動画編集の初案件は500円|時給200円から何を変えたのか
最初の案件が数百円でも、それはあなたの能力の問題ではありません。動画編集スクール「ブイプロ」を運営する株式会社ブイストの代表、山田一真です。僕が動画編集を始めたのは2019年12月。初案件の請求書は500円でした。時給に直すと200円台です。ここでは、その実録と「そこから何を変えたのか」を、脚色せずに書きます。
この記事でわかること
- 僕の初案件が500円だった当時の、具体的な状況と時系列
- いまでも「順番を間違えた」と総括している失敗の中身
- 状況が動き始めるきっかけになった、4つの具体的な行動
- ブイプロ受講生の申告データから見る、実際の単価分布
- 「低単価案件は受けるべきか」への、都合のいい部分を省かない回答
- 最初の案件についてよくある質問5つへの答え
結論:最初の案件が小さいのは、ほぼ全員が通る場所です
動画編集を始めたばかりの人から、いちばん多く届く相談がこれです。「初案件が3,000円でした。この金額でやる意味があるんでしょうか」「1本に15時間かかって、時給換算したらコンビニのバイト以下でした」。
先に結論を書きます。最初の案件が小さいことは、ほぼ全員が通る場所です。これは慰めで言っているんじゃありません。後で出すブイプロ受講生の申告データでも、報告された単価のうち最も多い層は1万円未満でした。
ただ、ここから先に2つ注意があります。1つは、「最初は小さい」ことと「小さいままでいい」ことは別だということ。もう1つは、これから書く僕の実録を、「同じことをすれば同じ結果になる」という話として読まないでほしいということです。市場環境も、適性も、使えた時間も、当時と今では違います。この記事から持ち帰る価値があるのは結果ではなく、「何が問題で、何を変えたのか」という構造のほうです。
実録|2019年12月28日、請求書は500円だった
きっかけは「死ぬほどうさん臭い広告」
開始日は正確に覚えています。2019年12月28日。注文したパソコンが届いた日でした。
きっかけになったのは、死ぬほどうさん臭い広告です。「スマホ1つで南の島でバカンスしながら収入が得られるよ」という趣旨のもの。広告そのものは完全に疑っていたんですが、調べていくうちに、動画編集自体は堅実な副業だという結論になりました。当時ゲーム漬けだった生活で唯一残っていた資産——高スペックのパソコン——が、そのまま道具になりました。
初案件の請求書は500円。時給に直すと200円台
そこから始まった独学は、2,000円の安い教材をいっぱい買い漁るやり方でした。しかも、買った動画編集教材のカリキュラムはほとんど手をつけないまま、営業だけを先に始めています。
この時期の自分を、僕はセミナーでいつも「最悪の生徒スタート」と説明しています。カリキュラムをほとんどやらずに営業を始めてしまったわけですよ。最悪の生徒です。そしてほぼ独学で挑んだ初めての案件は、時給で200円とか300円だったわけです。
請求書の金額は500円。サークルにも入っていないのに友人のサークル動画を無料で編集して「すごい」と言われ、承認欲求が満たされて終わる。当時の僕は「動画がただできる人。他は何もない動画の人」でした。X(旧Twitter)のアカウントも、視認性の低い「かま」のフォントのヘッダーで、めちゃくちゃしょぼかったです。
時系列で見た推移
ここまでの流れと、その後の展開を時系列の表にまとめます。
| 時期 | やったこと | そのときの状況 |
|---|---|---|
| 2019年12月28日 | パソコンが届き、動画編集を開始。ゲーム用の高スペックPCがそのまま道具になった | 実績ゼロ。Xのヘッダーは「めちゃくちゃしょぼかった」 |
| 開始直後 | 2,000円前後の安い教材を買い漁る独学。友人の動画を無料で編集 | 「すごい」と言われて承認欲求が満たされて終わる。第三者が発注判断できる材料はゼロ |
| 開始〜数週間 | 買った教材のカリキュラムをほとんどやらないまま、営業を開始 | 初案件の請求書は500円。時給に直すと200〜300円 |
| 2020年初頭 | 営業を続ける。営業だけは通ってしまい、単価の高い案件も取れてしまう | 本人は「早く始めたから」と説明。競合がまだ弱かった時期という前提つき |
| 2020年 | 実力が追いつかないまま現場に出る | 「質がびっくりするぐらい低い」と言われ、修正指示だらけ。SNSで晒され、1ヶ月ベッドから動けなくなる |
