動画編集のポートフォリオ(サンプル動画)の作り方|発注者の3つの疑問に答えて受注率を上げる
ポートフォリオは出している。
でも、応募してもなかなか選ばれない。
この記事は、そんな動画編集者に向けて
「仕事が取れるサンプル動画(ポートフォリオ)の作り方」を書いています。
「ポートフォリオを見せてください」
「過去に作った動画を見せてください」
動画編集の案件に応募すると、めちゃくちゃ聞かれますよね。
サンプル動画の質で受注する。
これはもう、動画編集者の営業ではベタベタに有名なやり方です。
ただ、動画編集という仕事がここまで広まった今、
同じことをしているだけでは、他の編集者に埋もれてしまう。
上の動画で話した内容をもとに、
他の編集者と差がついて、受注率が上がるサンプル動画の考え方を整理しました。
ポートフォリオは、発注者の「3つの疑問」に答えるために作る
そもそも、ポートフォリオは何のために出すのか。
ざっくり一言で言うと、
「この人、ちゃんと仕事できるの?」
という相手の疑問に答えるためだと思っています。
発注者の立場で考えてみます。
YouTubeチャンネルをやっていて、これから毎日投稿を頑張ろうとしている。
毎日投稿を続けるために大事なのは、編集をする僕たち動画編集者です。
募集をかけると、たくさんの編集者から応募が来る。
その中から1人を選んで、YouTubeというマラソンを一緒に走ると決める。
本当にこの人で大丈夫かな、と思うのは当然です。
発注者が抱いている3つの疑問
- この人、ちゃんと仕事ができるの?
- この人と一緒に、長く走っていって大丈夫?
- こっちは本気でやりたいけど、この人も本気なの?
逆に言えば、この3つの疑問が解消されれば、
発注しない理由がなくなります。
実力も、仕事への向き合い方も、本気度も伝わっているわけですから。
ここからは、疑問ごとに答え方を書いていきます。
「仕事できるの?」には、3つが重なるクオリティで答える
1つ目の疑問には、動画の質で答えるしかありません。
ただ、質が高いか低いかを決めるのは発注者です。
人によって、いい悪いの意見は分かれます。
その中で、相手が求める「質が高い」を確実に当てるために、
僕は次の3つが重なる真ん中を狙うようにしています。
サンプル動画で押さえる3つ
- 相手が勝負しているジャンルの「編集の型」
- 相手のニーズ
- 演者さんのブランディング
ジャンルの型は、上位5チャンネルを見て抜き出す
ビジネス系、エンタメ系。
ジャンルごとに、編集の「あの感じ」がありますよね。
たとえばビジネス系なら、右上にタイトルのテロップ、左上にテーマ、下にテロップが流れる。
エンタメ系なら、カラフルなテロップに、右上に動画のタイトル。
これをつかむには、そのジャンルの上位5チャンネルくらいをざっと見て、
共通しているところを書き出すのがいいです。
ニーズから逆算する
予算をかけて、後から競合チャンネルを抜きたい人もいる。
質より量で、とにかく本数を出したい人もいる。
前者ならテロップを少しリッチにする。
後者なら、シンプルな編集でいいという判断もあります。
相手のニーズに合わせて作り分けます。
演者さんの「色」に合わせる
最後はブランディングです。
僕のチャンネルだと、ワインレッド・金・黒を使っています。
カズマルという人のブランディングに沿った色にしているんですね。
演者さんごとに、その人なりの色があります。
それに沿ったテロップベースやタイトルテロップを作ると、
演者さんが求めているものに近づいていきます。
作ったものは、提案資料のように画像1枚にまとめて添付すると、
受注率が上がるんじゃないかなと思います。
「一緒に走って大丈夫?」には、一緒に仕事をしたい理由を2〜3行で
2つ目は、この人と組んで大丈夫か、という疑問です。
営業文の書き方はいろいろありますが、
僕が今いちばんおすすめしているのは、
ポートフォリオの最後や概要欄、営業文の最後に
「そのお客様と一緒に仕事をしたい理由」を2〜3行添えることです。
正直、これが書けない相手には、営業しない方がいいと思っています。
それは仕事がしたいんじゃなくて、お金のために営業しているだけなので。
