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動画編集が難しいと感じる7つの壁|469件の悩みデータで解説

公開日: 2026年9月1日 最終更新: 2026年9月12日 執筆: 山田一真(カズマル)|株式会社ブイスト代表
難しいと感じるのは 7つの壁のどれか

はじめまして。この記事を書いた人です

山田一真(カズマル)動画編集スクール「ブイプロ」代表/株式会社ブイスト

  • 2019年12月、報酬500円の動画編集案件から個人で仕事を始める
  • 個人受注から法人・代理店の案件へ広げ、2022年に株式会社ブイストを設立
  • 2025年8月、同社の株式を株式会社エフ・コード(東証グロース・9211)へ譲渡。現在も福岡を拠点に運営を継続
  • 受講生から寄せられた成果報告 延べ555件・実人数380名を自社で集計し、内容を公開している

この記事を書ける理由:この7分類は、僕が受講生アンケートの自由記述469件を自分で読んで分けたものです。加えて、動画編集を始めた頃に独学で情報を混ぜて遠回りしたのも、指導の現場で人が止まる瞬間を見てきたのも僕自身です。

動画編集を「難しい」と感じるのは、正常な反応です。初心者がつまずく場所はランダムではなく、大きく7つの壁に分解できます。当社の受講生アンケート469件を集計すると、悩みの最多は「スキル習得の難しさ」82件。つまり、あなただけが詰まっているわけじゃないんですよね。壁の正体と、越える順番を先に知っておけば、難しさは「才能の問題」から「手順の問題」に変わります。

この記事でわかること

  • 動画編集が難しいと感じる原因を7つの壁に分解した一覧(つまずく時期つき)
  • 受講生アンケート469件の悩み分類とカテゴリ別の解決率(母数つき)
  • 「才能がないから無理」が成立しない理由(達成期間データ340件)
  • 挫折を「意志の弱さ」ではなく「変数」として扱い直す考え方と、我流と型の違い
  • センスがない・何ヶ月かかる・やめたくなった、へのよくある質問5問

結論:動画編集の「難しい」は7つの壁に分解できる

「動画編集 難しい」と検索した人が本当に知りたいのは、この難しさに終わりがあるのか、自分だけが苦しんでいるのかの2点だと思っています。先に答えを書くと、終わりはありますし、あなただけではありません。難しさは一枚岩ではなく、発生する時期も症状も対処法も違う7つの壁の集合体です。切り分ければ、いま自分が何番目で止まっているのかが分かります。

つまずきやすい時期 代表的な症状 越え方の要点
1. 操作の壁 開始〜1ヶ月 ソフトの画面を開いた時点で固まる/操作が反応しない 操作を最小構成に絞り、1本完成させる
2. 情報の壁 1〜2ヶ月 調べるほどやり方が増え、正解が分からない 情報源を1つに固定し、我流を混ぜない
3. 時間の壁 全期間(特に2〜4ヶ月) 本業・家事育児と両立できず着手が止まる 時間帯と場所を先に固定する
4. 停滞の壁 3〜6ヶ月 課題で進みが鈍り、成長の実感が消える 進捗の単位を「今日触った」に落とす
5. 自信の壁 3〜6ヶ月(応募直前) 作れるのに「自分では失礼」と思って出せない 自己評価をやめ、他者評価をもらう
6. 営業の壁 4〜8ヶ月 編集はできるのに仕事に変わらない 結果ではなく行動量(件数)を管理する
7. 孤独の壁 全期間 質問できず、止まったことに誰も気づかない 止まった事実を出せる先を1つ持つ

以降、7つの壁を「なぜ難しいと感じるか」「実際の声」「越え方」の順に見ます。その前に、この分類の出どころを共有します。

データで見る:初心者がつまずく場所は偏っている

ブイプロでは受講生アンケートの自由記述を蓄積しています。そのうち悩み・つまずきに言及した記述469件を分類し、同じ記述内に「解消した」「乗り越えられた」旨があるものを解決済みとして集計しました。

