポートフォリオや実績として公開してはいけない理由
  • 練習が続かなくなる場所と、上達期間についての実データ

「なんとなく真似る」で止まる人と、1ミリもずらさない人

初心者が最初にぶつかる壁は「何を練習すればいいかわからない」です。チュートリアルを追いかけて操作は覚えたのに、いざ自分で1本作るとなぜかプロの動画に見えない。この状態を抜ける最短ルートが完コピです。

動画編集のスキル習得の本質を、僕はこう説明しています。「どのチャンネルも既存チャンネルのパクリで始まる。求められるのはクオリティの高い既存動画の完全再現。これができれば理論上どんな案件にも対応できる」。案件ごとに求められる演出はバラバラでも、「見本を渡されたら、その見本と同じものを出せる」という能力は共通だからです。実務でディレクターから渡されるのは、たいてい「この動画と同じ雰囲気で」という参考リンク1本ですよね。完コピ力とは、その指示に応えられる能力そのものです。

逆に、なんとなく似せただけの状態は、上達が遅いだけでは済みません。似ているようで違う、という中途半端さが、そのまま実力不足の証明として相手に伝わってしまう。だから僕は劣化コピーの怖さをこう言っています。「『完コピです』と言って完コピできていないと、『完コピしようとして技術的にできなかった人』というメッセージが伝わり、営業的に逆効果。自分の実力のなさを露呈するポートフォリオになる」。

観点 なんとなく真似る 完コピする
見る回数 1〜2回見て、印象で作り始める 同じ箇所を何度も見る。僕は1本5万円の案件で「参考動画を40〜50回見た(スクショもした)」ことがある
テロップ 「白フチの太いゴシック」くらいの理解 フォント名・太さ・サイズ・フチの太さ・色・影・座標まで特定する
タイミング だいたい声に合わせる 子音の立ち上がりに対して何フレーム目で出るかを合わせる
完成の判断 自分が「できた」と思ったら完成 見本と重ねて差分がなくなったら完成
身につくもの 自己流の癖 再現力そのもの(案件の見本に対応できる力)

完コピの基準は「重ねた時に1ミリもずれていない」

完コピの合格ラインは、感覚じゃなく字義通りに決めています。「お手本と重ねた時に1ミリもずれていない状態。子音の1フレーム、フォントの太さ、境界線、色調まで。それっぽいコピーは技術が足りていない」

ここで大事なのは「重ねた時に」の部分です。並べて見比べるんじゃなく、重ねる。Premiere Proなら、見本の動画をタイムラインの上のトラックに置いて不透明度を50%にし、自分の再現を下に敷けば、テロップの位置ズレも出現タイミングのズレも一目でわかります。この検証をしない限り、自分の目は「だいたい合っている」と判定してしまうんですよね。

それと、完コピの対象はテロップだけじゃありません。僕は長く仕事を続けるために必要な力として「テロップの完コピ力(Premiere Pro)・テロップの完コピ力(Photoshop)・アニメーション完コピ力・シーンの取捨選択力・マニュアルを読み解く力と守る力・適切なテンポでのカット・適切な音量バランス・適切なBGM/SEの選定」を挙げています。文字の見た目だけでなく、どこを切ってどこを残したかという取捨選択、音の設計まで含めて再現の対象です。

手順1|対象を選ぶ——テレビ番組が教材になる理由

完コピの成否は、対象選びでほぼ決まります。ブイプロで名指ししている参考対象はテレビ番組です。具体的には、有吉の壁、日曜日の初耳学、水曜日のダウンタウン、相席食堂、月曜から夜ふかし、千鳥の鬼レンチャン、それって!?実際どうなの課など。TVerなどの配信サービスで視聴できて、質の高いテロップが大量に見つかるからです。

逆に、避けたほうがいい対象もはっきりしています。まこなり社長風・マナブ風といった定番のビジネス系YouTuberのスタイルは「飽和して差別化不能」です。同じ見本を大量の初心者が真似しているので、仕上げたところで他の編集者と見分けがつきません。

