動画編集の商流とは|クラウドワークス・ディレクター経由から、制作会社の「右腕」になるまでの違い

動画編集の仕事を、ずっと1本数千円で受けている。
本数を増やしても、疲れるばかりで楽にならない。
この記事は、そんな動画編集者に向けて書いています。
先に結論を言うと、単価の差は「誰から仕事を受けているか」でほとんど決まります。
いわゆる「商流」の話です。
上の動画で話した内容を、文章で整理しました。
たくさんの動画編集者さんを見てきて、単価が低い人と高い人を比べたときに、はっきり違うなと感じた点をまとめています。
動画編集だけでは足りない、と思い込んでいませんか
動画編集の単価が上がらないとき。
「マーケティングを学ぼう」
「他のスキルを身につけよう」
そうやって、スキルを増やす方向に進む人がすごく多いです。
気持ちは分かります。
ただ、僕が投げかけたいのはここで。
動画編集代行という1つの商品で、しっかりした取引ができていない。
その状態で新しいスキルを足しても、本当に状況は変わるのかなと。
動画編集代行は、素晴らしい商品です。
売り方を工夫して、商品力を上げる。
まずはここを詰めるだけで、見える景色はかなり変わる気がします。
実際に、単価が数千円の人と、1本で数万円の仕事を受けている人を比べると、違いは大きく3つありました。
違い1:商品力(ポートフォリオに並んでいるもの)
1つ目は、編集スキル。
つまり、動画編集代行という商品の質です。
単価が低い案件で止まっている人のポートフォリオを見ると、だいたい並んでいるのは
「自己紹介動画」
「スクールの卒業制作」
このあたりです。
一方で、1本1万円、2万円という仕事を取れている人のポートフォリオには、実際の仕事として通用するレベルの動画が並んでいます。
このクオリティの商品を持った状態で営業する。
それだけで、同じ営業でも単価が全然違ってきます。
営業のやり方を考える前に、
「自分が今売ろうとしている商品は、相手から見てどう見えるか」
ここを一度、冷静に見てみてほしいなと思います。
違い2:商流(どこから発注を受けているか)
2つ目が、この記事でいちばん伝えたいところです。
単価の低い案件で疲れている人の多くは、クラウドワークスのようなプラットフォームを経由して発注を受けています。
そうすると、そこから手数料が引かれます。
クラウドワークスは卒業した。
でも、発注してくれているのがディレクターさんなので、そのディレクターさんにマージンを抜かれている。
これもよくある形です。
じゃあ、1本で数万円の仕事を受けている人はどうしているのか。
映像制作会社などの「代理店」と、直接契約を結べているケースがほとんどです。
制作会社には、たくさんの広告主から案件が集まってきます。
「新しい商品ができたので、売り出すための動画を作りたい」
「新入社員を集めるために、会社の紹介動画を作りたい」
こういう依頼です。
その制作会社や広告代理店の「右腕になります」という提案を通している人は、単価がかなり高くなっていますし、プラットフォームの手数料も抜かれずに済みます。
代理店からすると、社内で受注した案件を、外部の編集者に任せられる。
編集者からすると、プラットフォーム経由より単価が大きい。
いわば、お互いにとってWIN-WINの状態が作れるんですよね。
X(旧Twitter)で「有名企業のCMを作りました」「登録者何十万人のチャンネルを編集しました」と言っている人。
あの人たちのほとんども、大きな案件を持っている制作会社などから発注を受けている。
そういうケースが多いです。
制作会社の右腕になれる人の特徴
- ポートフォリオで見せたような、レベルの高い動画が作れる
- 映像制作会社に、そもそも直接提案ができる
- 提案する力が高い
この領域で案件が取れるようになるかどうか。
ここが、すごく大切だと思っています。
違い3:動画で「企業の悩み」を解決するサービスがあるか
さらにその先、動画編集1本で数万円という単価の仕事を受けている人もいます。
その人たちと、単価が数千円の人の違いは何か。
動画という手段を使って、企業の悩みを解決するサービスを作れているかどうか。
これがかなり大きいです。
こう言うと、よく返ってくるのが
「売上を伸ばさないといけないんですか?」
「マーケティングができないから無理じゃないですか?」
という声です。
でも、動画だけでも企業の悩みは解決できます。
例を2つ出します。
人事の方の悩み:採用にコストがかかる
会社の人事の方を想像してみてください。
新入社員や、中途で優秀な人を採るのに、たくさんのコストがかかっている。
毎回求人サイトに広告を出して募集をかけるのは、効率が悪いですよね。
そこで、会社の魅力を伝える動画を作る。
それを見た求職者が応募してくる流れを、動画で作りませんか、という提案です。
営業担当の悩み:毎回同じ説明をしている
次は、会社の営業担当の方です。
毎日何件もアポを取って、毎回同じ営業トークを話すのは大変です。
そこで、簡単な商品紹介の動画を作って、アポの前にお客さんへ送っておく。
そうすれば、実際の商談では浅い説明を飛ばして、具体的な提案から始められます。
営業担当が5人いる会社なら、5人分の手間が減る。
インパクト、大きいですよね。
このくらいの提案なら、動画編集のスキルだけでもできそうだと思いませんか?
「編集やらせてください」で止まっていないか
「動画編集を代行します。単価は〇〇円です。お問い合わせやDMからどうぞ」
ここで止まっている人、本当に多いなと感じます。
クラウドワークスやX、オンラインサロンで
「動画編集をやらせてください」
とディレクターに営業し続ける状態。
これを、いつまで続けるのか。
厳しい言い方に聞こえたらすみません。
でも、たくさんの動画編集者さんを見てきて、ここが分かれ目だと感じています。
「編集作業をする人」から「動画で企業の悩みを解決する事業者」へ。
この見方に変わるだけで、同じ動画編集代行という商品でも、受けられる仕事はかなり変わる気がします。
この記事の要点
- 単価が上がらないとき、スキルを増やす前に「動画編集代行という商品」を見直す
- 違い1:ポートフォリオに、仕事として通用するレベルの動画が並んでいるか
- 違い2:プラットフォームやディレクター経由ではなく、制作会社・代理店と直接取引できているか
- 違い3:採用や営業など、企業の悩みを動画で解決するサービスとして提案できているか
人に言っている以上、僕自身もここは毎回見直さないといけないところです。
自戒も込めて、整理してみました。
運営として受講生の方とどう向き合っているかは、ブイプロの評判・口コミ|悪い評判にも運営が全部答えますにまとめています。
この記事が、商流を見直すきっかけになって、自分の仕事を一段上から見られる人が少しでも増えたら嬉しいです。
カズマル
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P.S. 7年前の疲弊する前に欲しかった…
