動画編集の初心者は低単価案件で下積みしなくていい|先に自主制作で「相対的な編集スキル」を上げる理由

動画編集を始めたばかりで、まだスキルに自信がない。
だから、まずは安い案件で下積みをして、実務の中で覚えていこう。
そう考えている初心者の方に向けて書いています。
先に結論を言うと、よくわからない案件に応募して、下積みをする必要はありません。
その代わりにやってほしいことがあります。
上の動画では、初心者が仕事にしていくまでの流れを7つのステップで話しました。
この記事では、その中でも僕がいちばん強く言いたかった最初の判断、「下積みを捨てて、自主制作で腕を上げる」に絞って整理します。
「実務で学ぶ」という選択を、今やめる
最初のステップは、決断するだけです。
スキルがないから、低単価の案件を受ける。
実務の中でなんとか学んで、下積みを積んで、
いつかスキルが上がっていたらいいな。
これを、やめてください。
下積みを積んでもいいんです。
ただ、時間がかかります。
それに、スキルがない状態で実務に入るということは、
クライアントに迷惑をかけながら学ぶということでもあります。
単価の高い仕事を取るためにやるべきことは、もう決まっています。
学び方はあるので、そっちをやってね、という話です。
僕自身、特別な才能があったわけではありません。
大学3年生の冬に動画編集を始めて、やってきたことは、これから話すことを毎日やり続けただけです。
皆さんにも、基本的には僕と同じ装備がそろっていると思っています。
みんなが疲弊している間に、自主制作で抜けがけする
では、何をやるのか。
他の編集者が低単価の案件で疲弊している間に、自主制作を繰り返して、編集スキルを相対的に高める。
これに尽きます。
周りを見ると、こういう仕事を受けている人は多いと思います。
よく見る「とりあえず受けている仕事」
- 1本2,000円くらいの編集のお仕事
- インフルエンサーからの発注で、「なんとなく繋がりができるから」という理由で安く受けている仕事
もしかしたら、今これを読んでいるあなたもそうかもしれません。
そういう仕事をやめて、その間に、あなただけ抜けがけで自主制作をしてください。
自分の制作レベルを、どんどん上げていってください。
下積みをしている人は、案件をこなすことに時間を使っています。
その時間を、自分の作品づくりに全部使う。
同じ期間でも、終わったときに手元に残るものが変わってきます。
なぜ「相対的に」なのか|発注者は並べて比べている
ここで、さっきの言葉を思い出してほしいんです。
僕は「編集スキルを高める」ではなく、「相対的に高める」と言いました。
正直、このレベルができたらオッケー、という基準はありません。
その時々の市場の状況によって、求められるレベルは変わります。
お客さんの側に立って考えてみてください。
いろんな編集者から営業が来ます。
テーブルに並べて、「誰にしようかな」と比べています。
発注する側は、選ぶ側なんです。
応募がたくさん来る中から、「この人いいな」「この人はちょっと違うな」と選んでいる。
だから大事なのは、隣の動画編集者と比べて、自分の方が高いかどうか。
自分の中で「上手くなった」と思えるかどうかではありません。
今の時流で「相対的に高い」と言われるクオリティがどのあたりなのか。
僕はこれまで何百人もの動画編集者を見てきたので、その判断には主観も入っています。
それでも、相対的に高めるということは、ぜひ重視してもらえたらと思います。
自主制作をするときも、ただ数をこなすのではなく、
「今、発注者のテーブルに並んだときに選ばれるか」を基準に作っていく。
ここが、下積みで覚える編集との一番の違いだと思っています。
遅れて営業を始めても、追いつける
編集スキルが上がって、見せられる制作物も増えた。
ここで、やっと営業を始めます。
みんなより営業のスタートは遅れます。
でも、追いつけます。
動画の中では、最初の3ヶ月くらいを自主制作の期間にあててから営業する流れで話しました。
先に案件を取りに行ったかどうかではなく、営業を始めたときに、何を見せられるかで、取れる仕事の単価が変わってきます。
案件を取りにいくタイミングを後ろにずらしたことで、成約率も、成約できる金額も上がりやすくなる。
発注者の中でも、ちゃんとした単価でお仕事を出せる人に好かれる編集者になれる、ということです。
営業の方法は、このチャンネルでたくさん話しているので、それをやってもらえれば大丈夫です。
その先の流れ|実績を貯めて、企業へ、そしてチームへ
ここから先のステップも、簡単に触れておきます。
自主制作のあとの流れ
- 案件を受けながら、実績・制作本数・経験を貯める。見せられるポートフォリオをどんどん増やす
- 実績を掲げて、映像制作会社などの代理店や企業へ、直接営業する
- 取れた案件を外注する側に回り、チームで受けられる量を広げる
先に案件で学んでいない分、このタイミングで実務を通して学んでもらいます。
ただ、もう実務のレベルはついている状態なので、下積みとは意味が違います。
企業への直接営業では、もちろん断られます。
「別に困っていないので」「もう任せているフリーランスがいるので」。
それでも、振り向いてくれる会社が1社、2社あれば十分です。
ここで大事なのは、企業への営業だけやればいい、というわけではないということ。
それまでのステップが正しくできていたかどうかの採点結果が、ここで現れるイメージです。
そしてディレクターになるのは、最後です。
早めにディレクターになる人は多いんですが、
1本5,000円くらいの仕事しか取れない状態でディレクターになって、編集者に1本3,000円で発注している。
そういうディレクターをよく見ます。
これは失敗します。
僕もその1人です。昔、すごく失敗したことがあります。
結局、編集者を買い叩く側に回ってしまうんですよね。
だから、自分でしっかり営業できるようになって、
編集者さんに1本1万円くらいで発注できるようになってからでいいんじゃないかなと思っています。
向き合うのは「売り物の価値」と「売る力」の2つ
7つのステップに必要なのは、結局のところ2つです。
この記事の要点
- スキルがないから低単価案件で下積みする、という選択は今やめる
- みんなが疲弊している間に、自主制作で編集スキルを「相対的に」高める
- 基準は「隣の編集者と比べて高いか」。発注者は並べて比べている
- 営業は遅れて始めても追いつける。何を見せられるかで取れる仕事が変わる
- ディレクターになるのは、自分で営業できるようになってから
売り物の価値を高めるのが、編集スキル。
それを届けるのが、営業。
この2つに向き合わないと、仕事は増えていきません。
僕らのサポートを受けなくても全然いいんです。
ただ、やらないといけないことはこれです、という話がしたかった。
あなたは今、7つのステップのどこにいますか。
スクールとしてどう伴走しているか、運営への評判や質問への答えはこちらにまとめています。
ブイプロの評判・口コミ|悪い評判にも運営が全部答えます
僕自身、昔はディレクターになるのを急いで失敗した側です。
だからこそ、安い案件で消耗して動画編集をやめてしまう人が、一人でも減ったら嬉しいなと思っています。
カズマル
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