| その後 | 買った教材を2周・3周やり込む | 「順番を間違えた」と自己総括。営業より先に必要だったのは実力だったと結論 |
| 新卒入社後の2年間 | 渋谷のYouTubeマーケティング企業(株式会社エビリー)に入社。人事に「絶対営業部署に入れてください」と依頼 | テレアポ1日100件、メール営業1日6,000通。営業と制作を現場で覚える |
| 会社員との兼業期 | 本業8時間+副業8時間+睡眠8時間の「8-8-8生活」を1年以上 | 昼休憩の1時間をカレンダーに「休憩」と入れてコワーキングで商談、という運用をしていた |
| 社会人4年目 | 独立し、株式会社ブイストを設立。スクール「ブイプロ」を開始 | 動機は「同じ失敗をさせたくなくて」 |
| 2025年8月 | 上場企業エフ・コード(証券コード9211)グループに参画 | 譲渡額は3億5,000万円。売却後も代表として残っている |
この表を見ると、最後の行だけが目立ちます。ただ、読んでほしいのは最後の行ではなく、上から5行目までです。500円で始まり、実力が伴わないまま現場に出て事故を起こし、動けなくなった。この期間が、経歴の中でいちばん長く尾を引いています。
なぜ500円だったのか|「順番を間違えた」という総括
営業だけが先に走ってしまった
当時の失敗の本質は、「順番を間違えた」の一言に尽きます。
営業だけは得意だったんで、仕事は取れちゃうわけですよ。で、単価の高い案件まで取れてしまう。それは早く始めたからです。実力ないのにね。ここが分かれ目でした。営業が通ってしまったせいで、実力を上げる工程が丸ごと後回しになったんです。
結果として起きたことは単純です。取れてしまったけど実力が伴っていないので、納品したクオリティが低すぎた。「もう質がびっくりするぐらい低い」と、はっきりそう言われました。修正指示だらけの納品が続きます。
SNSで晒され、1ヶ月動けなくなった
もっと深刻なことも起きています。SNSで晒されたわけです、僕。業界のブラックリストになったわけです。「お願いした編集者がやべえ奴だったわ」みたいな感じで。この時期は1ヶ月ベッドから動けませんでした。
同じ時期、単価2,000円の案件に20時間かけて辛くなり、途中で連絡を絶って降りたこともあります。いま受講生に「飛ぶな」「修正1個でもアウト」と繰り返しているのは、自分がやらかした側だったからです。
そして、この経験からの結論がこれです。やっと順番を間違えたことに気づいた。やっぱり営業が先じゃないなと。どんだけ営業だけやったって、お客様の役に立つ技術がないと意味がないよねっていうことです。必要だったのは、お客様を満足させられる実力でした。
当時の失敗と、今なら何をするかの対比
ここが、この記事でいちばん持ち帰ってほしい部分です。当時の行動と、同じ状況に今いるなら何をするかを対比させます。
| 当時やっていたこと | 何が起きたか | 今なら何をするか |
|---|---|---|
| 教材を買っただけで、カリキュラムをほとんどやらずに営業を始めた | 仕事は取れたが、納品品質が低く修正指示だらけになった | 手を出した教材を最低1周、できれば2〜3周やり切ってから営業に出る。順番を入れ替えない |
| 2,000円前後の安い教材を買い漁る「情報のコレクション」型の独学 | 知識は増えたが、他人に見せられる成果物が1つもできなかった | 教材の数を増やさない。1つの教材の課題を全部、提出できる完成物として仕上げる |
| 実力を盛って「できます」と伝えて受注した | 納品事故が起き、SNSで晒され、業界内でブラックリスト扱いになった | できることだけを提示する。足りない部分は、相手のチャンネルの改善版を作った「制作イメージ」で見せる |
| 友人の動画を無料で編集して「すごい」と言われて満足していた | 承認欲求は満たされたが、発注側が判断できる材料にはならなかった | 同じ時間を、テレビ番組の「完コピ」に使ってポートフォリオにする |
| 単価2,000円の案件に20時間かけ、辛くなって途中で降りた | 信用を失った。飛んだ事実はその後ずっと残る | 見積もり前に想定作業時間を出す。割に合わないなら受けない。受けたら必ず納める |
| 単価の判断基準を持たないまま、高い案件だけを追った | 実力と単価が乖離し、事故が起きた | 「ディレクターのチェックを一発で通せるか」を基準にし、通せるようになってから単価の話をする |
未経験からの初案件そのものの取り方については、未経験から動画編集の初案件を獲得する手順で別途まとめています。
