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Premiere Proの編集を仕組みで速くする方法|マスターファイル・サブシーケンス・プリセット保存・属性のペースト

公開日: 2026年10月4日 最終更新: 2026年10月9日 執筆: 山田一真(カズマル)|株式会社ブイスト代表

Premiere Proで、案件ごとに同じテロップを作り直したり、同じ効果音の音量を毎回調整したりしていませんか。

動画編集の時短というと、ショートカットキーを思い浮かべる人が多いと思います。
もちろん大事です。

でも、それ以上に効くのが、一度作ったものを保存して、次から使い回す仕組みです。

上の動画では、うちの会社で編集の改善を担当しているメンバーが、使っている時短術をまとめて解説しました。
かなりの量なので、この記事では「保存して使い回す」系のテクニックに絞って整理します。
Premiere Proを開きながら読んでもらえたらと思います。

テロップ:スタイルとアニメーションを保存する

テキストスタイルの保存

一度作ったテロップは、エッセンシャルグラフィックスの「スタイル」から保存できます。
保存すると、プロジェクトパネルにテキストのデータができます。

次からは、そのデータをテロップにドラッグ&ドロップするだけで、同じデザインになります。
書き出しもできるので、別のプロジェクトでも使えます。

全部のテロップを、あとから別のデザインに変えたいときも同じです。
変えたいテロップをまとめて選んで、スタイルのデータをドロップすれば一発で変わります。

アニメーションのプリセット保存

テロップの動き(トランスフォームやプロセスアンプなど)は、エフェクトコントロールパネルで選んで、右クリックの「プリセットの保存」で残せます。

このとき、「インポイント」を基準にして保存するのがポイントです。
「スケール」にすると、長さの違うクリップにかけたときに動きが伸びてしまいます。

動きを含めたテロップを丸ごと残したいときは、右クリックの「モーショングラフィックステンプレートとして書き出し」。
フォルダ分けができないので、「案件1」のようなキーワードをつけて書き出すと、あとで探しやすくなります。

ちなみに、テロップの角を丸くする「ラウンド結合」も、エッセンシャルグラフィックスの環境設定で最初から設定しておけます。
毎回直している人は、ここを変えるだけで1手減ります。

画像と効果音:位置と音量を先に決めておく

画像の位置をプリセットにする

ビジネス系の動画では、挿入画像を毎回同じ位置に出すことが多いと思います。
そのたびに位置やサイズの数値を調整するのは面倒ですよね。

ガイド線で位置を決めて、一度合わせた画像のモーションをプリセットとして保存する。
次からは、そのプリセットをドロップするだけで同じ位置に収まります。
ガイド線も、テンプレートとして保存しておけます。

さらに、ソースパッチを画像を入れたいトラックに合わせておけば、「上書き」のショートカットで、再生ヘッドの位置に画像を一発で入れられます。

音量を整えた効果音を書き出しておく

効果音やBGMは、オーディオゲインで適切な音量に下げてから、WAVで書き出しておきます。
次からは、その書き出したファイルを使うだけ。
毎回音量を調整しなくて済みます。

音量の目安(最後は自分の耳で確認)

  • BGM:-30dB〜-25dB
  • 効果音:-20dB〜-15dB
  • 話している声:-6dB〜0dB

効果音は、ネガティブ系・ポジティブ系・強い系・汎用のように、印象ごとにフォルダを分けておくと探しやすいです。
名前も「金」「シャン」のように、ぱっと見で分かるものにしておきます。

BGMの長さが足りないときは、複製して並べるのではなく、リミックスツールで伸ばせます。

まとめて直す:属性のペーストと一括置換

編集が終わったあとで「全部の画角をもう少し大きく」「テロップの位置を全部下げて」と言われることがあります。

1つのクリップで正しく直して、そのモーションをコピー。
直したいクリップを全部選んで貼り付ければ、全部に同じ値が入ります。

複数のエフェクトのうち、一部だけを移したいときは「属性をペースト」です。
どのエフェクトを貼り付けるかを選べるので、クロップだけ、クロップとモーションだけ、という移し方ができます。
逆に「属性を削除」を使えば、特定のエフェクトだけをまとめて外せます。

調整レイヤーも便利です。
色の補正やクロップを調整レイヤーにかければ、下のクリップ全部に効きます。
クロスディゾルブをかければ、重なったレイヤーをまとめてフェードアウトさせられます。

誤字の修正には、テキストパネルの検索と置換が使えます。
固有名詞を間違えたままフルテロップを打ってしまっても、検索して一括で置き換えられる。
「欲しい」をひらがなにする、といった表記の統一にも使えます。

一番効くのは、案件ごとの「マスターファイル」

ここまでの全部をまとめる考え方が、マスターファイルです。

案件ごとに、土台になるプロジェクトファイルを1つ作っておきます。
新しい回の編集をするときは、それを複製して名前を変え、素材を入れてから始める。
最初から全部がそろった状態で編集できます。

マスターファイルに入れておくもの

  • 毎回使うBGM、印象ごとに分けた効果音
  • 演出用の素材、アイコンやワイプなどの共通素材
  • テキストスタイル
  • その回で集めた画像を入れるための空のフォルダ
  • よく使う演出を保存したサブシーケンス

フォルダ名の頭に番号をつけておくと、順番が崩れません。

中でも便利なのが、サブシーケンスです。
よく使う演出(画像の位置、効果音、アニメーションまで含めたもの)を選んで、右クリックの「サブシーケンスを作成」で保存します。
次からは、ドラッグ&ドロップするだけで、その演出がまるごと入ります。

注意点は2つあります。
1つ目は、ネストとして読み込まないこと。中身のクリップが触れなくなります。
2つ目は、元の画像データもマスターファイルに読み込んでおくこと。
サブシーケンスに入っているのは「どの画像をどう使うか」の情報だけなので、元データがないとメディアオフラインになります。

最初に作るのは確かに大変です。
でも一度作ってしまえば、その後の効率は恐ろしく良くなります。

ブイプロの運営について、気になることがある人はこちらにまとめています。
ブイプロの評判・口コミ|悪い評判にも運営が全部答えます

動画編集者にとって、一番の売り物は編集スキルです。
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この記事の中から1つでも、明日の編集で試してもらえたら嬉しいです。

カズマル

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