悩みのカテゴリ 件数 構成比 解決率
スキル習得の難しさ 82件 17.5% 60%(49/82)
自信がない・自己肯定感の低さ 80件 17.1% 70%(56/80)
進捗の停滞・挫折しかけ 79件 16.8% 42%(33/79)
収入・単価への不安 43件 9.2% 65%(28/43)
時間がない・本業や家庭との両立 41件 8.7% 41%(17/41)
案件獲得・営業への不安 40件 8.5% 57%(23/40)
孤独・モチベーション維持の難しさ 19件 4.1% 68%(13/19)
クライアント対応・実務の悩み 17件 3.6% 65%(11/17)
体調・健康問題 17件 3.6% 18%(3/17)
AI時代・業界の将来への不安 10件 2.1% 40%(4/10)
年齢への不安 7件 1.5% 57%(4/7)
その他(学習環境への要望など) 34件 7.3%
合計 469件 100% 52.5%(246/469)

読み取れることは3つあります。1つ目。上位3つ(スキル習得・自信・停滞)だけで全体の51.4%、241件を占めます。難しさは機材でもソフトでも案件数でもなく、技術と気持ちと進み方に集中しています。多くの人が、同じ場所で詰まっているということです。

2つ目。件数が多いカテゴリほど解決率が低いわけではありません。最多の「スキル習得」は60%、2位の「自信がない」は70%。一方で「進捗の停滞」は42%、「時間がない」は41%と低い。技術と自信は時間をかければ動き、動きにくいのは「進み方が止まる」タイプだということです。

3つ目。「才能がない」というカテゴリは存在しません。469件を分類しても、才能そのものを原因とする記述群は独立したカテゴリになりませんでした。人が「才能がない」と言うとき、実際に起きているのは操作が分からない、時間が取れない、比較して落ち込む、のいずれかです。

悩みの内訳をより細かく見たい方は、動画編集者の悩みランキングもあわせてご覧ください。

なお本集計は自由記述の分類で、自己申告に基づきます。厳密な追跡調査ではありませんが、つまずく場所が偏っている事実は十分に読み取れます。

壁1:操作の壁 — ソフトを開いた時点で固まる

なぜ難しいと感じるか

最初の壁は、技術以前の「情報密度」の問題です。ソフトを起動すると、初見のパネルとボタンが数十個いっぺんに出てきます。短期記憶が扱える量を超えているので、難しいのではなく処理しきれずフリーズしている状態なんですよね。

ここで多くの人が「自分は機械音痴だから」と、原因を資質のほうに置き換えてしまいます。実際は順番の問題です。カット・テロップ・書き出しの3つで動画は完成しますが、最初の画面はその3つを他の何十もの機能と同じ大きさで表示してきます。そりゃ固まります。

実際の声

  • 「編集ソフトの画面を見ただけで挫折しそうでした」

越え方

  1. 覚える操作を3つに絞る。カットする、文字を出す、書き出す。この3つ以外は最初の1ヶ月は触らないと決めます。
  2. 短い動画を1本、最後まで完成させる。30秒でかまいません。完成体験の有無で2本目の体感難易度が変わります。

アンケートには「パソコンが得意ではない自分でもできるんだと感動した」といった記述が並びます。操作の壁は、時間をかければほぼ全員が越えています。

壁2:情報の壁 — 調べるほど分からなくなる

なぜ難しいと感じるか

2つ目は、独学で最も多くの人を止める罠です。無料の解説は大量にありますが、10人の解説者は10通りのやり方を教えます。カットの手順もテロップの作り方も書き出し設定も違う。初心者には、その差が「流派の差」なのか「正解と不正解の差」なのか判別できません。

結果、手順が混ざります。Aさんのやり方で途中まで進み、詰まってBさんの動画を見て続きをやる。土台が噛み合わずうまくいかず、「自分の理解力が足りない」と結論づけてしまう。