選定の指針を表にまとめます。

選定軸 選ぶべき対象 避けたい対象
制作予算 テレビ番組など、専門の美術・編集チームが関わっているもの 個人が短時間で量産している動画
飽和度 初心者が真似していない領域 まこなり社長風・マナブ風など、教材化されすぎたスタイル
情報密度 1分あたりのテロップ・SE・演出の数が多いもの ワイプとBGMだけで進むもの
まずは30秒〜1分の1シーン いきなり10分尺の全編
ジャンル 自分が営業したいジャンルに近いもの 好きなだけで、仕事に接続しないもの

最初から動画1本を通しで再現しようとすると、たいてい途中で力尽きます。30秒〜1分の1シーンを完璧に。これが最初の単位です。

手順2|分解する——スクリーンショットのトレース30枚から

いきなり動かそうとせず、まず静止画で分解します。独学で進める場合の入り口として、ブイプロが示している目安は「スクリーンショットのトレース30枚から」です。番組を再生しながらテロップが出ている瞬間を止めてスクリーンショットを撮り、Photoshopなどで上に重ねてなぞる。この作業を30枚積むところが出発点になります。

トレースの目的は絵を写すことじゃなくて、「なぜこうなっているか」を言語化できる状態にすることです。同じ番組でも、真面目な説明の場面と笑いの場面ではフォントが違います。僕はフォント心理を「明朝=心情・本音、ゴシック=事実・説明」、色心理を「赤=危険・苦言(信号と血の刷り込み)」と整理していて、「なんとなく選ぶな。根拠で選べ」と何度も言っています。トレースしながら、その根拠を1枚ごとにメモしていってください。

分解するときに記録する項目を表にします。1枚のトレースにつき、この欄が埋まるまでが1セットです。

分解する項目 観察すること 記録の形
フォント 書体・太さ・字間・長体のかかり具合 候補フォント名と、明朝/ゴシックを選んだ理由
色とフチ 文字色・フチの色と太さ・影の方向と濃さ カラーコードで控える(目視の「白っぽい」で終えない)
座標とサイズ 画面のどこに、画面幅の何割の大きさで置かれているか セーフゾーンからの距離をピクセルで
出現の仕方 パッと出るか、フェードか、スライドか フレーム数(何フレームで出現し切るか)
そのテロップに効果音が付いているか、どんな質感か 高い/低い、短い/余韻あり
役割 そのテロップは何のために置かれているか 強調/補足/ツッコミ/第三者の声、など一言で

この「役割」欄が、完コピを単なる模写から練習に変えます。僕の編集哲学の中核は「動画編集は装飾じゃなくて咀嚼」で、テロップは「喋りの文字起こしではなく思考の橋渡し」です。見た目を写しながら、同時にプロがどう咀嚼したかを読み取る。ここが分解の本番です。

手順3|再現する——現場レベルの基準に沿って組む

分解が終わったら、素材を用意して実際に組みます。ここで使う基準が、ブイプロが定義する「現場レベル」8項目です。現場レベルとは「ディレクターのチェックをポンと通過できるレベル」で、次の8つで構成されています。

  1. 誤字脱字・表記統一(全角半角、表記揺れ。どちらでもいい時こそ統一する)
  2. クリップの先端を揃える(「1フレームのズレで動画の質がガツッと下がる」)
  3. 適切なカットのテンポ(無音カットだけでは不十分。1フレーム単位で整える)
  4. テロップの意訳(文字起こしではなく、分かりやすくするために入れる)
  5. BGM/SEの音量バランス
  6. 場面にマッチした演出(ポジティブな話に赤黒テロップはNG)
  7. デザインの統一性(トンマナ崩れは対企業納品で完全NG)
  8. マニュアル遵守(納品方法まで)

この8項目の詳細は現場レベルの8項目を解説した記事にまとめています。完コピの再現フェーズは、この8項目を体に入れるための実地訓練でもあります。

音量については具体的な目安があります。ただし僕は「数値で済ますな。この効果音、このマイナス度合いでいいのかなと視聴者目線で考える」とも付け加えています。数値は出発点であって、耳での判断を省く言い訳にはならない。

