動画編集の初案件の取り方|実績ゼロから模擬案件で実績を作る
結論から書きます。実績ゼロから最初の案件を取る現実的な方法は、受注実績の代わりに模擬案件(架空の発注を自分で立てて、要件定義から納品形式まで通しで完成させた制作物)を用意し、実績要求のゆるい経路から順に応募することです。実績は「任せて大丈夫そう」と感じてもらうための材料であって、他人の動画を無断で編集・公開したり、経歴を盛ったりして作るものではありません。
書いているのは、動画編集スクール「ブイプロ」を運営する株式会社ブイストの山田一真です。僕自身、実績ゼロから始めて最初の請求書は500円でした。だから「実績がない」で止まる感覚は、たぶん誰よりわかります。
この記事でわかること
- 発注者が「実績」で本当に見ているものは何か(実績ゼロが不利になる本当の理由)
- 受注実績がなくても用意できる3種類の「実績の代わり」とその強さの差
- 模擬案件で実績を作る具体手順(テーマの選び方・素材の集め方・著作権の守り方・見せ方)
- 実績ゼロでも応募できる案件経路の比較と、卒業生アンケートに出た実際の獲得経路の内訳
- 初案件までの30日行動計画(そのまま使えるスケジュール表)
- 「低単価案件は受けるべきか」への、営業トークではない誠実な回答
- 実績ゼロで嘘をつくのがなぜ致命的なのか、最初はいくらで受けるべきか(よくある質問6問)
実績ゼロで止まる人が誤解していること
「実績がないから応募できない」「応募しても実績がないから通らない」。この輪の中でぐるぐる回っている人、本当に多いです。ブイプロの受講生・卒業生から集めた声(自由記述469件を内容で分類。集計は当社)を数えると、「案件獲得・営業への不安」が40件、「自信がない・自己肯定感の低さ」が80件、「収入・単価への不安」が43件でした。技術そのものより、技術を人に差し出す場面でつまずいている人のほうが多いんですよね。
最初に壊しておきたい誤解があります。発注者は「あなたに受注歴があるかどうか」を見ているわけではありません。じゃあ何を見ているのか。「この人に任せて、自分の手間が増えないか」。この一点だけです。
うちの講師長は、発注側として編集者を採用してきた立場からこう言っています。「クラウドワークスで3000円で募集しても人は集まるが、ほぼ全員ポートフォリオと日本語が微妙」「楽したくてお金を払って外注しているのに、なんで編集者の指導をしなきゃいけないのか」「微妙だった人には何も言わず、二度と発注しない」。
要は応募者の大半が、受注実績の有無以前に「募集要項が読めていない」「作品の水準が低い」という理由で落ちているということ。逆に言えば、ここを満たすだけで実績ゼロでも十分に勝負になります。僕は実績を「この人に任せて大丈夫そうだと感じさせるための錯覚資産」だと考えています。神格化する対象ではありません。自分で設計して作れるものです。
受注実績がなくても用意できる「実績の代わり」3種類
実績ゼロの人が用意できる材料は、大きく3つです。効き方も制作コストも違うので、順番を間違えないでください。
| 種類 | 中身 | 信頼させる力 | 制作コスト | 使いどころ |
|---|---|---|---|---|
| ①受注実績 | 実際に納品して報酬を受け取った案件 | 強い | ―(これから作る) | 2件目以降の応募 |
| ②模擬案件・自主制作 | 架空の発注を立て、要件定義から納品まで通した制作物 | 中〜強い(水準次第) | 1本あたり10〜20時間 | 初案件の応募の主力 |
| ③制作イメージ(ビフォーアフター) | 応募先のチャンネル・商材に合わせて作る「あなたの動画をこう変えます」の提案物 | 中(相手には刺さる) | 1件あたり1〜3時間 | 企業営業・単価の高い応募 |
③は営業の現場でかなり効きます。相手のチャンネルの現状と、自分が作り直した改善版を並べて「右側に変えます」と出す。寿司屋の看板の写真と同じで、任せた後の未来を具現化して見せるわけです。単価を上げて提案するなら、それくらいの営業コストはかける価値があります。
