教員から動画編集者へ転職|先生を辞めた受講生と対談してわかった、遠回りの意味と最初の壁

学校の先生を辞めて、動画編集をやってみたい。
でも、本当にやっていけるのか分からない。
この記事は、そんなふうに迷っている人に向けて書いています。
上の動画では、ブイプロの受講生の方をお招きして、本音で話してもらいました。
元々は公立の中学校で先生をしていた方です。
僕はいつも、キラキラした成果の話より、リアルな声を届けたいと思っています。
だから今回は、バーのセットで、ミネラルウォーターを片手にゆるく話しました。
先に結論を言うと、先生から動画編集に移るときに大事なのは、最初から正解の道を選ぶことより、「楽しい」と思えるものに出会うまで動き続けることだと感じました。
対談で出てきた話を、文章で整理します。
先生を辞めた理由は「休めない働き方」だった
まず聞いたのは、なぜ先生を辞めたのか。
公務員で、仕事がなくなる心配もない。
正直、外から見ると「辞めなくてもいいのでは」と思ってしまいます。
受講生の方の答えは、シンプルでした。
「休めない」
部活の顧問を任されていて、土日も基本的に出勤。
授業の準備も追いつかないまま、日曜まで仕事が続く。
顧問は自分で選べるものではなく、その学校では実質的に必ず受け持つものだったそうです。
僕も学生時代は野球をやっていたので、
「好きなスポーツを教えてお給料がもらえるなら、いいじゃん」
と思っていました。
でも実際は、部活そのものより、生徒同士のもめごとの相談に付き合うことの方が大変だったと。
外からは見えない大変さがあるんだなと。
教員の働き方が厳しいという話は、よく聞きます。
その中で「このままでいいのか」と考える先生は、きっと多いはずです。
辞めてすぐ動画編集、ではなかった。遠回りの中身
面白かったのは、先生を辞めてすぐに動画編集者になったわけではない、というところです。
辞める前から、フリーランスやノマドワーカーといった働き方を調べていた。
ただ、収入が安定しないのは不安なので、どこかで働きながら勉強しようと決めた。
そこで最初に選んだのは、Webデザイン・プログラミング・動画編集を広く浅く学べるスクールでした。
最初はWebデザイナーがかっこいいと思って始めたけれど、
真っ白な紙の上にゼロからデザインするのが、自分には合わなかった。
そんなときに「動画編集はどう?」と誘われて、やってみたら楽しかった。
本人いわく「そんな簡単な理由で始めました」と。
僕はこれ、すごくいいと思っています。
幅広く基礎をさわると、自分に向いているものが見つかるという良さがあるからです。
その間は、生活のために倉庫で正社員として働いていました。
その後、Xで副業の案件を探していたところ、動画編集スクールから講師として声がかかり、正社員の講師として働くことに。
そこからフリーランスの動画編集者になっています。
先生を辞めてからの流れ
- 辞める前に、フリーランスなどの働き方を調べる
- 生活のために働きながら、Web・プログラミング・動画編集を広く学ぶ
- Webデザインは合わず、動画編集が「楽しい」と気づく
- Xで案件を探すうちに、動画編集スクールの講師として採用される
- 講師の仕事を経て、フリーランスの動画編集者になる
一直線ではありません。
でも、どの寄り道も、今の仕事につながっているように見えました。
現場でぶつかった壁「テレビ番組風にしてほしい」
フリーランスになったタイミングで、受講生の方は僕のXを見つけて、無料の特典を受け取っていたそうです。
一度は話を聞く日程を決めたものの、都合が合わずにリスケになった。
「もっと入りたい人がいるだろうし、もういいかな」と、一度は断ろうとしたと。
それでも話を聞いてみようと思ったのは、ある案件での出来事がきっかけでした。
基礎的な編集は、案件の中で学んできていた。
そこへ「テレビ番組風の、作り込んだダイジェストにしてほしい」という依頼が来た。
やってみたものの、最後は
「ちょっと雰囲気が合わないので」
と、納品まで行かずに案件が終わってしまったそうです。
そこで「やっぱり編集の力が足りない」とはっきり感じた。
話を聞いたときに、画面共有でテレビ番組のような作例を見て、
「こんなのが作れるなら入らなきゃ」
と思って、ブイプロに入ってくれました。
基礎はできる。