僕はこれを「独学がダメなのは根性の問題ではなく、道具や手順の変数が増えるから」と言っています。難易度を上げているのは能力ではなく、扱っている情報の本数です。

僕自身、動画編集を始めた頃にこう書き残しています。独学じゃなくて誰かに「こうやったらいいよ」と言ってもらわないと、いつまでたっても効率化には気づけない。自分で調べようとしても、調べる内容は自分が思いつく範囲のものだけだから、と。今読み返しても、ここは変わっていません。

実際の声

  • 「ネットで嘘かホントか分からない情報に踊らされて無駄な時間を過ごしました」

越え方

  1. 情報源を1つに固定する。教材でも講座でも1人の解説者でもかまいません。重要なのは、最後まで同じ土台で進むことです。
  2. 我流を混ぜない。「ここは自分ならこうする」は、型を一周した後の楽しみに取っておきます。

独学と講座、どちらが自分に合うか迷っている方は、動画編集は独学とスクールどちらがいいかで判断基準を整理しています。

壁3:時間の壁 — 本業と家庭の隙間で学べない

なぜ難しいと感じるか

41件、解決率41%。件数の割に解決率が低い、やっかいな壁です。

正体は「時間の総量が足りない」ことではなく、着手のたびに毎回ゼロから意思決定をしていることです。今日やるか、何時からか、どの課題からか。疲れて帰った日にこの3つを決め直すのは現実的じゃないので、結果として時間があった日も動けません。

本業があり、家庭があり、体調がある。それは変数として実在します。必要なのは根性ではなく意思決定の回数を減らす設計のほうです。

越え方

  1. 時間帯を固定する。「空いたらやる」ではなく「何曜日の何時にやる」。量より固定が先です。
  2. 場所を既存の習慣に紐づける。子どもの送迎の待ち時間や出勤前のカフェなど、すでに発生している移動とセットにします。
  3. 0点の日を作らない。僕が繰り返し伝えているのは「毎日60点を出し続ける。0点の日を作らない」という考え方です。5分ソフトを開くだけの日を、進捗ゼロと呼ばないでください。
  4. 止まる期間を想定内に入れる。数ヶ月まったく触れない時期を経て再開し、成果報告に至った方も実際にいます。

壁4:停滞の壁 — 進んでいる実感が消える

なぜ難しいと感じるか

79件、解決率42%。全カテゴリの中でも解決しにくい壁です。特徴は、能力が落ちたわけではないのに実感だけが消えること。初期は「昨日できなかったことが今日できる」が毎日起きます。基本操作が身につくと、成長は「精度が少し上がる」という見えにくい形に変わる。手応えの単位が変わったのに前と同じ感覚で自分を測るから、「止まっている」と感じるんですよね。

ブイプロではこの壁が、模擬案件など負荷の高い課題で顕在化します。実務に近い課題は本物の難易度をそのまま持ってくるので当然きつい。ここで「向いていない」と解釈する人が多く出ます。

僕はこれを「成長痛」と呼んでいます。苦しい・不安・他人からの否定、大歓迎です。成長している証です。子供の成長痛に「やめて」とは言わないのに、大人は自分の成長痛を怖がる。難しく感じている事実は、負荷が正しくかかっている証拠でもあります。

実際の声

  • 「受講期限を考えると気持ちだけ焦り、空回りしています」
  • 「どうして入学したのか、何がしたかったのか、分からなくなってしまいました」

越え方

  1. 進捗の単位を下げる。「課題を1つ終える」ではなく「今日ソフトを触った」を記録単位にします。停滞期は完了までの距離が長く、完了だけを指標にすると必ず無得点になります。
  2. 止まっている理由を言語化する。「なんとなく進まない」の中身は、たいてい「特定の1工程が分からない」です。特定できれば質問できます。
  3. 比較対象を昨日の自分に戻す。SNSで見える他人は完成品しか出しません。比較先として不適当です。

壁5:自信の壁 — 作れるのに、出せない

なぜ難しいと感じるか

80件、解決率70%。件数は2位ですが解決率は上位で、自信のなさは時間とともにかなり動くということです。

厄介なのは技術が上がるほど強くなることがある点です。学び始めは自分の動画の粗が見えず、上達すると見えるようになる。以前より上手くなったのに自信がなくなるという逆転が起きます。これは技術が上がった証拠であって、才能がない証拠ではありません。