音の種類 音量の目安 再現時にチェックすること
音声(人の声) -6〜0dB 見本と自分の再現を交互に再生して、声の張り出し方が同じか
SE(効果音) -15〜-20dB ビクッとさせていないか。テロップの出現フレームと合っているか
BGM -30〜-25dB 声を邪魔していないか。場面転換で切り替わっているか

再現でつまずきやすいのは「間」の扱いです。僕は「無音を全部カットするジャンプカット脳」を否定していて、演者のタメや振りは残すべきだと言い続けています。「言葉のヒゲは削り、意味のある間は残す。その判断ができることが価値」。完コピでは、見本がどの無音を残しているかを秒単位で確認してください。プロが「あえて残した間」を見つけられるようになると、カットの精度が一段変わります。

手順4|差分を検証する——重ねて、洗い出して、直す

自分が作った1本を、見本と重ねてみたことはありますか。ここを飛ばす人が本当に多いんですが、完コピの学習効果の大半は差分検証にあります。作った時点では気づかなかったズレを、自分で見つけて直す。この往復が再現力を作ります。

検証は次の順番で行います。

  1. 重ねる:見本を上のトラックに置き、不透明度50%で自分の再現に重ねる。テロップの位置・サイズ・出現フレームのズレが視覚的に出る
  2. 交互再生する:見本→自分→見本、と続けて再生し、テンポと音のバランスの違和感を耳で拾う
  3. 静止画で並べる:同じ瞬間のスクリーンショットを並べ、カラーピッカーで色を拾って数値で照合する
  4. 差分リストを書く:見つかったズレを箇条書きにする。「なんとなく違う」で終わらせず、必ず言葉にする
  5. 直して、もう一度重ねる:差分リストがゼロになるまで繰り返す

差分検証の項目を、現場レベル8項目に対応させたチェック表にしておくと、毎回の練習が同じ基準で回せます。

チェック項目 検証の方法 合格の目安
テロップ位置 重ねて確認 輪郭がぴったり重なる
フォント・太さ 静止画を並べて拡大 線の太さと字面の印象が一致
色・フチ カラーピッカーで数値取得 カラーコードのレベルで一致
出現タイミング 波形を拡大してフレーム単位で確認 子音の立ち上がりからのフレーム数が一致
クリップ先端 タイムラインを最大ズーム 1フレームの隙間もない
カットのテンポ 交互再生 間の残し方が同じ
音量バランス ラウドネスメーターと耳 目安の範囲内かつ違和感なし
トンマナ 通しで再生 途中でデザインの系統が変わっていない

差分リストがゼロになったら、最後に自分に問いを立てます。僕が繰り返している問いは「自分が作った動画で10時間語れますか」です。全カット・全テロップに「なぜこうしたか」を言えるか。完コピの場合は「なぜ見本はこうしたのか」を言えるか、が到達点です。

どのくらいの量をやればいいか——4段階と週次の練習メニュー

気になるのは分量でしょう。ブイプロの事業部長・チクニ氏は独学でこのルートを通った人物で、「約2000本動画を作って初めてテレビ番組レベルを再現できるようになった」と語っています。これは完コピだけの本数ではなく、独学で試行錯誤しながら積み上げた総量です。

この数字は「2000本やらないと無理」と読まないでください。読み方は逆です。独学だと、正解がわからないまま2000本分の試行錯誤が必要になったということ。ブイプロでは、マンツーマン指導で見本との差分を他人の目で指摘すれば、この期間が3ヶ月程度に短縮できるという整理で提供価値を説明しています。裏を返せば、独学でも差分検証を他人の目に頼れる環境を作れば、必要な試行回数は減らせます。

実務的な目安として、始め方の順番を整理すると次のようになります。

  • 第1段階:スクリーンショットのトレース30枚。動かさず、静止画で分解と再現に慣れる
  • 第2段階:30秒〜1分の1シーン完コピ。動き・音・間まで含めて差分ゼロを目指す
  • 第3段階:同じ番組の別シーンを繰り返す。1つの型を自分のものにするまで反復する
  • 第4段階:別ジャンルの番組へ。型の引き出しを増やす

1シーン目は数日かかっても構いません。むしろ、最初の1本にどれだけ粘れるかで、その後の速度が決まります。学習初期の全体設計は動画編集をはじめて最初の30日でやることをまとめた記事も参考にしてください。