ただ①がない段階では、②の水準がすべてを決めます。ここを本気で作れるかどうか。それが実績ゼロを抜けられる人と抜けられない人の分岐点です。ポートフォリオの構成そのものは動画編集ポートフォリオの作り方にまとめているので、あわせて読んでみてください。
模擬案件で実績を作る具体手順
ブイプロのカリキュラムには「模擬案件」という課題があります。設計思想は路上教習です。教習所の中に理不尽はありません。でも現場では、クライアントが一度OKと言ったことをひっくり返すなんて普通に起きます。だから模擬案件では、その面倒までを安全に一度通らせます。
この考え方は独学でも再現できます。ポイントは「編集の練習」ではなく「仕事の一周を再現する」こと。次の5ステップで進めてください。
STEP1|テーマを決める(狙う案件から逆算する)
好きなものを作るのではありません。これから応募したい募集に一番数が多いジャンルを選びます。クラウドワークスやIndeedで「動画編集」を検索して、直近1週間の募集を30件ざっと眺め、多い順に3ジャンル控える。そこから選んでください。
| 模擬案件のテーマ例 | 想定クライアント | 尺の目安 | 安全な素材の集め方 | 見せどころ |
|---|---|---|---|---|
| ビジネス系トーク動画 | 士業・コンサル・経営者YouTube | 8〜12分 | 自分で自撮り/家族・友人に許可を得て撮影/商用可のフリー素材 | 意訳テロップ・図解・テンポ |
| 商品紹介・レビュー | EC事業者・メーカー | 5〜8分 | 自分の私物をスマホで撮影 | 寄りの絵作り・訴求テロップ・BGM選定 |
| 店舗・サービス紹介 | 飲食店・美容室・ジム | 60〜90秒 | 許可を取った実店舗/商用可のフリー映像 | 構成力・字幕の可読性・尺の圧縮 |
| 縦型ショート(切り抜き型) | SNS運用代行・インフルエンサー | 30〜60秒 | 自分で撮影した素材を切り出す | 冒頭2秒・字幕の追従・離脱対策 |
| セミナー・講義アーカイブ | スクール・教育事業者 | 10〜15分 | 自分でスライドを作り自分で話す | 無音カット・章立て・スライド差し替え |
| 採用・会社紹介 | 中小企業の採用担当 | 90〜120秒 | 商用可のフリー映像+自作テロップ | トンマナ統一・ロゴ扱い・信頼感 |
STEP2|自分で「発注書」を書く
ここが模擬案件と自主制作の決定的な差です。作り始める前に、架空のクライアントの発注書をA4半ページで自分宛てに書く。最低限、次の項目は埋めてください。
- クライアント名(架空でよい)・業種・ターゲット視聴者
- 動画の目的(認知/集客/採用/販売のどれか一つに絞る)
- 尺・納品形式(解像度・fps・コーデック・ファイル名の命名規則)
- NG事項(使ってはいけない色・演出・表現)
- 納期(必ず日時まで決める。守れなければ意味がありません)
そして納品直前に、自分で1つだけ「後出しの修正指示」を足します。「やっぱりテロップの色をコーポレートカラーに全部変えてほしい」みたいなやつです。これが路上教習でいう理不尽の再現。一度食らっておくと、本番の初案件で慌てません。
STEP3|素材を集める(ここで著作権事故が起きる)
実績ゼロの人が一番踏みやすい地雷が素材です。結論から書きます。
他人のYouTube動画やテレビ番組をダウンロードして編集し、公開・提出するのはNGです。複製権・翻案権・公衆送信権の侵害にあたる可能性が高く、ポートフォリオとして提出した相手が事業者であれば、権利意識のある発注者ほど「この人に任せると自社も危ない」と判断します。実績を作るつもりが、落選理由を作っていることになります。
安全な素材の集め方は次の通りです。
- 自分で撮る:スマホで十分です。自分が話す/自分の私物を撮る。権利がすべて自分にあるので一番強い。