もう一つは参考動画との比較です。プロが何年もかけた水準と、学習3ヶ月の自分を並べれば当然差があります。差の存在は事実ですが、そこから「自分には無理」と結論するのは論理の飛躍です。

実際の声

  • 「『自分にはまだ早い』『この金額では依頼してもらえないかもしれない』と考えてしまっていた」
  • 「参考動画のクオリティを見て『自分には無理だ』という気持ちが先に出て、応募までいかなかった」
  • 「こんなこと聞いたらあかんかな、バカにされないかな、と思っていました」

越え方

  1. 自己評価を判断材料にしない。自分で良し悪しを決めるのをやめ、第三者に見てもらう機会を作ります。自己評価は上達すると下振れするため、指標として使えません。
  2. 「確信は行動で作る」と考える。確信は降ってくるものでも湧いてくるものでもなく、行動で作るものだと僕は思っています。補助輪付きの自転車で走ってみたから「いけるかも」が生まれるのであって、順番は逆にはなりません。
  3. 質問のハードルを意図的に下げる。「こんな初歩的なことを聞いていいのか」で止まっている時間が、実はいちばん損失が大きい部分です。

壁6:営業の壁 — 編集はできるのに、仕事に変わらない

なぜ難しいと感じるか

40件、解決率57%。編集の学習と、仕事を得る活動は、必要なスキルが違います。編集は一人で完結する作業ですが、営業は相手のいる行為です。ここで初めて「返信が来ない」「選ばれない」という外部からの結果を受け取るので、慣れていない人には強い負荷になります。

僕はこの恐怖を「適切な恐怖」と呼んでいます。今のまま生きれば想像できる明日が来るから怖くない。やるぞとなると何が起こるか分からないから怖い。現状の壁を破る時に体が痛むのが恐怖で、それは合っているということです。怖さを感じている時点で、方向は間違っていません。

実際の声

  • 「自分の技術力でこの案件に応募していいのだろうかと考え、尻込みしていた」
  • 「自分にとって営業のハードルが高すぎたのですが」

越え方

  1. 結果ではなく件数を管理する。採用されたかどうかは相手の事情で決まりますが、送った件数は自分で決められます。管理すべきは後者です。
  2. いきなり全開にしない。僕の指導でも「いきなりフルアクセルじゃなくていい。1日4件、週20〜30件」という漸進的な処方を取ります。
  3. 断られた理由を一般化しない。1件の不採用は「実力がない証明」ではなく「その1件が合わなかった」という情報です。

壁7:孤独の壁 — 止まったことに誰も気づかない

なぜ難しいと感じるか

19件と件数は少ないものの、影響は大きい壁です。孤独は他の6つの壁を全部悪化させるから。

操作が分からないとき、聞ける人がいれば5分で終わります。いなければ2時間調べて分からず、「自分は理解力がない」という結論だけが残ります。停滞も同じで、誰にも見られていない学習は止まっても気づかれず、再開のきっかけが来ません。

解決率は68%と高めです。孤独は環境を1つ変えるだけで解消しやすい種類の問題だということです。

実際の声

  • 「ひとりで悩んでいた事が時間の無駄でした」
  • 「ひとりで頑張っているんじゃないんだな、と感じる瞬間です」

越え方

  1. 「止まった」と言える相手を1人確保する。成果ではなく停滞を報告できる相手であることが条件です。
  2. 質問の場を、学習を始める前に用意しておく。詰まってから探すと、たいてい探せません。
  3. 同時期に始めた人の存在を把握する。先を行く人より、同じ地点で詰まっている人のほうが継続には効きます。

「才能ではない」ことをデータで確認する

ここまでの7つの壁に共通するのは、どれも才能で説明されていないことです。裏づけをもう一つ出します。

ブイプロの成果報告フォームには、受講開始から何ヶ月目で最初の成果に至ったかを答える項目があります。有効回答340件(「覚えていない」53件を除外)の分布は次のとおりです。