受託でやっている以上、お客様とはパートナーになります。
理想は、
「実はずっとこのチャンネルを見ていて」
「このチャンネルをきっかけに行動が変わったので、同じように変わる人を増やしたい」
みたいな、数字ではなく気持ちの部分です。
ただ、前に押し出しすぎると煙たがられます。
さりげなく置いておく。
他の編集者と提案が並んだときに、最後にその思いが効いてくる気がします。
「本気なの?」には、その相手専用のサンプルを作って送る
3つ目の疑問は、ケアできていない人が本当に多いです。
全部の営業先に同じ営業文。
全部の営業先に同じポートフォリオサイト。
これでは、本気度はなかなか伝わりません。
本気度を分かりやすく示す方法は1つで、
その営業先に合わせたサンプル動画を、わざわざ作って送ることです。
僕たち個人のクライアントワーカーは、大手企業ではありません。
休日にテレビを見ていたら、何もしなくても新しい相談が届いている。
そんな状況の人は、ほとんどいないと思います。
だからこそ、これくらいの営業努力はした方がいい。
募集には、たいてい参考動画が載っています。
その参考動画を完全に再現して、
「◯◯さんと一緒に仕事がしたいと思ったので、1分ですが作ってみました」
と送ってみてください。
実際、僕も自分のチャンネルについて
「投稿頻度を増やしたい」「最近サムネイルがいけてない気がする」
と、ある動画編集者さんに相談したことがあります。
そうしたら、
「サムネイルをこう変えたらどうですか?」
と、作ったものが送られてきたんです。
お金を払うなんて、まだ言っていないのに。
これは「この人、本気だな」となりますよね。
実際、その人に発注しました。
がっつり頑張る必要はありません。受注前なので。
でも、相手がしてほしいことを、少しだけ先にやってみる。
1つの募集に10人、20人と応募が集まったとき、
最後に一歩抜け出すのは、こういう小さな努力だったりします。
サンプル動画の質を上げる2つの学び方
では、質の高いポートフォリオはどう身につければいいのか。
動画では2つの方法を話しました。
ポートフォリオの学び方
- すでに成果を出している人に見てもらい、フィードバックをもらう(自分の目では客観視できないので)
- 自分で動画編集者を募集してみて、届いた営業文やポートフォリオを発注者側から見てみる
2つ目は、意外とやっている人が少ないです。
旅行や趣味で撮った動画を「いい感じにしてほしい」と募集してみる。
すると、たくさんの編集者から応募が届きます。
「この人、他の人にも同じ文章を送っているな」
「本気ですと書いてあるけど、ポートフォリオからは伝わってこないな」
発注者の席に座ると、こういうことがはっきり見えます。
自分が送る側に戻ったとき、何を変えればいいかも分かるはずです。
僕自身も、編集スキルがまったくなかったころは、
できる人から直接アドバイスをもらって進んできました。
どちらの方法でもいいので、ある程度できる人に習うのがいいと思っている派です。
この記事の要点
- ポートフォリオは「仕事できる?」「一緒に走って大丈夫?」「本気?」の3つに答えるために作る
- 質は「ジャンルの型・相手のニーズ・演者さんのブランディング」の3つが重なるところを狙う
- 営業文やポートフォリオの最後に、一緒に仕事をしたい理由を2〜3行さりげなく添える
- 本気度は、参考動画を再現した相手専用のサンプルで伝える
- 成果を出している人に見てもらう、自分で募集してみる、の2つで学ぶ
応募が通らないとき、つい「もっと上手くならなきゃ」と技術だけに目が向きがちです。
僕もそうでした。
でも実際は、相手の疑問に答えられているかどうか、だったりする。
自分への戒めも込めて、まとめてみました。
運営として受講生の営業にどう伴走しているかは、ブイプロの評判・口コミ|悪い評判にも運営が全部答えますにまとめています。
この記事が、次の応募で選ばれるきっかけになったら嬉しいです。
カズマル
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P.S. 7年前の疲弊する前に欲しかった…
