「動画編集の初心者はどんなミスを起こしやすい?」
「何に気をつければクライアントの信頼を勝ち取れる?」
「ミスを起こさないためのポイントを知りたい!」
動画編集を始めたばかりの初心者の方は、このような悩みを抱えている方が多いです。

ミスしてしまうと、クライアントの信頼を一気に失ってしまいます!
動画編集の仕事を継続的に受注するためには、クオリティを上げることはもちろん、ミスを減らすことも大切です。
本記事では、初心者がよくミスしてしまう14個のミスを「スキル編」と「対応編」に分けて解説します。動画納品前のチェックリストとして活用してください。
【スキル編】動画編集初心者にありがちな10個のミス
動画編集の初心者にありがちな10個のミスを紹介します。
1.効果音が大きい
2.ノイズが入っている
3.テロップがずれている
4.テロップの誤字・脱字
5.映像が手ブレしている
6.シーンのつなぎ目が見づらい
7.エフェクト・トランジションの多用
8.作業効率が悪い
9.素材の整理・バックアップをしない
10.エンディングのつけ忘れ
作成・納品前にチェックすることで、ミスを防げます。一通り確認してみましょう。
1.効果音が大きい
動画の盛り上げや視聴者にのめり込んでもらうためには欠かせない効果音ですが、大きすぎると逆効果になってしまいます。外でイヤホンで聴いている場合には、耳が痛いとなってしまう可能性もあります。

効果音は動画の印象を決めるので、丁寧に作業しましょう!
効果音をつけた後は、実際にスピーカーやイヤホンなど、さまざまなケースを想定して試してみましょう。視聴者にとって、聞き心地のよいボリュームを目指してください。
2.ノイズが入っている
撮影時や編集時に入ってしまったノイズが残っていると、視聴者に不快な印象を与えてしまいます。

「ぷちっ」という音を聴いたことはありませんか?あの音がノイズです!
ノイズが入ってくると動画に集中できず、さらに続きを見る意欲を削がれてしまいます。今は編集ソフトを使えば、簡単にノイズ除去が可能です。細かく調整し、残らないように注意しましょう。
3.テロップがずれている
音声とテロップがずれてしまうと、見ている側は違和感を感じます。テロップが気になってしまえば、動画に集中できなくなるでしょう。大幅にずれていなくとも、数秒のずれが大きな違和感へとつながっていきます。

人間の脳はちょっとしたずれにも反応します!
コンマ秒単位で、微妙なズレも起きないように、テロップを入れる際は慎重に行いましょう。
4.テロップの誤字・脱字
テロップはズレだけでなく、誤字・脱字にも注意が必要です。見ている側が気になってしまうだけでなく、大事な場面で間違えていれば信頼を損なう可能性もあります。特に「意志」と「医師」のような同音異義語の間違いが多いため、注意しましょう。

動画の意味自体が変わってしまうリスクもありますよ!
自分一人だと、間違いに気づきにくいため、複数人でのチェック体制を構築することがおすすめです。
5.映像が手ブレしている
映像が手ブレしていると、不快感を与えてしまうので注意しましょう。機材を手に取って撮影していると手ブレを起こしやすいので、三脚で固定したり、ジンバル(手ブレを吸収する機材)を用いて撮影を行うことが効果的です。

高い機材でなくとも、工夫次第で手ブレを防止できますよ!
また、手ブレを抑制する機能がついている編集ソフトがあるため、防ぎきれなかった部分は編集時の加工にて調整してください。
6.シーンのつなぎ目が見づらい
動画編集時には、不要な部分をカットしながら、複数のシーンをつないでいきます。場面が切り替わる際に、前後のつながりが薄かったり飛躍していたりすると、動画の内容を視聴者に正しく届けられません。

