「動画編集を独学で始める場合、何から学べばいいの?」
「独学の動画編集でおすすめの教材や学習方法は?」
「独学の動画編集で本当にスキルが身に付く?」
動画編集は独学でも身に付けられるスキルです。しかし、いざ動画編集を学ぼうとしても、何から始めたらいいのか分からない方も多いでしょう。この記事では、初心者の方が何から始めればいいのか迷わないよう、動画編集を独学で行う場合の効率的な手順を解説します。この記事を読めば、独学でも動画編集で何からすべきか理解し、迷わず着実にスキルを習得できます。
独学で動画編集を学びたいけれど何から始めたらいいかわからない方や、独学の動画編集で本当にスキルが身に付くか不安な方は、必読です。
【何から始める?】動画編集の独学5ステップ

早速、動画編集を独学で行う方法を、5つのステップで解説します。

次の順番で学習するのがおすすめです!
1.「Adobe PremierePro」を用意する
2.基本操作を覚える
3.練習用の課題動画を1本仕上げる
4.課題動画をポートフォリオとして公開する
5.さらにスキルアップするために教材やスクールを選ぶ
ひとつずつ具体的に見ていきましょう。
ステップ1:「Adobe PremierePro」を用意する
最初のステップは「動画編集ソフト」を用意することです。有料・無料を問わずさまざまな動画編集ソフトがありますが、「Adobe PremierePro」を選びましょう。

ほとんどの案件が「Adobe PremierePro」を使っているので、実質「Adobe PremierePro」一択です!
「Adobe PremierePro」は有料で、以下の料金プランとなっています。
基本契約(月払い) | 月額4,980 円 |
年間契約(月払い) | 月額3,280 円 |
年間契約(一括払い) | 月額2,980円(年額34,680円) |
動画編集で稼げるようになれば、すぐに回収できる価格です。必要投資になりますので、惜しまず購入しましょう。
ステップ2:基本操作を覚える
次に、「Adobe PremierePro」の基本操作を覚えます。覚えるべき操作は次の8つです。

この順番で覚えましょう!
1.トリミング・カット
2.テロップ
3.画像挿入
4.BGM・SE
5.アニメーション・エフェクト
6.音量バランス
7.サムネイル
8.書き出し
各操作の具体的な学習内容は、「独学で動画編集スキルを身につけるためのロードマップ|初心者が最短で稼げる方法まで解説」記事も参考にしてください。

ステップ3:練習用の課題動画を1本仕上げる
基本操作を身に付けた後は、実際に動画編集をしてみましょう。学んだスキルをアウトプットするために、この段階ではとにかく手を動かします。

まずは、課題動画を1本仕上げてみるのがおすすめです!
動画編集をする過程で、学んだスキルを活かせているかを確かめます。編集の練習をしている段階なので、失敗しても構いません。失敗や不明点を学習し直し、スキルの精度を高めていきましょう。
ステップ4:課題動画をポートフォリオとして公開する
課題動画が完成したら、ポートフォリオとして外部に公開します。ポートフォリオとは「作品集」のことです。

自分がどれくらい動画編集のスキルを持っているかをクライアントに伝えるために作成します!
ポートフォリオは、自分の実績やスキルをクライアントに見てもらい、案件獲得の材料にしてもらうための営業資料です。詳しい作り方は、「動画編集はポートフォリオの作り方で採用率が変わる!注意点やコツも解説」記事を参考にしてください。

ステップ5:さらにスキルアップするために教材やスクールを選ぶ
基本操作を習得しポートフォリオが完成したら、実際に案件に取りかかります。ここからは、さらなるスキルアップの段階です。自分に足りないところやより極めたいところを補完するために、動画編集用の教材やスクールを選びましょう。
特に独学でスキルアップや案件獲得に限界を感じたときは、動画編集スクールがおすすめです。中には、習得済みのスキルをショートカットし、学びたいところだけピンポイントで教えてくれる動画編集スクールもあります。最短で動画編集で稼ぎたいときは、そのようなスクールを検討しましょう。