そのうえで、完コピは「時間がある日にやる」と決めると続きません。曜日ごとに作業を固定して、迷う時間をなくします。以下は平日1時間・週末3時間を前提にした1週間のメニューです。1週間で1シーンの完コピを完成させるサイクルになっています。

曜日 目安時間 やること その日のゴール
1時間 対象シーンを決め、30〜60秒を繰り返し視聴。スクリーンショットを10枚撮る 分解シートの「役割」欄が全枚数分埋まる
1時間 スクリーンショットをトレース。フォント・色・座標を数値で特定 カラーコードとフォント候補が確定する
1時間 素材を用意し、カットと音量調整まで済ませる テロップなしの土台が完成する
1時間 テロップとアニメーションを載せる 見本と同じ数のテロップが並ぶ
1時間 SE・BGMを載せ、間を調整する 通しで再生できる状態になる
2時間 重ねる・交互再生・静止画比較で差分リストを作り、直す 差分リストがゼロになる
1時間 気づきをメモに残し、翌週の対象を選ぶ 「なぜこの演出か」を10個書き出す

このサイクルを4週間回すと、1ヶ月で4シーン分の完コピと、40個の演出の理由が手元に残ります。作った動画の本数より、言語化できた演出の数のほうが資産になります。僕が「思考にお金が払われる」と言うのは、まさにこの部分です。

完コピした動画をポートフォリオにしてはいけない

ここは必ず押さえてください。完コピ練習はあくまで学習目的の私的な模写です。テレビ番組や既存のYouTube動画には著作権があり、映像・音声・音楽・ロゴ・出演者の肖像など、あらゆる要素に権利者がいます。

だから、完コピして作った動画を、ポートフォリオや実績としてSNS・自社サイト・営業資料に掲載したり、クライアントへ提出したりしてはいけません。権利者の許諾なく複製物を公開すれば、学習目的であったとしても権利侵害になり得ます。僕も「パクって稼ぐのではなく、自分の力を身につけるための教材として」と、完コピの位置づけははっきり線引きしています。

実務での取り扱いは、次のように整理してください。

用途 可否の考え方 代わりにやること
自分のPC内で練習し、見返す 学習目的の私的な模写にとどまる範囲 差分検証を回し、気づきをメモに蓄積する
SNSやサイトに公開する 権利者の許諾なく行うべきではない 公開しない
営業用ポートフォリオに載せる 権利者の許諾なく行うべきではない フリー素材や自分で撮影・許諾を得た素材に差し替え、完コピで身につけたデザインと演出の作法だけを使って新規に制作する
クライアントへ提出する 権利者の許諾なく行うべきではない 同上。加えて、素材の出所を説明できる状態にしておく
音楽・効果音の扱い 番組で使われている楽曲は使用不可 商用利用可のライブラリに置き換える

ここを混同すると、練習として正しいことをしていても、公開の仕方でつまずきます。完コピで鍛えるのは再現する力であって、完コピした成果物そのものは商品ではありません。身につけた作法を、権利のクリアな素材で組み直したものがポートフォリオになります。

挫折が起きる場所と、上達期間の現実

完コピは地味です。だからこそ、どこで手が止まりやすいかを先に知っておく価値があります。ブイプロの受講生・相談者262名から集まった悩み469件を分類すると、上位は次のようになりました(%は四捨五入)。

悩みの分類 件数 割合
スキル習得に関する悩み 82件 17%
自信が持てない 80件 17%
停滞している感覚 79件 17%
収入・単価 43件 9%
時間が確保できない 41件 9%
営業への不安 40件 9%
その他 104件 22%
合計 469件 100%

上位3つ(スキル習得・自信・停滞)で241件、全体の51%を占めます。注目したいのは、収入や営業よりも「自信」と「停滞」が多いことです。完コピは、この2つに直接効く練習です。見本という明確な正解があるので、できたかどうかを自分で判定できます。差分リストがゼロになった瞬間は、感覚ではなく事実として「再現できた」と言えます。停滞感の正体が「伸びているかどうかわからない」ことなら、完コピは進捗の物差しになります。停滞そのものへの向き合い方は動画編集の停滞から抜け出す方法をまとめた記事で詳しく扱っています。