- 許可を取って撮る:家族・友人・知人の店舗など。口頭でなく、用途(ポートフォリオとしてWeb公開する)を伝えて文面で残す。
- 商用利用可のフリー素材を使う:映像・音源とも、ライセンス表記と「商用利用可」「クレジット表記の要否」を必ず個別に確認する。サイト全体が可でも素材単位で条件が違うことがあります。
- AI生成素材を使う:利用規約で商用利用と再配布の可否を確認してから。
練習としてテレビ番組を完全再現する(いわゆる完コピ)のは、力をつける方法として非常に有効です。ただしそれはあくまで自分の手元で技術を身につけるための教材であって、成果物をそのままWeb公開してよいものではありません。完コピで身につけた「フォントの太さ・境界線・色調・1フレームのタイミング」を、自分で撮った素材に載せ替えて作り直す。これがポートフォリオに載せられる形です。
また、応募先のチャンネルのスクリーンショットを使う「制作イメージ」は、その相手に個別に見せる提案資料の範囲にとどめ、自分のポートフォリオサイトやSNSで公開しないのが安全です。
STEP4|「現場レベル」でセルフチェックする
ブイプロで言う現場レベルは「ディレクターのチェックをそのまま通過できるレベル」です。模擬案件を書き出す前に、次の8項目を自分で潰してください。実績ゼロの応募者が落ちる理由の大半は、この基礎項目です。
僕が1本5万円の案件を納品できたときも、特別な技を使ったわけではありません。参考動画を少なくとも40〜50回は見て、スクショまで撮って寄せただけです。基礎の徹底に、才能はいりません。
- 誤字脱字・表記統一:全角半角、送り仮名、表記ゆれ(お見積り/お見積もり)。どちらでもよいときこそ統一する。
- クリップの先端を揃える:1フレームのズレで質は目に見えて落ちます。指摘されやすさ第1位。
- カットのテンポ:無音カットだけでは不十分。ジャンルごとの間の取り方に合わせる。
- テロップの意訳:文字起こしではありません。「〜という風に思います」は言い切りに直す。
- 音量バランス:目安は音声−6〜0dB、SE−15〜−20dB、BGM−30〜−25dB。数値で済ませず、視聴者の耳で判断する。
- 演出の根拠:ポジティブな話に赤黒のテロップを当てない。「なぜここでこれを?」に全部答えられる状態にする。
- デザインの統一性:トンマナ崩れは企業納品では完全にアウト。
- マニュアル遵守:書き出し設定・ファイル名・納品先まで指示通りに。
STEP5|見せ方を整える(正直に、かつ弱く見せない)
模擬案件は「模擬案件・自主制作」であることを明記して出します。隠す必要も、隠していい理由もありません。書き方次第で、受注実績1件より強い材料になります。
載せるときは、動画そのものだけでなく次をセットにしてください。
- 設定した課題(誰の、どんな目的の動画か)
- 自分が下した判断とその理由(なぜこの構成か、なぜこの色か)
- 制作時間と、使用ソフト・対応できる納品形式
- 冒頭30秒だけを抜いたショート版(相手は全部見ません)
「やる気だけあります」は効きません。「YouTubeを伸ばす編集ができます」も避けてください。編集だけで伸びないことは発注側が一番よく知っているので、かえって実力を疑われます。実績ゼロの人が示せる最大の信頼材料は、判断の根拠を語れること。これだけです。
実績ゼロでも応募できる経路を比較する
作った模擬案件をどこに持ち込むか。経路によって「求められる実績」も「返ってくる単価帯」も違います。
| 経路 | 応募のしやすさ | 求められる実績 | 単価帯の傾向 | 向いている人 |
|---|---|---|---|---|
| クラウドワークス/ランサーズ | 非常に高い | 実績ゼロ可(ポートフォリオは必須) | 低め | まず一周を経験したい人 |
| 求人媒体(Indeed・Wantedly等) | 高い | 実績ゼロ可(プロフィールが営業文) | 中 | 企業と直接やり取りしたい人 |