でも、依頼の雰囲気を再現しきれない。
この壁にぶつかる動画編集者は、本当に多いなと思っています。
半年でいちばん変わったのは「修正指示へのイライラ」
入ってから半年。
どんなふうに学んでいたのかも聞きました。
朝に起きて、日報を書いて、講義を見る。
サポーターさんの返信が朝に来ることが多かったので、朝のうちに課題を1つ出しておく。
返信が来たら修正する。
この繰り返しだったそうです。
伸びたと感じているのは、お手本を再現する力。
「こんなふうに編集してください」という依頼に、そのまま応えられるようになった。
その結果、追加で発注をもらえたり、紹介で仕事が回ってきたりして、一人では手が回らないときもあるそうです。
時間の使い方も変わりました。
以前はショート動画のカットだけで何時間もかかっていたのが、AIや時短の工夫を取り入れて、かなり早くなった。
空いた時間で、やりたい編集ができるようになったと話していました。
ただ、僕がいちばん大きいと思ったのは、技術よりも気持ちの変化です。
「修正指示に、イライラしなくなった」
前は、指示どおりに作ったのに大きな修正が入ると、
「もっと早く言ってくれよ」
と思っていたそうです。
今振り返ると、
「ちゃんと報連相しておけばよかった」
と思えるようになったと。
これ、すごく大事な変化だと思っています。
修正を相手のせいにしているうちは、同じことが何度も起きる。
自分の側で防げたことに目が向くようになると、仕事の続き方が変わっていく気がします。
教員から動画編集を考える人へ。向いている人・向いていない人
正直、うちの講座はボリュームが多いです。
講座というより、生活の中に入ってくる感じで、いっぱいいっぱいになる人もいます。
それでも続けられる理由を聞いたら、答えは一言でした。
「動画編集が、ただただ楽しい」
先生の頃のように、誰かに言われてやっているわけではない。
努力する義務もないのに頑張れるのは、楽しいからだと。
「すぐ稼げると聞いて始めたけど、思ったより面倒だった」と感じている人も多いと思います。
楽しいと思えるかどうかは、思っている以上に大きいなと感じました。
今後は、企業からの直接の案件を受けたり、自分にしか作れない動画を作っていきたいそうです。
最後に、どんな人に向いていて、どんな人には向いていないのかも、遠慮なく聞きました。
対談で出てきた「向いている人・向いていない人」
- 向いている人:単価の安い案件から抜け出せずにいる人
- 向いている人:指示どおりに作る力が、まだ足りないと感じている人
- 向いている人:まだ何も始めていない人。真っ白な状態の方が頭に入りやすい
- 向いていない人:受け身の人。待っているだけでは何も起きない
- 年齢は、あまり関係ない
受講は、誰かが代わりにやってあげることができません。
だからこそ、自分から動ける人の方が、伸びていくなと感じています。
先生の経験は、遠回りではなかった
今回の対談で、改めて思ったことがあります。
先生を辞める。
合わない分野を一度学ぶ。
生活のために別の仕事をする。
案件で、納品まで行けずに悔しい思いをする。
どれも、そのときは遠回りに見えます。
でも、その一つひとつが「自分は何が楽しいのか」「何が足りないのか」に気づくきっかけになっていました。
この記事の要点
- 辞めた理由は「休めない働き方」。辞める前に、次の働き方を調べていた
- 広く学ぶ中で、Webデザインより動画編集が楽しいと気づいた
- 「テレビ番組風に」という依頼で、編集の力不足をはっきり感じた
- 朝に課題を出して修正する流れで、お手本を再現する力が伸びた
- いちばんの変化は、修正指示を相手のせいにしなくなったこと
- 向いているのは自分から動ける人。年齢はあまり関係ない
僕自身も、修正を受けたときに「自分の側で防げたことはなかったか」と考えるのを、今でも忘れないようにしています。
受講生の方が実際にどんな声を寄せているか、運営としてどう答えているかは、ブイプロの評判・口コミ|悪い評判にも運営が全部答えますにまとめています。
先生として頑張ってきた人が、次の働き方を選ぶときに、この対談が少しでもヒントになったら嬉しいです。
カズマル
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P.S. 7年前の疲弊する前に欲しかった…