私が運営する「ブイプロ」も、習得しているスキルの学習を省略できる個別のカリキュラムを組んでいます!
動画編集の独学で初心者がつまずく3つのポイント

動画編集を独学で行う初心者は、以下の点でつまづきがちです。
1.知識ばかりインプットして実践が少ない
2.無料ツールだけで完璧を目指してしまう
3.営業や案件獲得を後回しにしがち
ここからは、つまづく原因とクリア方法をポイントごとに解説します。
1.知識ばかりインプットして実践が少ない
動画編集を独学で行うと、知識のインプットに重きを置き過ぎて実践が少なくなり、スキルを身をつけられないことが多くあります。

基本的にYouTubeに上がっているものを完全再現できるくらいまで、自分のレベルを高めました!
動画を見たり話を聞いたりするだけでは、編集スキルは身につきません。まずは手を動かしてソフトの使い方や編集方法を覚えましょう。
2.無料ツールだけで完璧を目指してしまう
無料ツールだけで完璧を目指してしまうことも、動画編集を独学で行う際の落とし穴です。
無料の動画編集ツールでは、以下のように機能が制限されるケースが多くあります。
製品名 | 制限内容 |
Power Director 365 | 無料版ではウォーターマークが入る |
Clipchamp | フォントやエフェクトに制限あり |


無料の動画編集ツールで作った動画は、残念ながらクライアントの納品レベルに達しづらいのが現状です…!
まず「無料で始める」ことは、適性を確かめるためにとても大切です。しかし、動画編集を学び続けると決めたら、早い段階で有料ツールや素材サイトへ課金しましょう。有料ツールの方が、高品質な編集ができるからです。
3.営業や案件獲得を後回しにしがち
さまざまな理由で営業や案件獲得を後回しにしがちなことも、動画編集を独学で行う際につまづくポイントとなります。
スキル習得に集中しすぎて案件獲得の行動が遅れると、収益化まで時間がかかり、動画編集を学ぶ意欲が薄れてしまいます。「自分のスキルはお金をもらうにはまだまだだから、案件に応募できない」と尻込みしてしまうことも同様です。
企業で受注した実績が少なくても、課題動画を使ってどんどん営業や提案を始めましょう。「実績」とは、案件を受けた数だけではありません。学んだスキルを活かして作った動画も、立派な実績です。

私も、スキルを高める過程で自分が作ったものをX(旧Twitter)で毎日投稿し、実績を積んでいきました…!
動画を作る過程でスキルを磨いておくことで、独学でも早期の収益化が可能です。動画を作った実績をポートフォリオにまとめて、なるべく多くの企業に営業しましょう。
独学の動画編集におすすめの練習教材

では、独学の動画編集におすすめの練習教材を、項目ごとに紹介します。
1.YouTubeチュートリアル
2.本・講座
動画編集の学習を何から始めたらいいかわからないときは参考にしてください。
1.YouTubeのチュートリアル動画
ソフトやツールの使い方を解説した動画が「チュートリアル動画」です。YouTubeで「PremierePro キーワード」「PremierePro 初心者」で検索し、自分がいいと思ったチュートリアル動画をひたすら見ましょう。
1.Adobeの契約
2.Premiere Proのダウンロード
3.プロジェクトファイル作成
4.データ読み込み
5.シーケンス作成
6.ショートカット設定
7.カット
8.テロップ
9.画像挿入
10.アニメーション
11.BGM
12.SE
13.色調補正
14.音量調整