| X(旧Twitter)の募集投稿・DM | 高い | 実績ゼロ可(作品の見栄えが直結) | 低〜中 | 発信を続けられる人 |
| 知人・友人からの紹介 | 中(人による) | ほぼ不問 | 案件による | 本業や趣味で人脈がある人 |
| コミュニティ・交流会 | 中 | 実績より人柄と即レス | 中 | 継続して顔を出せる人 |
| 企業へのメール営業 | 低い(数が必要) | 制作イメージがほぼ必須 | 高め | 単価を最初から上げたい人 |
「実績ゼロならまずクラウドソーシング」は定石ですが、供給過多で椅子の取り合いになっているのも事実です。それでも、質の高いポートフォリオがあれば数十人の応募でも勝てます。みんなが見なくなった場所に、割のいい案件がぽつんと転がっていることもある。応募文の型やアカウント設計はクラウドワークスで動画編集案件を取る方法にまとめています。
実際はどの経路で取れているのか(卒業生アンケート)
ブイプロの受講生・卒業生アンケートで「取れた案件はどこ経由で取りましたか(複数選択可)」に回答があったもののうち、主要8経路の延べ270件の内訳です。
| 獲得経路 | 件数(延べ/主要8経路・計270件) |
|---|---|
| クラウドワークス | 76 |
| 知人・友人からの紹介 | 56 |
| その他のコミュニティ(交流会・ディレクター繋がり等) | 49 |
| X(旧Twitter)の募集投稿・DM営業 | 26 |
| スクール内コミュニティ・案件募集部屋 | 24 |
| ランサーズ | 18 |
| 企業へのメール営業 | 12 |
| 求人媒体(Indeed・Wantedly など) | 9 |
注目してほしいのは、クラウドソーシング以外の合計のほうが多いことです。紹介・コミュニティ・Xを足すと131件で、クラウドワークスとランサーズの合計94件を上回ります。実績ゼロの人ほど「応募ボタンのある場所」だけを見がちなんですよね。でも実際は、人がいる場所に居続けることが同じくらい経路になっています。
初案件までの30日行動計画
実績ゼロから初案件までを、期限つきの作業に分解します。副業として1日2時間前後を想定した配分です。
| 期間 | やること | その週の完了条件 |
|---|---|---|
| Day 1〜3 | 募集を30件読んで多いジャンルを3つ特定。狙うジャンルを1つに決める | 狙うジャンルと想定クライアント像を紙に書けている |
| Day 4〜7 | 模擬案件①の発注書作成+素材の自主撮影(権利が自分にあるものだけ) | 発注書と素材が揃っている |
| Day 8〜14 | 模擬案件①を編集。現場レベル8項目でセルフチェック→後出し修正1件を自分に課す | 納品形式まで指示通りの完成動画が1本 |
| Day 15〜18 | 模擬案件②(別尺・別ジャンル)を制作。冒頭30秒の抜粋版も作る | ポートフォリオが2本になっている |
| Day 19〜21 | ポートフォリオページ・プロフィール・応募文テンプレを整備 | URL1本を渡せば全部伝わる状態 |
| Day 22〜28 | 応募開始。1日3〜5件を丁寧に。応募先ごとに1枚の制作イメージを添える | 累計20〜35件応募・返信数を記録 |
| Day 29〜30 | 数値の振り返り。返信が来ない→プロフィールと作品/返信は来るが決まらない→提案と価格を見直す | 次の30日の改善点が1つ特定できている |
数を打つときに1つだけ注意です。受注率を10%まで下げて件数で稼ぐやり方は、初心者には最悪の選択です。脳死で20〜30件送れるのは実力がついてから。最初は1日3〜5件を丁寧に。切り分けの目安は、返信率が極端に低いならプロフィールと作品の問題、返信はあるが決まらないなら提案内容と価格の問題です。
「低単価案件は受けるべきか」への誠実な回答
