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Claude Chat・Code・Coworkの違いと使い分け|動画編集者が仕事で使う3つの機能

公開日: 2026年10月3日 最終更新: 2026年10月9日 執筆: 山田一真(カズマル)|株式会社ブイスト代表

Claudeを契約しているのに、チャットしか開いていない。
そんな動画編集者は、けっこう多いんじゃないでしょうか。

この記事は、ClaudeのChat・Code・Coworkの違いがよく分からないまま使っている動画編集者に向けて書いています。

ChatGPTもGeminiも、AI動画編集トレンド研究所としてひと通り触ってきました。
そのうえで、今の動画編集の仕事でいちばん「課金してて良かった」と思っているのがClaudeです。

理由はシンプルで、Claudeは契約するだけで3つの顔を持っているからです。
Claude Chat、Claude Code、Claude Cowork。
チャットだけだと、その3分の1も使えていないことになります。

上の動画で話した、3つの違いと動画編集での使い分けを文章で整理しました。

チャットしか使っていない人が多い

動画編集者がClaudeに頼んでいることを聞いてみると、だいたいこんな感じです。

「テロップを作って」
「台本を書いてみて」
「企画案を出して」
「誤字をチェックして」

もちろん、これでも仕事は回ります。
でも残りの3分の2、CodeとCoworkは、なんとなくとっつきにくいという理由で素通りされがちです。

たとえば、カットしてテロップを入れて、音を入れて、画像を挿入して書き出す。
この一連の流れを自動化するプログラムを書いて、動かす。
請求書や領収書を作る。
営業リストを作る。
案件の管理をスプレッドシートにまとめる。

こういう作業のために、Claudeには専用の機能がちゃんと用意されています。

Claude Chat:一緒に考えるパートナー

1つ目はClaude Chatです。
使うなと言いたいわけではなくて、ぜひ使ってほしい。
ただし役割は一緒に考える相手です。

僕もビジネスの壁打ち相手として、よく使っています。
会社の課題をそのまま投げて、返ってきた答えを見ながら考えを整理する。そんな使い方です。

動画編集でいえば、こんな場面です。

Chatに向いている質問

  • この演者は早口だから、テロップは何文字で切るべきか
  • この台本の構成は、視聴者目線で違和感がないか
  • Premiereでこのエラーが出た。どうすればいいか(スクショを送る)

Chatは、自分で作業を進めてくれるわけではありません。
この後のCodeとCoworkは、実際にパソコンを操作して作業を進めてくれます。

だからこそ、何をやってほしいのかを先に決めておかないと、無駄な作業をさせてしまう。
Chatで壁打ちして、業務の中身を言葉にしてから、CodeやCoworkに渡す。
何かを作る前に、何を作るかを決める場所。それがChatだと思っています。

Claude Code:日本語で頼むと、道具を作ってくれる

2つ目はClaude Codeです。
「コード」と聞いた時点で、嫌になる人も多いと思います。

でも中身は、日本語で「こういうことをやりたい」と言うと、意図をくみ取ってプログラムを書いて、動かしてくれる仕組みです。
僕もプログラミングの知識はありません。

動画の中では、実際にやってみました。
「1人語りのYouTubeチャンネルのカットとテロップ入れを自動化したい。まず何から始めればいいか、僕にインタビューするところから始めてください」
こう音声入力で頼んだだけです。

するとClaude Codeから質問が来ます。
編集ソフトは何か。カットは何を基準にするか。テロップのスタイルは。動画の長さは。

Premiere Proを使う。
カットは無音の部分。
テロップはほぼ全文の文字起こし。
そう答えていくと、仮のアプリができあがりました。
動画ファイルの場所を入れて、文字起こしのエンジンを選んで、ボタンを押すと編集が始まる。そういうものです。

別の動画で紹介した自動カットツールも、Claude Codeで組んでいます。
音声を取り出す。
AIで無音とフィラーを見つける。
Premiereで読み込めるXMLファイルに変換する。
この流れを「作ってください」と頼んで、そこから自分の案件に合わせて煮詰めていきました。

