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動画編集者が営業なしで仕事を取る方法はある?|問い合わせが来る発信の6段階と、先に自分から取りに行くべき理由

公開日: 2026年10月6日 最終更新: 2026年10月9日 執筆: 山田一真(カズマル)|株式会社ブイスト代表

営業はしたくない。
でも、問い合わせが向こうから来て、仕事が取れたら嬉しい。

動画編集をやっている人なら、一度はこう思ったことがあるんじゃないでしょうか。
僕もその気持ちは、すごく分かります。

この記事は、営業メールを送らずに、企業やYouTuberから問い合わせをもらう仕組みを知りたい動画編集者に向けて書いています。

先に結論を言うと、
営業をせずに仕事を取る方法は、ありません。
問い合わせが来る仕組みを作ること自体が、立派な営業活動だからです。

なので最初にやるのは、自分から取りに行く営業。
そのうえで、問い合わせが来る仕組みを並行して育てていく。
これが一番の近道だと思っています。

上の動画で話した「自分をマーケティングして、問い合わせをもらう流れ」を、文章で整理しました。

問い合わせが来るまでの6段階

営業メールを送らずに仕事を取る、というのは、
自分を紹介するメディア(YouTubeやX、Instagramなど)を作って、そこから問い合わせをもらう、ということです。

企業どうしの取引をしている人なら当たり前に知っている流れですが、
お客さんが発注するまでには、だいたい次の段階があります。

お客さんが発注するまでの6段階

  • 認知:「この人、動画編集代行をやってるんだ」と知ってもらう
  • 興味・関心:「この人に頼んだら、いい方向に転がるかも」と思ってもらう
  • 比較・検討:「Aさんと◯◯さん、どっちがいいんだろう」と比べてもらう
  • 購入:問い合わせ・相談を経て、発注してもらう
  • 継続:目の前の仕事にこだわり続けた結果、次の発注につながる
  • 紹介:続いた取引から、別のお客さんを紹介してもらえる

大事なのは、この段階ごとに、置くべき発信の中身が違うということです。

よく「営業しないで仕事を取りたいなら、紹介をもらいましょう。そのために目の前のお客さんに向き合いましょう」という話を見かけます。

いや、それができたら苦労しないよ、と。
向き合うのは当たり前で、その手前に何をすればいいのかを、もう少し細かく話したいと思います。

認知は「欲しい相手」に届く役立つ情報で取る

まずは知ってもらわないと、問い合わせは来ません。

大きな会社のような資本も、自分のメディアもない。
そういう人こそ、SNSを使ってください。

ここで大事なのは、誰に知ってもらうかです。

たとえばTikTokで曲に合わせて踊れば、見てもらえるかもしれません。
でもそれは、取りたい認知じゃないですよね。

知ってほしいのは、「真面目に動画編集代行をやっている人」だということ。
そして届けたいのは、経営者やYouTuberのように、動画編集を頼んでくれそうな人です。

だから、その人たちが欲しがっている情報を出します。
動画では、YouTuber向けにこんな例を出しました。

認知を取るための発信の例(YouTuber向け)

  • ジャンル別のおすすめBGM集
  • 自分で編集しているYouTuber向けの、カットを速くする方法
  • After Effectsを使ったオープニングの作り方

正直、これを見てすぐに依頼が来ることはないと思います。
それでいいんです。
この段階は「役に立つ情報をくれた人」として知ってもらうのが目的なので。

興味と比較は「外注していいかも」と思える中身で

BGM集やカットの方法は、「ありがとう」で終わる情報です。
そこから一歩進んでもらうには、
「動画編集を外注するのもありかも」と思ってもらう発信が必要になります。

たとえば、
フリーランスの動画編集者に外注するとどんないいことがあるのか。
外注すると、自分の手間がどれくらい減るのか。
テロップだけ頼む、という選択肢もあること。