ここは営業トークを混ぜずに書きます。
まず現実のデータです。ブイプロの受講生・卒業生アンケートで、取れた案件の単価を記入した回答(n=263)では、1件あたり1万円未満が約39%、1〜3万円が約37%でした。最初の案件が低単価になること自体は、例外ではなく多数派です。
僕自身、2019年12月28日に動画編集を始めて、初案件の請求書は500円でした。誰もが同じ道を通るわけではありませんが、少なくとも「最初から高単価でなければ失敗」ではないです。
では受けるべきか。判断基準を表にします。
| 受けてよい低単価案件 | 受けないほうがよい低単価案件 |
|---|---|
| 納品〜検収〜請求の一周を経験できる(初回のみ) | 同じ作業を延々繰り返すだけで学びがない |
| フィードバックが返ってくる(修正理由を教えてくれる) | 修正指示が曖昧で、直しの回数が無制限 |
| ポートフォリオへの掲載許可が取れる | 掲載不可で、実績としても外に出せない |
| 継続や単価改定の余地が明示されている | 「テスト」と言われた無償作業が何本も続く |
| 時給換算で最低賃金を大きくは割らない | 拘束時間が読めず、時給換算が数百円になる |
要は「低単価は通過点として使う。ただし住み着かない」ということ。低単価に長く留まる最大のコストはお金ではありません。営業と技術の改善に使えたはずの時間が、まるごと消えることです。3件で抜けるつもりで受けるのか、なんとなく受け続けるのか。受けると決めたら、本数と期限(例:3件まで、2ヶ月まで)を先に決めてください。
なお期間感の目安として、同アンケートで「受講開始から何ヶ月目で成果を達成したか」に回答があった340件の分布は、3ヶ月以内が77件(約23%)、4〜6ヶ月が81件(約24%)、7〜12ヶ月が100件(約29%)、1年超が82件(約24%)でした。半数以上は半年以上かかっています。1ヶ月で決まらないのは普通のことです。ここに書いた数字はブイプロ受講生の自己申告アンケートの集計であり、誰にでも同じ結果が起きることを示すものではありません。
それでも取れないときのチェックリスト
- 募集要項の質問に、順番どおり全部答えているか(読めていない応募が最も落ちます)
- ポートフォリオのリンクが、権限設定のせいで相手に開けない状態になっていないか
- アイコンと表示名が「動画編集者」だと一目でわかるか(「山田一真@動画編集代行」型)
- 応募文に、その相手にしか当てはまらない一文が1つでも入っているか
- 作品の1本目が、募集ジャンルと同じジャンルになっているか
- 納品可能な曜日・時間・連絡手段が書いてあるか
- 誤字がゼロか(社名の前株後株、担当者名の漢字まで)
そもそも動画編集者として仕事を始めるまでの全体像を確認したい方は、未経験から動画編集者になる手順を先に読むと、この記事の位置づけがはっきりします。
よくある質問
Q1. 実績ゼロなのに「実績あり」と書いてもいいですか?
NGです。経歴の詐称は、契約解除や損害賠償の問題になり得るだけでなく、実務でほぼ確実にバレます。発注者は最初の1本の品質と、質問への受け答えで実力を判断するからです。実力を偽って高単価の仕事を取り、他人に丸投げして横流しするやり方は、僕自身が過去にやって失敗した道でもあります。書いてよいのは事実の範囲での言い換えまでです(例:「模擬案件として、士業向けの10分尺を要件定義から納品形式まで通しで制作しました」)。
Q2. 最初はいくらで受けるべきですか?
金額そのものより時給換算で考えてください。初回は経験を買う意味で相場より低くても構いませんが、「本数と期限を先に決める」ことが条件です。目安として、10分尺の長尺編集なら数千円台からのスタートも珍しくありません。無償での「テスト案件」は、10〜30秒程度の短い試作までは合理的な選考手順ですが、本編1本まるごとを無償で求められた場合は断って問題ありません。
Q3. 何件やれば「実績」と言えますか?