動画編集チュートリアル界隈の「神」は「かふたろう」さんです!
「かふたろう」さんのチュートリアル動画は、必要なスキルが網羅的に、かつわかりやすくまとめられているため、ゼロから動画編集を学ぶには最適です。かふたろうさんに限らず、自分が良いと思ったチュートリアル動画を複数見て、動画編集のスキルを学びましょう。
2.本・講座
動画編集の独学では、動画編集を体系的に学べる「初心者向けの本」や、スキマ時間を活用できる「オンライン講座」もおすすめです。

理論は本で、操作は動画講座で学ぶと、より効率的です!
ただし、本は内容が古い場合があります。初版の出版日を確認したり掲載された内容を確認したりして、最新の内容であるかを確認してから使いましょう。
案件獲得を目指す場合は、営業やポートフォリオ作成なども教えてくれる講座がおすすめです。
独学の動画編集で使える素材サイト

独学で動画編集を学ぶときは、編集するための素材探しに困る場合もあるでしょう。ここからは、無料・有料の素材サイトを紹介します。素材を探す際に活用してください。
1.無料素材サイト
無料サイトで特におすすめするのは、次の4ヵ所です。
・Pexels
・Mixkit
・Pixabay
・動画AC
それぞれの特徴は以下のとおりです。
サイト名 | 特徴 |
Pexels | ・ドイツの動画サイト ・会員登録不要で利用可能 ・商用利用もクレジット表記も不要 ・実写映像だけでなくCGアニメーションも豊富 |
Mixkit | ・Adobe Premiere ProやAfter Effects、Final Cut Proのテンプレートあり ・最初からカテゴライズされており、欲しい素材が探しやすい ・日本語には対応していない |
Pixabay | ・ドイツの動画サイト ・画像だけではなく動画もある ・商用利用もクレジット表記も不要 ・写真やBGMまで一気に入手できる点が魅力 |
動画AC | ・日本の企業「ACワークス株式会社」が運営 ・日本人向けの動画素材が豊富 ・クレジット不要、加工もOK ・無料版では1日のダウンロード数は9点まで |
2.有料素材サイト
では、有料の素材サイトを見ていきましょう。この記事では、次の3ヵ所を紹介します。
・Adobe Stock
・Pixta
・Motion Elements
月額費用も紹介するので、費用対効果を見てから選ぶことをおすすめします。
サイト名 | 特徴 | 月額 |
Adobe Stock | ・質の高い素材が豊富 ・体験版でビデオ3本と画像25点を入手できるので、まずは試してみるのも良い | 3,828円~ |
Pixta | ・10,300万点以上の写真素材・イラスト素材・動画素材・音楽素材 ・商用利用も可能 ・定額制もあれば単品購入も可能 | 1,980円~ ※月3点DL、年間契約の場合 |
Motion Elements | ・1400万点以上のストック素材 ・日本語対応もあり ・YouTubeで音源を使用する場合制限が出るケースもある | 23,500ウォン(約2,400円) ※年払いのみ |
動画編集の独学で何からすべきかわからない時はスクールを選ぼう!

独学の動画編集で何から始めれば良いのか悩んでいる方は、まず「Adobe PremierePro」を用意し、基本的な編集ソフトの操作と動画の編集方法を学びましょう。編集スキルを学んだあとは課題動画を制作し、公開しつつポートフォリオを準備しす。
しかし、知識のインプットばかりになってしまっては、本来の目的である「収益化」が果たせません。加えて、自分のスキルがまだまだだと感じるほど、営業もできなくなってしまいます。
動画編集スキルを身に付けて早く案件を獲得したい方は、スクールの活用がおすすめです。「この記事を見ても、やはり動画編集の独学で何からすべきかわからない」「独学をしているほど時間がない」そのような時は、スクールの活用も検討してみましょう。
なお、株式会社ブイストの代表カズマルの公式LINEでは、動画編集やスマホビジネスで収益を上げたい方に向けて、「動画編集 始め方ガイド」をプレゼントしています!動画編集に必要なテクニックや、ビジネスマインドをステップ形式でわかりやすく解説しているので、ぜひご登録ください!