何を変えたら状況が動いたのか|4つの具体
ここからが本題です。「500円だった」という事実より、そこから何を変えたのかのほうが、読む人にとっては使えるはずなので。実際に変えた行動は、4つに整理できます。
1. 買ったカリキュラムを2周・3周やり込んだ
いちばん地味で、いちばん効いた変更がこれです。ちゃんとやろうと思い立って、カリキュラムをやり込む。2周も3周もする。新しい教材を買い足したんじゃなくて、すでに手元にある教材を、放置状態から完走状態に変えただけです。
カリキュラムをやってから、どんどん結果が出るわけですよ。新しい情報を探しに行くより先に、買ったまま終わっている教材がないかを確認する。スタート地点で詰まっている人の多くに、まずここが残っています。
2. 「現場レベル」を8項目で定義した
「うまくなる」は曖昧すぎて、達成判定ができません。そこで置いた定義が「現場レベル=ディレクターのチェックをポンと通過できるレベル」です。チェック項目は8つに分解しています。
- 誤字脱字・表記統一:全角半角、送り仮名、表記ゆれ。どちらでもいいときこそ統一する。名前を間違えない
- クリップの先端を揃える:「1フレームのズレで動画の質がガツッと下がる。死ぬほど多い指摘」
- 適切なカットのテンポ:無音カットだけでは不十分。チャンネルごとのカット範囲ルールに従う
- テロップの意訳:「テロップは文字起こしをすることじゃない。分かりやすくするために入れる」
- BGM・SEの音量バランス:目安はあるが、数値で済ませず視聴者目線で判断する
- 場面にマッチした演出:「なんでここでこの演出?」と言われない根拠を持つ
- デザインの統一性:トンマナ崩れは対企業納品では通らない
- マニュアル遵守:納品方法まで含めて守る
この8項目が効くのは、「今の自分に何が足りないか」がチェックリストになるからです。漠然と「実力不足」と思っている状態から、「2と4が毎回指摘されている」という状態に変わると、次にやることが決まります。
この基準は、単価交渉の前提としても使っています。基礎的な修正が多いのに単価を上げたいと言う権利はない。現場レベルになってからお金は要求しよう、ということです。単価の上げ方そのものは動画編集の単価を上げる具体的な方法で詳しく扱っています。
3. ポートフォリオの水準を「完コピ」で引き上げた
実績がない段階で何を見せるか。ここでの答えがテレビ番組の完全再現(完コピ)です。基準は言葉どおり厳しくて、お手本と重ねたときに1ミリもずれていない状態。子音の1フレーム、フォントの太さ、境界線、色調まで合わせます。
ここまでやるには、まず見る量がいります。初めて1本の案件をちゃんと納品できたときも、僕がやったのは参考動画を少なくとも40回から50回は見て、スクショも撮る、というだけのことでした。派手なテクニックは何もありません。
注意点もセットで書いておきます。中途半端な完コピは逆効果です。「完コピです」と言って完コピできていないと、「完コピしようとして技術的にできなかった人」というメッセージが伝わってしまい、営業的には逆効果になります。友人の動画を無料で編集して褒められる時間と、完コピに向かう時間の差は、ここに出ます。
4. 制作会社に入って、営業と制作を現場で覚えた
4つ目は環境そのものを変えた話です。新卒で渋谷のYouTubeマーケティング企業に入社し、人事に「絶対営業部署に入れてください」と直接頼みました。理由ははっきりしていて、当時ネット上に落ちていた情報は営業文テンプレみたいなものばかりで、本質的に動画編集を売る方法が分からなかったからです。
そこでの実務量は、テレアポ1日100件、メール営業1日6,000通。並行して副業を「8-8-8生活」(本業8時間+副業8時間+睡眠8時間)で1年以上回していました。
ここは万人向けの手段ではありません。会社員としての時間が取れる人・取れない人がいますし、同じ環境が今あるとも限りません。ただ、「独学の外側に出た」という構造だけは共通して使えます。フィードバックが返ってくる場所に身を置いた。それ自体が転換点でした。
「最初は誰でも小さい」は主観ではない|受講生の申告データ
ここまでは1人の話です。では、他の人はどうなのか。ブイプロでは受講生からの成果報告をフォームで受け付けており、その申告データを集計しています。
報告された案件単価の分布
単価の申告があった263件を集計すると、次のようになります。
| 単価帯 | 件数 | 割合 | この帯で多く見られる状態 |
|---|---|---|---|