一度作れば、その案件ではずっと使えます。
自分の細かいニーズに応える、自分だけのアプリが作れる。
資産として積み上がるAIの使い方ができるのが、Codeの強みです。

Claude Cowork:パソコンの事務作業を一緒にやってくれる

3つ目はClaude Coworkです。
デスクトップを操作して、代わりに作業してくれる機能です。

実はこの動画の台本も、Coworkに書いてもらいました。
「こういうことを話したい」「視聴者にこれを伝えたい」と音声入力して、インタビューもたくさんしてもらう。
するとGoogleドキュメントに台本を書き出してくれていました。
僕は一文字も手で打っていません。

Chatに頼むとチャットの中に文章が返ってきますが、Coworkはドキュメントそのものを操作してくれる。
ここが大きな違いです。

Coworkに任せられる事務作業の例

  • 案件管理のスプレッドシートを見て、請求書を作る
  • Slack・Chatwork・LINEの未読を読んで、返信文の案を作る
  • 営業先の候補を絞り込む
  • XなどSNSのポストの文章案を作る
  • 撮影素材をフォルダに振り分ける

Coworkは「共に働く」という意味です。
難しいことをしなくても、指示どおりに手を動かしてくれます。

3つそれぞれの落とし穴

便利な反面、それぞれに落とし穴があります。

Chat:実行はしてくれないし、責任も取ってくれない

正解らしいことは教えてくれます。
でも、やってくれるわけではありません。
Chatで完璧なプロンプトを作っても、CodeやCoworkに渡さなければ何も動かない。
Chatはあくまで設計の場です。

Code:何でもできすぎて、迷子になりやすい

動画編集をやっている人は、プログラミングが嫌で動画編集を選んだ人も多いと思います。
僕もまさにそうでした。
日本語で話しかければいいので、とっつきにくいだけで、やってみると本当に簡単です。
ただ、できることが多すぎるぶん、独学だと迷子になりやすいなと。

Cowork:指示があいまいだと、普通に失敗する

「全部やっといて」のような雑な指示だと、ブラウザをぐちゃぐちゃにして、ふわっとしたものが返ってきます。
結局「自分でやった方が早かったじゃん」となる。
何を、どの基準で、どこまでやってほしいのかを具体的に伝えることを意識してください。

動画編集の1日にあてはめると

使い分けを整理すると、こうなります。

Chat・Code・Coworkの使い分け

  • Chat(考える):新規案件の演者の特徴・テロップのルール・カットの基準の整理、企画の壁打ち、編集後の誤字やテロップの違和感のチェック、Premiereのエラー相談
  • Code(繰り返し作業の自動化):無音カット、テロップ生成、撮影素材のリネーム、Premiere用XMLの出力、ショート動画の文字起こしとカット
  • Cowork(パソコンの事務作業):未読の整理と返信案、請求書、営業先の候補探し、SNSの文章案、素材のフォルダ分け

手を動かす前の設計と、手を動かした後の品質チェックはChat。
同じ案件で何回もやっている作業は、Codeで一度組めばずっと使える。
人間がパソコンでやっている事務作業は、Coworkに。

朝、Coworkが事務作業を片付けておく。
午前中、Chatで案件を設計している間に、Codeで作った自動編集の流れを動かす。
夕方、Chatで編集後の品質チェックの壁打ちをして納品する。

3人のパートナーと一緒に編集の仕事を回していく。
これが、これからの動画編集者の働き方なのかなと思っています。

この記事の要点

  • Claudeは契約するだけでChat・Code・Coworkの3つが使える。チャットだけでは3分の1以下
  • Chatは一緒に考える場所。作業を頼む前に、何をやるかを言葉にする
  • Codeは日本語で頼むとプログラムを書いて動かしてくれる。一度作れば資産になる
  • Coworkはパソコンを操作して事務作業を進めてくれる。指示は具体的に
  • 設計と品質チェックはChat、繰り返し作業はCode、事務作業はCowork

3つとも触ったことがない人も、まだ全然間に合うと思います。
僕もプログラミングから逃げてきた側なので、最初の一歩が重いのはよく分かります。

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この記事が、Claudeのチャット以外の2つの顔に触ってみるきっかけになったら嬉しいです。

カズマル

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