動画編集の営業で「できること」を盛らない|発注者をがっかりさせる編集者に共通する3つの原因

動画編集の営業をこれから始める人、もう始めている人に向けた、少し耳の痛い話です。
実は、発注者さんから
「動画編集者に頼んだけど、適当な仕事をされてがっかりした」
という声を、かなり聞いています。
なぜうちにそういう声が入ってくるかというと、
「ほかの動画編集者に頼んだけど、こういうところが残念だった。だからお願いしたい」
という依頼が、結構来るからです。
中には「動画編集者を名乗る人に詐欺にあった」と感じている発注者さんもいます。
動画編集者への信頼は、かなり下がっていると思っておいたほうがいい。
僕はそう感じています。
この記事では、なぜそうなってしまうのか、動画の中で話した3つの原因を整理しました。
先に少しだけ言うと、防ぐ方法はとてもシンプルです。
発注者が実際にがっかりしたこと
たとえば、こんな話です。
「ディレクターをやっています。品質を担保します」
と言っていたのに、納品された動画が誤字脱字だらけだった。
「参考動画を完コピできます」
と言って受注したのに、参考動画がまったく再現できていない動画が納品された。
「〇〇できます」と言った内容が、ちゃんとできていない。
こういう動画編集者が、思っている以上に多いようです。
あなたの営業文は、大丈夫でしょうか?
原因1:営業文で、できることを盛ってしまう
テロップの入れ方、BGMの入れ方、基本的な操作を習って、
まずはゼロからイチを達成しよう、と
クラウドワークスで毎日10件、20件と営業していませんか?
それで案件が取れたとして、
本当にそのお客さんを満足させる技術を持っているでしょうか。
営業文を見ていると、こんな言葉がよく並んでいます。
「クライアントファーストで頑張ります」
「お客様の悩みを動画で解決します」
「集客の課題を徹底的に解決します」
「視聴維持率を伸ばします」
「YouTubeマーケティングが得意です。スクールで学びました」
本当にできますか?
「動画で集客します」と言い切ってしまって、大丈夫でしょうか。
基礎を学んだだけの段階でできることは、ひとつです。
言われたとおりの編集作業を、完璧にこなすこと。
それだけなんです。
無理に背伸びする必要はありません。
クライアントの売上を伸ばすという大きな目標を、最初から背負おうとしなくていいと思います。
安い単価の仕事で、クライアントに迷惑をかけてしまった。
「できます」と言って受けたのに、できないまま納品して、修正の嵐になった。
読みながら、少し胸が痛んだ人もいるかもしれません。
がっかりされない営業文の考え方
- できないことは、できないと言う
- できることを、できると言う
- 「作業の代行ならできます」「言われたことを愚直にやります」「一度受けた指摘は二度とさせません」と、謙虚に伝える
みんなが同じ営業テンプレートを真似していると、
どうしても盛った言葉が並んでしまう。
ここが1つ目の原因です。
原因2:スキルが足りないまま営業してしまう
2つ目は、根が深いです。
スクールをさらっと卒業して、すぐ営業を始める。
カットやBGM、テロップの入れ方を学んだから、もうプロとして名乗れる。
お金をもらいながら、実務経験も積んでしまおう。
そういう考え方です。
これを全否定はしません。
発注者の中には、わかっている人もいます。
「スクールを卒業したばかりの人だから、こちらで育てる。その代わり単価は低めで」
と、納得したうえで頼んでいるケースです。
でも、全員がそうではありません。
自分の動画を良くしてもらおうと思って、お金を払ってくれる人もいます。
そこに誤字脱字だらけの動画が届いたら、本当にがっかりしますよね。
「この人に頼んだけど、全然ダメだった」
という声は、広がってしまいます。
じゃあ、実務をやらずにどうやって実務力をつけるのか。
そう思う人もいると思います。
実は、実務力のある人が作った動画は、すぐ近くにあります。
テレビ番組です。
TVerなどで見てみると、
「こんな動画が作れたらいいな」と思えるものがたくさんあります。
それを、しっかりトレースできるようになること。
ここで言うトレースは、真似した動画でお金を稼ぐという意味ではありません。
自分の力をつけるための材料として使う、という意味です。
操作方法がわかったら、次は営業ではなく、テレビのデザインのトレース。
この順番が大事だと思っています。
原因3:楽をしようという気持ちが抜けていない
「1日数時間の作業で」「誰でも数ヶ月で」
といった動画編集の広告、見たことはありませんか?
正直、それは無理があると思います。
動画編集は、パソコン1台で楽々お金が手に入る仕事ではありません。
誰かの代わりに指を動かす、肉体労働です。
頭を使う知的な仕事の面もありますが、肉体労働でもあります。
そして、肉体労働だからこそ、僕は動画編集をすすめています。
どういうことかというと、
成果に対してお金をもらうモデルではなく、
「編集作業にこれだけ時間がかかるので、これくらいの金額をください」
と言える仕事だからです。
たとえば投資。
勉強を30時間頑張ったから、必ずプラスにしてください、とは言えませんよね。
100時間勉強しても、500時間勉強しても、結果はプラスにもマイナスにもなります。
YouTuberも同じです。
毎日投稿して、1年間で300本の動画を上げても、1円にもならない可能性がある。
YouTubeのマーケティングでお金を生む、知的労働の側面が強いからです。
知識があれば確率は上げられるけれど、運の要素もあります。
動画編集は違います。
動画を作ったら、実物がある。
お弁当屋さんと一緒で、できあがったものがあるから、お金を払ってもらいやすいんです。
ただ、それは「言われたものを、ちゃんと作れる」ことが前提です。
楽をしようとしたまま営業に出ると、原因1や原因2につながってしまう。
発注者をがっかりさせない編集者でいるために
発注者をがっかりさせてしまう3つの原因
- 営業文で、できることを盛ってしまう
- スキルが足りないまま営業してしまう
- 楽をしようという気持ちが抜けていない
この動画を撮った2023年の6月に、僕がいちばん伝えたかったのは、
テレビ番組レベルの編集スキルを、ちゃんと身につけようということでした。
これからは、それがスタンダードになっていくと思っています。
そして営業では、
できないことはできないと言い、できることをできると言う。
ただそれだけです。
僕も会社として仕事を受ける立場なので、これは他人事ではありません。
言ったことを、言ったとおりにやる。
当たり前のことですが、自分にも言い聞かせています。
ブイプロで受講生の方とどう向き合っているのか、運営として何を大事にしているのかは、ブイプロの評判・口コミ|悪い評判にも運営が全部答えますにもまとめています。
この記事を読んで、
発注者をがっかりさせてしまう動画編集者が、少しでも減ったら嬉しいなと思います。
カズマル
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P.S. 7年前の疲弊する前に欲しかった…