達成までの期間 件数 割合
3ヶ月以内 77件 23%
4〜6ヶ月 81件 24%
7〜12ヶ月 100件 29%
1年超 82件 24%
合計 340件 100%

3ヶ月以内は23%、つまり少数派です。そして半数以上(53%)が7ヶ月以上かかっています。1年超も24%。才能で決まるなら分布はもっと極端になるはずですが、実際にはなだらかに散らばっています。ここから2つ導けます。

1つ目。「3ヶ月やったのに結果が出ない」は遅れではありません。むしろ平均的な位置です。SNSで見る「1ヶ月で」は存在はしますが例外側で、例外を基準にすると、正常な人が自分を失格だと判断してしまいます。

2つ目。時間がかかった人も到達しています。1年超の82件は脱落者の数ではなく、到達した人の数です。遅いことと、できないことは別です。

どのくらいの期間を見込んでおくべきかについては、動画編集の習得期間の目安で詳しく整理しています。

※本集計は成果報告フォームへの自己申告に基づくもので、受講者全体の追跡調査ではありません。

挫折は「意志の弱さ」ではなく「変数」の問題

7つの壁に共通するのは、難しさの正体が能力ではなく条件の数だという点です。僕が繰り返し伝えている「変数理論」の要点は一行です。挫折は意志の弱さではなく、変数(我流・誘惑・環境)の多さで起きる。

いつも使う比喩は「5歳児にふわとろオムライスを作らせる」場面です。手取り足取り教えてもグズる、飽きる、別のことをやり出す、体調を崩す。これが変数です。そして大人にも同じことが起きます。飽きる、言われた通りにやらない、我流を混ぜる。手順は正しくても、混入物で結果は変わってしまう。

この視点に立つと、対策は精神論から設計に変わります。我流と型では、変数の数そのものが違うからです。

項目 我流で進める場合 型を1つ決めて進める場合
情報源 複数(動画・記事・SNSを横断) 1つに固定
手順の一貫性 途中で流派が変わる 最後まで同じ土台
詰まった原因 手順か能力か切り分けられない 原因を特定しやすい
質問のしやすさ 前提がバラバラで説明が長い 共通の前提で短く聞ける
時間の使い方 比較・検索に時間が流れる 制作そのものに時間が残る
難易度の体感 実力以上に難しく感じる 実力相応の難しさに収まる

これは「我流が悪い」という話ではありません。我流は型を一周したあとに強い武器になります。順番の問題であって、優劣の問題ではない。ただ最初から我流で進めると、うまくいかなかったときに「手順が違ったのか、能力が足りないのか」を永久に判別できなくなります。それが人を辞めさせます。

変数を減らす具体策は、次のようなものです。

  • 教わる内容を1つに一本化する(情報源を増やさない)
  • 作業する時間帯と場所を固定する(毎回決め直さない)
  • 誘惑を物理的に断つ(スマホを別室に置く、夜間の通知を切る)
  • 止まったときに相談できる相手をあらかじめ用意しておく

どれも才能とは無関係な操作です。越えられるかどうかを決めているのは、才能ではなく変数の数です。

7つの壁を越えるための順番

最後に実行順にまとめます。上から処理すると、下の壁が軽くなる設計です。

  1. 情報源を1つに決める。すべての壁の難易度を同時に下げるので最初にやります。
  2. 覚える操作を3つに絞り、短い動画を1本完成させる。
  3. やる時間帯と場所を固定する。意志ではなく設計で着手します。
  4. 止まったことを言える相手を1人確保する。孤独を先に潰すと以降の停滞が短くなります。
  5. 進捗の単位を「今日触った」に下げる。停滞期の無得点を防ぎます。
  6. 自己評価をやめ、他者に見てもらう。自信の壁は自分の中では解決しません。
  7. 営業は件数で管理する。結果ではなく行動量を指標にします。

この順番で進めても、難しい局面はなくなりません。目的は難しさをなくすことではなく、難しさの原因を特定できる状態を作ることです。原因が特定できれば、それは越えられる課題に変わります。

一人で7つの壁を設計するのが大変な場合は、環境ごと変えるのも選択肢です。ブイプロの無料相談では、いま何番目の壁で止まっているのかの整理からご相談いただけます。ブイプロの無料相談はこちら

よくある質問

Q1. センスがない人でも動画編集はできますか?