期間の感覚も持っておきましょう。目標達成までにかかった期間を回答した340名の内訳は次の通りです。

達成までの期間 人数 割合
3ヶ月以内 77名 23%
4〜6ヶ月 81名 24%
7〜12ヶ月 100名 29%
1年超 82名 24%
合計 340名 100%

3ヶ月以内は23%で、7ヶ月以上かかった人は182名、全体の53%にのぼります。半年を超えることのほうが多い、というのが実際の分布です。成果が出る時期や結果には個人差があり、この記事の練習法が特定の成果を約束するものではありません。ただ、半年から1年という時間軸を前提に置けるかどうかは、途中で折れないための重要な条件です。

よくある質問

完コピの練習は、1日どのくらいやればいいですか

時間の長さより、毎日触れることを優先してください。行動基準値について僕は「1日2時間と6時間では3倍差。ただし一気に上げると3日坊主になる。昨日の自分よりあと5分、で毎日上げる」と話しています。まずは1日1時間を確保し、そのうえで「昨日よりあと5分」を積み上げる形が現実的です。着手前に1日の行動を30分単位で書き出し、無駄な時間を洗い出すのも有効です。

Premiere ProとPhotoshop、どちらから始めるべきですか

両方使いますが、順番としてはPremiere Proが先です。ソフトはPremiere Pro一択でコンプリートプラン推奨、PCの目安はCore i7第8世代以上・メモリ16GB・SSD 1TBです。テロップのトレースはPhotoshopで行いますが、まずは動画としてカット・テロップ・音を成立させるところから入って、静止画のデザイン精度をPhotoshopで詰めていく流れが自然です。

参考にする動画は、YouTubeではだめですか

だめではありませんが、選び方に注意が必要です。ビジネス系YouTuber風のスタイルは飽和していて、真似しても他の編集者と差がつきません。ブイプロがテレビ番組を勧めるのは、専門チームが作っているため情報密度が高く、初心者が真似していない領域だからです。「動画編集者が絶対に参考にすべきテレビ番組を30個まとめました。質の高いテロップが大量に見つかります」というのは、僕がSNSでも繰り返し出している案内です。

完コピができたのに、自分でゼロから作ると手が止まります

それは完コピが「写す」で終わっている状態です。分解シートの「役割」欄と、日曜日の「なぜこの演出か」の書き出しを飛ばしていないか確認してください。完コピの目的は形の再現ではなく、判断の再現です。「第三者の声は色を変える」といった対応を暗記するのではなく、案件ごとに考える力を養うのが目的だと、僕も繰り返し注意しています。写した数より、言語化した理由の数を増やしてください。

完コピした動画をSNSに上げて反応をもらいたいのですが

おすすめできません。前述の通り、完コピは学習目的の私的な模写であり、権利者の許諾なく公開すべきものではありません。反応や添削がほしい場合は、完コピで身につけた作法を使って、権利のクリアな素材で新規に1本作り、それを見てもらってください。第三者の目で差分を指摘してもらう仕組みを持つこと自体は、独学の試行回数を減らすうえで有効です。

完コピの型を、独学で磨くか、伴走で詰めるか

完コピ練習法そのものは、この記事の手順をなぞればひとりでも始められます。難しいのは差分検証です。自分の目は「だいたい合っている」で止まりがちで、そこを指摘してくれる他者がいるかどうかで、必要な試行回数が変わります。

動画編集スクール ブイプロでは、現場レベル8項目を基準にした添削と、完コピを軸にしたカリキュラムを提供しています。学び方の全体像や、自分の状況に合うかどうかを知りたい方は、以下から詳細をご確認ください。

動画編集スクール ブイプロの詳細を見る

本記事に掲載した数値・事例は、株式会社ブイストが運営する動画編集スクール ブイプロの受講生アンケートおよび公開情報にもとづく、記載時点のものです。学習の成果や必要な期間には個人差があり、特定の成果や収入を約束するものではありません。また、著作権法の解釈や具体的な事案の適法性については、個別の状況により判断が異なります。判断に迷う場合は弁護士等の専門家にご相談ください。

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