| 1万円未満 | 103件 | 約39% | 最多の層。開始初期。クラウドソーシング等のプラットフォーム経由の受注が中心 |
| 1万円以上 | 160件 | 約61% | 法人との直接取引、継続契約、ディレクション業務などが混ざり始める |
| 合計 | 263件 | 100% | — |
読み方には注意が必要です。この数字は「受講生の自己申告」であり、全員の平均像でも、成果の保証でもありません。報告していない人は含まれませんし、1人が複数回報告しているケースもあります。それでも1つだけ言えることがあります。報告された単価のうち、いちばん多い層は1万円未満だったという事実です。
つまり、初案件が数千円だった人は、例外でも失敗でもありません。最も人数の多い場所にいるだけです。動画編集の収入全体の実態については動画編集の収入のリアルで別途整理しています。
「何ヶ月で」はばらつきが大きい
同じデータで、成果を達成した時期の申告は340件あります。こちらで目立つのは、特定の月に集中していないことです。受講2ヶ月目という申告もあれば、1年〜1年6ヶ月という申告も、2年以上という申告もあります。「覚えていない・記憶が曖昧」という回答も少なくありません。
ここから読み取るべきは、「◯ヶ月で上がる」という平均値ではなく、ばらつきの大きさそのものです。使える時間、開始時のスキル、狙う案件の種類で、かかる期間は大きく変わります。他人の期間と自分の期間を比べても、判断材料にはなりません。
低単価案件は受けるべきか|都合のいい部分を省かない回答
ここが、この記事でいちばん誠実に書かないといけない部分です。
「安い案件でも経験になるから受けるべき」も、「低単価案件は絶対に受けるな」も、どっちも雑な答えだと思っています。分かれ目は金額ではなくて、その案件が次につながる構造になっているかです。
| 観点 | 受けてよい低単価 | 避けたほうがいい低単価 |
|---|---|---|
| 実績としての使い道 | ポートフォリオに載せられる/案件名や成果物を見せられる | 守秘や条件で一切外に出せず、営業材料にならない |
| フィードバック | 修正指示や理由が返ってくる。基準が学べる | 投げっぱなしで「OKです」しか返らない |
| 期限 | 自分で区切っている(◯本まで/◯ヶ月まで) | なんとなく続いていて、気づけば1年経っている |
| 作業時間 | 1本あたりの時間が読めていて、慣れれば下がる見込みがある | 毎回20時間かかり、下がる気配がない |
| 関係性 | 単価改定の相談を持ちかけられる相手 | 金額の話題を出せる空気がない |
右側の列に当てはまる項目が多いなら、それは「経験を買っている」のではなく、ただ時間を消費している状態に近いです。逆に左側なら、金額が小さくても手元に残るものがあります。
そしてもう1つ、金額に関係なく守ったほうがいいことがあります。受けたら必ず納めることです。僕がいちばん強く後悔しているのは、500円で受けたことではなく、単価2,000円の案件から途中で降りたことのほうです。飛んだ事実は消えません。安い案件を受けるかどうかより、受けた案件を終わらせるかどうかのほうが、後々まで効いてきます。
この話をどう受け取ってほしいか
最後に、書き手としての立場をはっきりさせておきます。
僕が500円から始めたことも、その後に会社を譲渡したことも事実です。ただ、この2つを直線で結んで「だからあなたも」と読んでほしくはありません。当時と今では市場環境が違います。僕自身、初期に稼げた理由は競合が弱かった時代だったからで、儲かっていたのはトレンドに乗っていただけだと繰り返し話してきました。同じ手順を踏んでも同じ結果にはなりませんし、そもそも結果を約束できる人なんて誰もいません。
この話から取り出せるものは、もっと地味です。
- 最初の案件が小さいことは、能力の証明ではない
- 営業だけを先に走らせると、事故が起きて信用を失う
- 買った教材を完走することは、新しい教材を探すより優先度が高い
- 「うまくなる」を、判定できるチェック項目に分解する
- 受けた仕事は、金額に関係なく必ず終わらせる
500円の請求書を出した僕が、その後にやったことの中身は、この5つとほぼ同じです。派手な話はどこにもありません。
ブイプロでは、この失敗を出発点にしたカリキュラムと、現場レベルの基準に沿った添削を提供しています。自分がいま何で詰まっているのかを整理したい方は、ブイプロの詳しい内容をこちらで確認できます。
よくある質問
Q1. 最初の案件は、いくらで受けるべきですか?