件数より「同じジャンルで3本」が実感の変わる目安です。同ジャンル3本あると、応募文で「このジャンルの制作フローを把握しています」と言い切れ、見積もりの精度も上がります。逆にジャンルがばらけた10本より、揃った3本のほうが刺さります。
Q4. 模擬案件だと明記すると不利になりませんか?
なりません。むしろ「模擬案件」と明記したうえで、設定した課題と判断の理由を添えているポートフォリオは、出典不明の作品を並べたものより信頼されます。発注者が不安なのは「本当にこの人が作ったのか」「権利は大丈夫か」という点だからです。正直に書くことがそのまま安心材料になります。
Q5. テレビ番組の完コピをポートフォリオに載せてもいいですか?
そのまま公開するのは避けてください。番組映像の複製・翻案・公衆送信にあたる可能性があります。完コピは技術を身につけるための練習として手元で行い、身につけた表現を自分で用意した素材に載せ替えて作り直したものを公開してください。同様に、他人のYouTube動画をダウンロードして編集し直したものを実績として提出するのもNGです。
Q6. どれくらいの期間で最初の案件が取れますか?
個人差が大きく、保証できるものではありません。参考として、ブイプロ受講生・卒業生の自己申告アンケート(成果達成までの期間に回答があった340件)では、3ヶ月以内が約23%、4〜6ヶ月が約24%、7〜12ヶ月が約29%、1年超が約24%でした。半年以上かかる人のほうが多いため、1〜2ヶ月で結果が出ないことを理由に辞める判断はおすすめしません。
まとめ
実績ゼロから最初の案件を取るのに必要なのは、才能でも運でもありません。「実績の代わりを自分で作る」という発想の切り替えだけです。狙うジャンルを1つに決め、架空の発注書を書き、権利が自分にある素材で模擬案件を1本通しで完成させる。現場レベルの8項目を自分で潰し、模擬案件だと明記したうえで判断の理由ごと見せる。そして応募のしやすい経路から、1日3〜5件を丁寧に。この30日を一周すれば、次の応募のときにはもう「実績ゼロ」じゃありません。
一人で回すのがしんどいと感じたら、模擬案件のフィードバックと営業の型をまとめて用意している環境を使うのも手です。ブイプロのカリキュラムや無料の学習コンテンツはこちらから確認できます。
※本記事に掲載した数値は、株式会社ブイストが運営する動画編集スクール「ブイプロ」の受講生・卒業生を対象とした自己申告アンケートの集計値、および公開情報にもとづくものです。母数は各箇所に明記しています。掲載内容は、特定の収入や案件獲得を保証・約束するものではありません。成果は個人のスキル・稼働時間・市場環境によって大きく異なります。著作権・契約に関する記述は一般的な考え方の説明であり、個別の事案については専門家にご確認ください。
🎁特別なお知らせ🎁
僕は母の重い病気を救いたいと思い、動画編集を始めました。
編集の基礎スキルしかないまま現場に出て、運良く仕事が取れたものの、納期までに編集ができず、クライアントに迷惑をかけて疲弊しました。
クライアントにも迷惑をかけて、ブラックリスト入りしたこともあります。
僕と同じ経験をする人を減らして、現場で重宝される動画編集者を増やしたいと思い、現場で本当に役立つ発信を日々行なっています。
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このパックには5つの特典が付属しています!
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特典④「高品質図解自動生成AI」
プロンプト1行でプロのデザイナーが作ったような図解が出てくる。編集時間を1/5に。
特典⑤「デザイン生成プロンプト」
サムネ・テロップベース・右上テロップ、実際にクライアントワークで使っているプロンプトをそのまま渡します。
受け取り方法は、以下のリンクからLINE登録を行なうと、配布されます。
P.S. 7年前の疲弊する前に欲しかった…