場面の切り替えは「視聴者を飽きさせず、注意をひく」工夫が大切です!
本当の必要な部分のみを抜き出しつつ、変わり目にはトランジションを活用して、テンポよくつないでいきましょう。同じ動画内で同じトランジションばかりだと飽きてしまうので、複数パターン用意することもおすすめです。
7.エフェクト・トランジションの多用
動画の装飾であるエフェクトやトランジションを、初心者のうちは良かれと思って、たくさんつけてしまいがちです。しかし多すぎると見づらい動画になったり、読み込みが遅くなったりするデメリットも存在します。

エフェクトやトランジションが多いと、動画の雰囲気を統一する難易度もあがります!
動画の目的やターゲット、構成に合わせて、本編を引き立たせられるような分量で使うことを心がけてください。
8.作業効率が悪い
ショートカットキーを使いこなせれば、動画編集の作業効率は20〜40%程度上がると言われています。そのため、ショートカットキーを使わないことは、無駄な時間を生み出している可能性が高いです。

ショートカットキーの上達は練習あるのみです!
以下におすすめのショートカットキーをまとめたので、ぜひ参考にしてください。(Adobe-Premiere Pro)
ショートカットキー | Windows | Mac |
---|---|---|
カット | C | C |
選択 | V | V |
取り消し | Ctrl+Z | Command+Z |
やり直し | Ctrl+Shift+Z | Command+Shift+Z |
保存 | Ctrl+S | Command+S |
インポイント | I | I |
アウトポイント | M | M |
プレイ再生/停止 | Space | Space |
また、編集ソフトを慣れないうちからいくつも使い分けしていると操作やショートカットが覚えられずに効率が悪くなる原因になり得ます。最初のうちは1〜2個のソフトをマスターする気持ちで使っていきましょう
9.素材の整理・バックアップをしない
素材の整理をしておかないと、作業効率が悪化する要因となります。また、必要な素材を誤って削除してしまうリスクもあります。
同様に日頃からバックアップをとっておかなければ、何かしらのミスで素材や編集中のファイルを紛失・削除してしまった際に、もう一度撮り直しとなる手間が発生するでしょう。

クライアントや周囲の人に迷惑をかけてしまうリスクもありますね!
そのため、素材は種類・日付ごとに整理し、わかりやすいファイル名をつけましょう。またバックアップは外部ストレージやクラウドを活用することで、ハード本体が故障・紛失しても安心です。
10.エンディングのつけ忘れ
動画の最後を締めくくるエンディングは、余韻や満足感を高めるだけでなく、LINE登録やサービス紹介など動画の目的を果たす重要なポイントです。せっかく動画を見てもらっても、目的が果たせなければもったいないです。

最後まで見てくれた意欲の高い視聴者に向けて、アクションを促しましょう!
突然終わってしまうと尻切れトンボ感も出てしまうため、サービスや商品への流入がなくとも、視聴者の満足度を上げられるようなエンディングを制作しましょう。
動画編集の基礎知識や始め方をもっと詳しく学びたい方は、関連記事「未経験から始める!動画編集で必須の基礎知識と始め方3ステップを詳しく解説」を参考にしてください。

【対応編】動画編集初心者にありがちな4つのミス

ミスは動画編集スキルだけではなく、クライアントとの対応の中にも発生します。特に以下4点は、よくありがちなミスです。
1.報連相の漏れ
2.指示通りに対応できない
3.納品ファイルのタイトルが曖昧
4.根拠のない金額交渉
クライアントとの対応に不安を感じる方は、まずこの4つを守ることから始めてみましょう。
1.報連相の漏れ
報告・連絡・相談が漏れていると、クライアント側は「しっかり進んでいるのかな」と不安になります。特に納期遅れやマニュアル内での確認事項のような、迷惑がかかる場合や進捗に影響が出る可能性がある場合には速やかに連絡しましょう。