金額そのものに正解はありません。判断すべきは「その金額でどれだけ時間を使うことになるか」と「終わったあとに何が手元に残るか」の2点です。見積もり前に想定作業時間を出し、成果物をポートフォリオに載せられるか、修正指示が返ってくるかを確認してください。この2つが確保できるなら、金額が小さくても最初の1件としては機能します。逆に、どちらも確保できない案件は、金額が多少高くても優先度は下がります。
Q2. 安い案件は、結局消耗するだけではないですか?
本文の表で示したとおり、消耗するタイプの低単価は実在します。判定基準は「外に出せない」「フィードバックがない」「期限を切っていない」「作業時間が下がらない」「金額の相談ができない」の5つです。これらに多く当てはまる案件を続けているなら、続ける理由をもう一度確認したほうがいいと思います。ただし、途中で連絡を絶つのは別問題です。受けた案件は最後まで納め、次の契約更新のタイミングで判断してください。
Q3. 何件やれば単価は上がりますか?
件数では決まりません。ブイプロ受講生の申告データでも、成果の達成時期は受講2ヶ月目から2年以上まで大きくばらついており、特定の件数や月数に集中していませんでした。基準にすべきは件数ではなく、「ディレクターのチェックを一発で通せる状態になっているか」です。修正指示の中身が「誤字」「クリップの先端」といった基礎項目から、演出の方向性の相談へ変わってきたら、それが実力が上がっているサインになります。
Q4. 独学とスクール、どちらが早いですか?
独学でも到達できます。実際、ブイプロの事業部長は独学派で、「約2,000本の動画を作って初めてテレビ番組レベルを再現できるようになった」と語っています。差が出るのは、フィードバックが返ってくるかどうかです。僕の失敗も、独学中に「自分の成果物が現場基準を満たしているか」を判定してくれる人がいなかったことが原因の一部でした。独学を選ぶなら、完コピという判定基準が明確な練習を選び、自分で答え合わせができる形にすることをおすすめします。
Q5. 500円から始めた人が会社を売却したなら、自分も同じ道を辿れますか?
いいえ、と正直に答えます。同じ結果を約束できる人は誰もいません。当時と現在では、競合の数も、単価の相場も、AIツールの普及状況も違います。僕が初期に稼げたのは競合が弱かったからで、トレンドに乗っていただけです。この記事で参考にしていただきたいのは結果ではなく、「営業より先に実力」「買った教材を完走する」「うまさをチェック項目に分解する」「受けた仕事は必ず納める」という、再現しやすい部分だけです。
まとめ
初案件の請求書が500円だったこと。時給に直すと200円台だったこと。実力が伴わないまま営業だけを走らせてSNSで晒され、1ヶ月動けなくなったこと。これらは全部、僕が公の場で繰り返し話してきた実録です。
そこから変えたのは、買った教材を2周・3周やり込むこと、「現場レベル」を8項目に分解すること、完コピでポートフォリオの水準を上げること、フィードバックが返る環境に出ること。この4つでした。
いま初案件の金額を見て落ち込んでいる方へ。その金額は、あなたの能力を測ったものではありません。変えられるのは金額ではなく、次の1本に何を持ち込むかです。
※本記事に記載した数値・エピソードは、山田一真本人の発言および株式会社ブイストが受講生から受け付けた自己申告データに基づくものです。受講生データは全体の平均像を示すものではなく、成果や収入を保証・約束するものではありません。動画編集による収入は、投下時間・スキル・営業活動・市場環境などによって大きく異なり、成果が出ない場合もあります。
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P.S. 7年前の疲弊する前に欲しかった…
