Gemini・Vrew・Napkin AI・Sunoで動画編集を時短する方法|テロップ入れ・挿入画像・図解・オリジナルBGMの作り方
1本の編集に、何時間もかかっている。
その大半が、テロップの手打ちと素材探し。
しかも、やっていてスキルが上がっている感じがしない。
この記事は、そんな動画編集者に向けて書いています。
AI で動画編集を時短しよう、という話はたくさん聞くと思います。
でも、そもそも何をどう時短すればいいのか、考え方から置いていかれている人も多いんじゃないかなと。
上の動画は、会社でかなり予算をかけて作った「AI 動画編集の時短講義」を、YouTube 限定で公開したものです。
解説しているのは、ブイプロの講師長。
ここでは、実演している作業の流れを文章で整理しました。
動画編集の時間を食っているのは「地味な単純作業」
講師長は、これまで100人以上の動画編集者と話してきたそうです。
その中でいちばん多かった悩みが、編集に時間がかかりすぎることでした。
テロップ入れ、画像の挿入、図の作成、BGM・効果音探し。
どれも動画には欠かせないけれど、地味で時間がかかる作業です。
たとえば、テロップ入れに5時間かけている人と、20分で終わらせる人がいたとします。
後者は、残りの時間で演出を良くしたり、次の案件に進んだり、勉強に時間を使ったりできます。
同じ1日でも、時間の使い方がまったく変わってきますよね。
じゃあ、AI を使うために何を覚えればいいのか。
動画の答えはシンプルで、AI の使い方、もっと言うと AI への指示の出し方です。
Premiere Pro を初めて触ったときのように、複雑な画面に混乱する必要はありません。
テロップ入れ:Gemini で文字起こし → Vrew で変換 → Premiere Pro に読み込む
いちばん時間が減るのが、テロップ入れです。
動画で実演している流れは、こうです。
AIでテロップを入れる流れ
- Premiere Pro でカットを終えたら、音声を書き出す
- Gemini に音声を渡して、文字起こしをする
- そのままだとタイムコードや句読点が入っていて使いにくいので、プロンプトを入れて「1つのテロップとして適切な形」に整えてもらう
- 整えた文字を Vrew に読み込ませて、テロップデータに変換する
- Vrew から Premiere Pro 用のテロップデータとして書き出す
- Premiere Pro にドラッグ&ドロップすると、テロップが一発で並ぶ
- 案件ごとのテロップデザインを読み込ませれば、デザインも一括で反映される
動画の中では、5分の動画のテロップ入れが一気に終わっています。
誤字もほとんどなく、あとは改行などを少し直すだけ。
しかも AI は、話し言葉を書き言葉にしたり、分かりやすい表記に直したりするのが得意です。
編集を始めて1〜2週間の人が頑張って手打ちしたテロップより、精度が高いこともあります。
挿入画像:素材サイトを探し回らず、場面に合う画像を作る
動画編集をしていると、その場面にぴったりの画像を探す作業が必ず出てきます。
素材サイトをいくら探しても、ドンピシャのものがなかなかない。
気づいたら沼にはまっている、という経験がある人も多いと思います。
動画では、画像生成用の AI に、その場面のテロップをそのまま貼り付けていました。
たとえば「テロップ入れや画像探しの作業に、ひたすら追われてしまう」という一文です。
すると AI が、画像を作るための指示文を3つ出してくれます。
その指示文を新しいチャットに貼り付けると、深夜に作業していて辛そうな、イメージどおりの画像ができあがりました。
あとは Premiere Pro に入れて、画面に合わせれば終わりです。
探すのではなく、場面に合わせて作る。
考え方を変えるだけで、画像挿入の時間はかなり変わります。
図解:Napkin AI に文章を入れて、図を選ぶだけ
ビジネス系の編集では、話の内容を分かりやすく伝えるために図を入れる場面が多いです。
でも、四角を用意して、アイコンを用意して、テロップを用意して……と、作るのが面倒なんですよね。
動画では、Napkin AI を使っていました。
図にしたい内容を簡単にまとめた文章を入れて、ボタンを押すだけ。
いくつかの種類の図を作ってくれるので、分かりやすいものを選びます。
選んだ図は、細かいデザインも変えられます。
背景を透明にしたり、文字を大きくしたり、文字を書き換えたり。
調整してからダウンロードして、Premiere Pro に入れれば完成です。
BGM・効果音・ロゴ:AIで「そのチャンネルだけの素材」を作る
BGM や効果音も、AI で作れるようになっています。
オリジナルの BGM を使うと、その場面にぴったりの演出ができます。
そして何より、そのチャンネルだけの素材になる。
「このチャンネルといえばこの曲」というイメージができて、チャンネルのブランディングにもつながります。
動画では、うちで新しく作ったチャンネルの動画に、AI で作ったボーカル入りの BGM を使った例を流しています。
同じ場面にフリー素材の BGM を入れた版と聞き比べると、盛り上がり方がまったく違いました。
BGM 作りに使っているのは Suno です。
ただ、「いい感じの曲」「楽しい曲」と打つだけだと、微妙なものしかできません。
AIでBGM・効果音を作るときのコツ
- いきなり曲を作らせず、まず「どんな曲を作りたいか」をAIに質問してもらう
- 雰囲気・使う場面・テンポなどに答えて、BGM用のプロンプトを作ってもらう
- できたプロンプトを Suno に貼り付けて作る
- 効果音も同じで、音のイメージ(「ドーン」など)・何の音か・雰囲気を答えてから作る
動画では、「衝撃の音だけど、漫画のようにちょっとコミカルなドーン」という効果音を作っていました。
指示どおりの、少しポップな音ができています。
チャンネルのアイコンや、画面の右上・左上に置くロゴ、テロップベースも、プロンプト次第で作れます。
Photoshop を触らなくても、実務で使えるレベルのものが作れるようになってきました。
ここも、プロンプトをどれだけ工夫できるかが分かれ目です。
AIで空いた時間を、何に使うか
テロップ入れ、画像、図、BGM、効果音、ロゴ。
今は、編集の地味な作業のかなりの部分を、AI で短くできるようになっています。
逆に言うと、ここを触っておかないと、
いつの間にか自分の作ったものが AI より見劣りして、代わりのきく存在として扱われてしまうかもしれません。
大事なのは、空いた時間を何に使うかです。
演出をもっと良くする。
次の案件を進める。
新しいスキルを学ぶ。
すぐ結果を出したい、努力せずに稼ぎたい、という空気が強い今だからこそ、
腰を据えて学んで、現場で役に立つ人でいることが、これから先も仕事が続く道なんじゃないかなと思っています。
ブイプロで学べることや、運営への質問については、ブイプロの評判・口コミに運営が答えるページでも答えています。
単純作業に追われる時間が減って、編集を楽しめる人が増えたら嬉しいです。
カズマル
記事で紹介したテロップ入れ・画像・BGMのAI活用を、自分の編集にそのまま取り入れられるプロンプトと手順を、無料のパックにまとめて配っています。
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P.S. 7年前の疲弊する前に欲しかった…