こまめな連絡は信頼を勝ち得る第一歩です!
ただし、ちょっとした質問をいくつにも分けて連絡してしまうと、返信の負担を増やしてしまいます。質問はできる限りまとめて、報告は返信不要を付け足すような気遣いを心がけてください。
2.指示通りに対応できない
動画編集を受注した際には、指示書やマニュアルが用意されていることがほとんどです。事前に渡された依頼事項に対して、正しくアウトプットできないと信用を失ってしまいます。仮にクオリティ高く仕上げたとしても、指示に沿っていないと大事な部分の抜け漏れがあり、利用できない可能性もあります。
まずは指示通りに実施することを徹底しましょう。

不明点があったら早い段階で質問しましょう!ギリギリだと手直しの時間がなくなってしまいますよ!
動画編集に慣れてきて、より良い作品にするための提案がある場合も、勝手に変えずにクライアントに一声かけることを心がけてください。
3.納品ファイルのタイトルが曖昧
納品タイトルが指示通りになっていなかったり、指示がなかったとしても文字化け・ただの日付のようなテキストになっていると、検索に時間がかかってしまいます。そのため、納品ファイルのタイトルはわかりやすい懸命を心がけましょう。

タイトル+納品日のような、誰がみても分かる文字列がおすすめです!
クライアントに渡した後、どう活用されるかまで想像できるようになれば、信用度は高まっていきます。
4.根拠のない金額交渉
動画の基礎技術を学んだばかりで、すぐに高額報酬の提案・交渉は信用を失うため避けましょう。もちろん適正報酬の要求は必要ですが、周囲と比較した際に選んでもらえるスキルが身についてから行うことをおすすめしてます。

お金の話ばかりされると敬遠されてしまうことも!
良い動画編集者には、クライアント側から声をかけるケースも多いです。まずは地道にスキルや実績を積み重ねましょう。
動画編集初心者にありがちなミスを起こさない対処法3選

動画編集の初心者がミスを防ぐためには、以下3つの行動がおすすめです。
1.上級者から学ぶ
2.フィードバックを素直に受け止める
3.インプットを継続する
周囲からの学びも忘れずに、成長し続けられるよう努力していきましょう。
1.上級者から学ぶ
YouTubeやオンライン講座の普及で、独学でも動画編集スキルを学びやすくなりました。一方で、クライアントワークにおける大切な点は、なかなか一人では学びづらいでしょう。
そこで、最初のうちは上級者の仕事ぶりを見ながら学んでいくことがおすすめです。

出来る人を真似することが、一番上達速度もはやくなります!
もし、周囲に動画編集上級者が見当たらない場合は、スクールやサロンなどでつながりを増やしてみましょう。
2.フィードバックを素直に受け止める
クライアントや講師からもらったフィードバックは素直に受け止めて、次からすぐに実践してください。最初のうちは、なかなか納得できなかったり、落ち込んでしまったりすることもあるでしょう。
しかし自分ではなかなか気づかずとも、先に学んでいる方の視点から見れば、早く修正した方が良いことは多々あります。

先人が何度も実践していた得た知見を積極的にもらいましょう!
まずは素直に受け止め実践しながら、自分なりの解釈や正解を見つけていきましょう。
3.インプットを継続する
動画編集のスキルやトレンド、ソフトはどんどん新しいものへと移り変わります。そのため、数年前の知識のままで仕事をしていると、スキルが変わってなくても、求められている水準に届かなくなることもあります。

変化の早い時代においては、学び続ける人だけが生き残れます!
日々新しい知識をインプットしながら、新しいスキルを身につけて、クライアントの期待に応えられるようにしましょう。
動画編集初心者にありがちなミスを改善し、上級者を目指そう

本記事では、動画編集者にありがちなミスを「スキル編」と「対応編」に分けて、14種類解説しています。初心者のうちは、誰しも似たようなミスが多くなりやすいため、どんなポイントでつまづきやすいかを知っておくことが、ミス防止には最適です。
細かなミスを無くしていくことは、クライアントから信用・信頼を頂くことにつながっていきます。

クオリティの高さも重要ですが、基礎・基本はもっと大切ですね!
ぜひ、動画編集・納品前に本記事をチェックリストとして活用し、一つでも多くのミスを減らしていきましょう。
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