こういうものを、Xの長文・短文や、YouTubeの動画で出していきます。

次が比較・検討です。
興味を持ってもらっても、それだけでは頼んでもらえません。
他の編集者と比べられたときに、選ばれる材料を出しておく必要があります。

比較・検討の段階で置く発信

  • 動画編集代行の料金の比較
  • 自分のサービスと他の代行サービスの違い
  • 頼んだらいつ納品されるのか
  • 実際に自分が作った動画

「この人の動画、レベル高いな」
「この雰囲気、好きだな」
そう思ってもらえるものを、比べている人の目に入るところに置いておくイメージです。

最後の一押しはお客さんの声

購入の一押しになるのは、口コミです。

対応したお客さんに、インタビューや対談の動画をお願いしてみてください。
「この人に頼んだら、こんなふうに変わった」と、お客さん本人に話してもらう。

見る側からすると、
「ちゃんと仕事してくれる人なんだな。お客さんも喜んでるし、自分も頼もうかな」
となりやすいんですよね。

動画では、YouTube運用代行をしている会社のチャンネルを例に出しました。
BGMのまとめや企画の作り方で知ってもらい、
外注費の話で興味と比較を取り、
お客さんとの対談動画で最後の一押しをする。
段階ごとに中身がきちんと並んでいました。

こうやって段階ごとに発信を置いておけば、
フォロワーや再生数が少なくても、問い合わせは来ます。
実際、僕のこのチャンネルも、再生数が多くなくても運営できているのは、見てくれる人に合わせた中身を置いているからだと思っています。

同業者に向けて発信していないか

ここで、本当によく見かける間違いがあります。

企業から問い合わせが欲しいのに、
動画編集者に向けて発信してしまっているケースです。

「動画編集者は誤字をしちゃダメ」
「レスの速さが大事」
「自責思考が大事」

どれも大事な話です。
でも、それを読むのは動画編集者ですよね。
あなたの商品が動画編集代行なら、それを買うのは経営者やYouTuberのはず。

僕は動画編集者向けのコンサルをしているので、動画編集者に向けて発信しています。
でも、動画編集代行を売りたい人が同じことをすると、ターゲットがずれてしまう。

発注する側に向けるなら、
「動画編集代行の正しい選び方」
「動画編集を上手に外注する方法」
のような中身になるはずです。

発信を始める前に、まず誰に向けるのかを決める。
これだけで、同じ時間をかけても結果が変わってくる気がします。

まずは自分から取りに行く。その経験を発信で残す

ここまで読んで、気づいた人も多いと思います。

問い合わせが来る仕組みを作るには、
YouTubeの動画を作ったり、撮影したり、投稿を書いたり。
かなりの手間と時間がかかります。

それって、結局は営業活動なんですよね。
だから「営業せずに仕事を取る」は、無理だと思っています。

クラウドワークスでポチポチ応募して、仕事が取れたらいいな。
そういうやり方は、そろそろ終わりにしてほしいです。

僕のおすすめは、先にアウトバウンド(自分から取りに行く営業)をやることです。

おすすめの順番

  • 企業へのメールや問い合わせフォームから、自分で仕事を取りに行く(電話はしなくていい)
  • 取れた仕事で実務に慣れ、単価も上げていく
  • その経験や制作物を、YouTubeやXで並行して発信する
  • 発信がたまってきたら、問い合わせも来るようになる

問い合わせから始まったお客さんは、相手から来てくれているので、
営業の手間が少ないだけでなく、仕事のやり取りもうまくいきやすい印象があります。
長い目で見ると、すごくいい仕組みです。

ただ、時間がかかる。
だからこそ、自分から取りに行って食べていける状態を作りながら、並行して育てるのがいいと思っています。

紹介も、運の要素が大きいです。
結局は、質の高い仕事をし続けるしかないんですよね。

楽な道はないという、大変な結論になってしまいました。
でも、しんどい方を選んだ方が、人は成長できる気がします。

ブイプロで、運営として受講生の営業や実力づくりにどう向き合っているかは、こちらのページで本人が答えています。

僕自身も、目の前のお客さんに向き合うことと、発信を続けることの両方を、これからも地道にやっていきたいと思っています。
動画編集で長く食べていける人が、少しでも増えたら嬉しいです。

カズマル

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