できます。アンケート469件を分類しても「才能・センスの不足」は独立したカテゴリになりませんでした。「センスがない」と感じる場面を分解すると、中身は操作が分からない(壁1)、比較して落ち込んでいる(壁5)、進み方が止まっている(壁4)のいずれかで、どれも手順で対処できます。
また多くの動画編集の仕事で求められるのは独創性ではなく、指示通りに正確に仕上げる再現性です。

Q2. 動画編集に慣れるまで何ヶ月かかりますか?

詰まらずに1本作れるまでは、多くの方で1〜3ヶ月程度です。仕事として通用する水準までは幅があります。
成果報告340件では3ヶ月以内が23%、4〜6ヶ月が24%、7〜12ヶ月29%、1年超24%。半数以上が7ヶ月以上かかっています。数ヶ月で結果が出ないことは想定内です。

Q3. 途中でやめたくなったらどうすればいいですか?

やめたくなること自体は異常ではありません。「進捗の停滞・挫折しかけ」は79件と3番目に多いカテゴリです。
順番は3つ。①いったん止まってよいと自分に許可する(やめる判断を、疲れている状態で下さない)。②「何が」できなくて止まったのかを1つに特定する。③それを誰かに言葉で伝える。
停滞の解決率が42%と低いのは、ここで一人で抱えるからです。孤独カテゴリの解決率は68%。外に出すだけで動く問題は想像より多いです。

Q4. 独学とスクール、どちらが挫折しにくいですか?

挫折しにくさだけで言えば、変数の少ないほうが有利です。独学は情報源が複数になりやすく手順が混ざり、詰まったときに「手順が悪いのか能力なのか」を切り分けられません。この切り分け不能な状態が最も消耗させます。
ただし独学でも、情報源を1つに固定し質問先を確保できれば変数は減らせます。費用や生活状況もあるので、自分の条件で判断してください。

Q5. パソコンが苦手/年齢が高くても始められますか?

「年齢への不安」は7件で全体の1.5%。多くはありませんが、50代・60代からの記述も含まれます。パソコンについても「機械音痴だった」状態からできるようになったと述べる例が複数あります。
ただし操作に不慣れな場合、最初の1ヶ月は他の人より時間がかかる可能性は高いです。それは能力差ではなく慣れの差で、期間を長めに見積もることがそのまま挫折対策になります。

まとめ

動画編集を難しいと感じるのは、正常な反応です。その難しさは7つの壁に分解できます。操作・情報・時間・停滞・自信・営業・孤独。どれも才能で説明される壁ではありません。アンケート469件でも悩みの上位は「スキル習得」「自信」「停滞」に集中し、才能のカテゴリは形成されませんでした。成果報告340件でも期間はなだらかに分布し、半数以上が7ヶ月以上かかっています。時間がかかるのが普通です。

挫折は意志の弱さではなく、変数の多さで起きます。情報源を1つにし、時間と場所を固定し、止まったときに言える相手を確保する。この3つだけでも体感の難易度は変わります。いま自分が何番目の壁で止まっているのか。まずはそこを特定するところから始めてみてください。

執筆:山田一真(ブイプロ運営)

※本記事は情報提供を目的としたもので、特定の収入・成果・案件獲得を保証するものではありません。記事内のデータは当社受講生アンケートの自由記述469件および成果報告フォームの回答(有効340件)を集計したもので、いずれも回答者本人の自己申告に基づきます。受講者全体を対象とした追跡調査ではないため、結果には個人差があります。引用したコメントは個人が特定されないよう、匿名かつ抜粋の形で掲載しています。

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