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動画編集者が仕事を広げる3つの方向|単価を上げる・外注で本数を増やす・企画まで巻き取る

公開日: 2026年10月8日 最終更新: 2026年10月10日 執筆: 山田一真(カズマル)|株式会社ブイスト代表

家でパソコン1台。
YouTuberの編集を、ひたすらカチカチ続けている。

この記事は、そんな動画編集者に向けて書いています。

正直に言うと、
そのやり方だけで大きく伸ばすのは、相当運が良くないと難しいと思っています。

じゃあどうするのか。
上の動画で、僕は「選択肢は3つある」という話をしました。

運の要素をなるべく外して、手堅く進めるための道筋です。
文章で整理していきます。

動画編集者が仕事を広げる3つの方向

  • 単価を上げる
  • 外注を使って、本数を増やす
  • 横に展開する(メニューを増やす)

方向1:単価を上げる。武器は「1つの強み」と「具現化力」

YouTubeの編集って、1本いくらくらいだと思いますか。

動画を撮った当時、クラウドワークスなどで案件を取ると、
1本2,000円とか3,000円。
もっと低いと500円、なんて話もあるみたいです。

この段階のまま、ずっと続けるのはきつい。
なので、まずはYouTubeの編集でも
1本2万円・3万円くらいは当たり前に取れるようになってほしいなと思っています。

そこからさらに上げるには、
編集スキル・制作スキルを上げたうえで、
「他の編集者とはここが違うんです」という強いところを1つ持つこと。

たとえば、こんな感じです。

「ここが違う」の作り方の例

  • TikTokの編集が得意で、美容系に特化している
  • オンラインサロンを運営している人向けのメニューがある
  • 不動産の動画が得意

ニッチにすると、お客さんの数は減ります。
でも深く刺されば、1本5万円・10万円でも十分話がまとまると思います。

もう1つの上げ方が、
編集だけでなく、撮影や構成まで全部まとめて引き受ける形です。

わかりやすいのは、結婚式のムービー。
当日にカメラを持って行って撮影して、
式の最後に、その日のダイジェストを会場のスクリーンで流す。

撮影も、構成を考えるのも、編集も、全部込みで1つの料金にする。
構成を考えること自体にも、ちゃんとお金が発生するわけです。

ここで必要になるのが、引き出しの多さと、その分野の経験・知識。
そして僕がいちばん大事だと思っているのが「具現化力」です。

依頼する側は、いろいろなことを言ってきます。
「サイケデリックな感じにしてください」
「おしゃれなvlog風にしてください」
「HikakinTVみたいな感じで」

この言葉を汲み取って、
「はいはい、こんな感じですよね」と
ぴったりのものを出せる編集者。

こういう人は、単価がどんどん上がっていく気がします。
なので、ヒアリングする力も一緒に身につけておきたいところです。

方向2:外注を使って、本数を増やす

2つ目は、自分で全部編集するのではなく、
編集作業を他の人にお願いして本数を増やすやり方です。

極端な例で言うと、
2,000円で受けた案件を1,000円で委託すれば、手元に1,000円残ります。

ただ、これは正直おすすめしません。
最初の経験値を貯めるならいいと思うんですが、
この単価の案件をずっと扱い続けるのは、きついじゃないですか。

現実的なのは、
1本2万円・3万円の案件を取ってきて、
1万円・1.5万円・2万円で編集を依頼する形。

そのために必要なのは、編集の腕よりも
営業力・コミュニケーション力・案件を取ってくる力です。

案件をたくさん取らないといけないし、
編集者もたくさん採用しないといけない。
楽な道ではないです。

でも、この形で仕事を大きくしている人は結構多い。
選択肢の1つとして、持っておいていいと思います。

方向3:横に展開する。カズマルA・B・Cの話

3つ目が、横展開。
メニューを増やすイメージです。

動画の中では、これを
「カズマルA」「カズマルB」「カズマルC」
という3人で説明しました。

カズマルA:言われたとおりに作る人

「どういう編集にすればいいですか」
「テロップは何色がいいですか」
と聞いて、言われたとおりに再現するタイプの編集者です。

自分の中に答えを持たず、指示を待つ形ですね。

カズマルB:自分で考えて提案できる人

「こういうテンプレにしよう」
「こういう映像にしよう」
と、自分で考えられるタイプのYouTube編集者です。

この段階になると、1本1.5万円・2万円・3万円と取れるようになってきます。
さらに営業力をつければ、5万円まで取れると思います。

カズマルC:編集の外まで巻き取る人

Cさんは、こう言える人です。

「うちにはAとBという優秀な編集者がいます。
そして私自身は、YouTubeマーケティングの知識があります。」

「編集はチームがやります。
それに加えて、企画を考える、市場調査をする、
YouTubeアナリティクスのレポートを作る、振り返りをする。
そこまで全部、巻き取らせてください。」

つまり、編集の作り手から、運用代行やアドバイザーへと立ち位置をずらしていくイメージです。

しかも、本数ごとの料金ではなく、月額で契約する形になります。

僕が言いたいのは、
Aが悪い、という話ではないということです。
みんな最初はAから始まる。

ただ、Aのままだと選べる道が少ない。
BやCのメニューを持っていると、仕事の広げ方が一気に増える気がします。

横展開には「教える」「自分で発信する」もある

横展開は、運用代行だけではありません。

1つは、教えること。
仕事の取り方や編集の方法を、
他の編集者や、昔の自分にアドバイスするつもりで伝える。
そこでお金をいただく形もあります。

もう1つは、YouTubeを自分でやってしまうこと。

自分で編集できるなら、自分のチャンネルを持つのは全然ありです。
YouTubeには、広告収入以外にも
商品販売、企業案件、アフィリエイトなど、いろんな形があります。

そして、自分のチャンネルを伸ばした経験があると、
企業の運用代行(さっきのカズマルCですね)で
市場調査から企画、改善まで任せてもらえる説得力にもなると思っています。

この記事の要点

  • 編集だけをひたすら続けるやり方は、運に左右されやすい
  • 単価を上げるなら「1つの強み」と、相手のイメージを形にする具現化力・ヒアリング力
  • 本数を増やすなら、編集の腕より営業力と、外注する編集者を集める力
  • 横展開は「言われたとおりに作るA」→「自分で考えるB」→「企画や分析まで巻き取るC」の順に、メニューを増やしていく
  • 教える・自分で発信する、も横展開の選択肢

3つのどれが正解、ということはないと思っています。
自分の性格や、今いる場所に合わせて選べばいい。

ただ、編集をカチカチ続けているだけだと、
「次はどっちに進むか」を考える時間がいつの間にか消えていきます。
これは僕も、自戒を込めて書いています。

運営として、編集者の次の一歩にどう向き合っているかは、ブイプロの評判・口コミ|悪い評判にも運営が全部答えますにまとめています。

この記事が、「編集をカチカチ続けるだけ」から一歩外に出るきっかけになったら嬉しいです。

カズマル

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